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2022-05-27

旅(Journey)&作品(Works)・ バルト三国の旅(Northern Europe & Baltic States+Helsinki)




<向日葵と、バルト三国+ヘルシンキの旅について>













今回の作品は「ひまわり畑」”Girasole” 。

イタリアの向日葵をイメージした小品、鎌倉の個展に描き下ろした作品です。(F4サイズ)




個展も終わり、旅行記に戻るにあたり、今思うところを。

今の旅行記はバルト三国の旅の途中。原稿を準備した後で、このような事態になりました。

2019年夏の旅では、ソ連からの抑圧の歴史を垣間見ました。
自由になった喜び、美しさを感じると共に、町にロシア語表記や文化が溢れている事への違和感。
常に「ロシアの影」があり、それを不気味に感じました。
数日間の駆け足の旅。何も理解しておらず、想像するしかなかったけれど。


「バルトから見た歴史だけを知るのではなく、客観的にもっと勉強して再訪しなければ。」
そう思いながら帰国しました。
今の平和をひっそりと謳歌している町々を歩き、共感せざるを得ない部分が多かったのですが。

平和な世の中になって本当に良かった、と思いながら、何処か紙一重で危ういものも感じました。

本当に色々と考えた、今までにない旅でした。

あの時に出会った人々は、今何を思っているのでしょう?
人にはそれぞれの信念と思いがあります。誰が悪いのでもありません。
なのになぜ、人はこのように争うのでしょうか?一日も早く、こういう事態は止めて欲しい。


私が旅行記に書いている2019年夏、平和に穏やかに見え、瑞々しかったバルトの国々。
それはきっと、危うい基盤の上に成り立っていたのだろうけれど。

世界にあの平和と美しさが戻る事を祈って、当時のバルトの旅行記をそのまま続ける事にします。





2021-10-01

旅(Journey)・ 十字架の丘(リトアニア)/バルト三国+ヘルシンキ Ⅵ("Hill of Crosses” -Northern Europe & Baltic States+Helsinki Ⅵ)




<十字架の丘 Hill of Crosses>





 




ヴィリニュスの北西に位置する巡礼地「十字架の丘」。

地方都市シャウレイ郊外の平原の中。 ヴィリニュスからラトヴィアに向かって国境近くまで車で数時間走ると、
無数の十字架が立つ丘が突然現れます。ドラマチックで独特の景観。

大国の支配の抑圧への抗議と鎮魂が発祥。


現代の旅人も、十字架を残していきます。入り口で購入し、名前と願い事を書いて十字架を立ててゆきます。
各々がそれぞれの想いで、お土産を買ったり、記念写真を撮ったり。笑顔も溢れている観光地です。

サンチアゴ巡礼のマークもあり。バルト三国から北スペインに向かうルートもあるのでしょうか?

このような巡礼地を気軽に訪れて良いのか?とも思いましたが、現代のリトアニアにとっては、観光という
手段を使って復興していく事と、世界に歴史を知ってもらう事が大切。
 
旅では、文化・アートと共に、人々の思いも想像しつつ、歴史も学んで行きます。



【以下ガイドブック等を引用】

「十字架の丘」は、リトアニアの歴史の中でも大切な、国を象徴する場所。2008年には世界遺産にも登録され、
「十字架の国」を象徴する最大の聖地となっている。
1831年のロシアへの蜂起の後、処刑や流刑にされた人々の鎮魂の為に次々と十字架が立てられた。
そうしてこの地は抑圧された民族・宗教の象徴となり、ソ連時代には繰り返し撤去もされたが、人々はその都度
新しく十字架を立て続けた。
現代では、バルト三国きっての観光地ともなっている。


【アクセス】

ヴィリニュスからバス4時間または列車で2時間半(いずれも一日数本)のシャウレイの郊外15KMにある。
シャウレイからラトヴィアのリガまでもバスあり(2時間半程度。本数は少ない。)
公共交通機関で個人で日帰りするのは1日がかり。
Vilniusからの日帰りツアーや、Vilnius-Rigaを移動しつつ他の場所も立ち寄る1日ツアーが便利。
宿泊ホテルで車を手配するサービスもあり。















































































2021-09-03

旅(Journey)・ トラカイ・リトアニア(Trakai, Lithuania)/バルト三国+ヘルシンキの旅Ⅴ



<トラカイ>









30以上もの湖に囲まれた町、トラカイ。

かつてはリトアニアの首都がおかれていた町。湖に浮かぶ城の佇まいは絶景。自然公園として景観も保護
されています。

湖畔のカフェから湖に浮かぶ城を眺めるのは至福のひととき。湖の上を城まで行く道のりが一望出来ます。


この半島では「カライメ」の集落もみる事が出来ます。
今でも200人ほどが民族性を守りながら暮らしています。3つの窓が並ぶカラフルな伝統住居は独特の家並。
キビナイのお店も点在(窯で焼いた半月型のミートパイの民族料理)。 



***
トラカイ城は、14世紀後半に大公が建設した城。その後廃墟となっていたものが、1961年から復元が始まり
当時の姿を取り戻した。

カライメ=15世紀に大公の招きでクリミアから傭兵として移住した、トルコ語系の人々。

***


【アクセス】

ヴィリニュスよりバス(一時間に1~2本)、または列車(一日数本)で30分程度。
そこから1.5KM(徒歩30分、又はCITYバス)で城に到着。途中には城址跡やカライメの集落が点在する。
時間が許せば道程のどちらかはCITYシャトルバス、片方は30分かけてカライメの集落をみながら歩くのが
おすすめ。
ヴィリニュスより半日ツアーもあり。











<トラカイ城>








































<城の博物館にて>










<カライメの集落>























<湖畔の公園にて>













2021-08-20

旅(Journey)・ ヴィリニュス(リトアニア)Ⅲ/バルト三国+ヘルシンキ Ⅳ(Vilinius Ⅲ -Northern Europe & Baltic States+Helsinki Ⅳ)





<Vilniusのアート・スポットについて>








<ヴィリニュスの街角>






ヴィリニュスのアートについて少し。博物館、美術館や工芸等々の写真を。




*国立博物館では、リトアニアの歴史と文化、民族について学ぶ事が出来る。























*現代アートのMO美術館(MO Muziejus)では、1950年代から現代にいたるリトアニアのモダンアートの展示。


























*工芸とデザインの博物館にて。











*カッコいい現代アートの展示ポスターを見つけるも、次の目的地へ移動後の開催。
リトアニアの「今」に興味あり、面白そうな展示だった、残念。












*そして手仕事。織物や工芸で名高いバルトの国には、リネン(麻)のお店も点在。リトアニアのリネンは、
以前から気になっていたもの。








 





*旧市街で見つけたミニシアター。(人形劇?)






  






*ウジュピス共和国

町はずれの「ウジュピス共和国」もアーティスティックなスポット。

もともとは労働者・職人が住んでいた地区に、ソ連時代後期からその独特の雰囲気を好む芸術家や学生が
住み始めたとの事。
以前は治安が悪かったものの、近年は整備されアート関係のフェスティバルも開かれ、「芸術共和国」として
独立宣言も行われた。39条の憲法があり、プレートに多言語の翻訳と共に掲げられている(日本語もあり)。






























<「共和国憲法」のプレート>





























ちなみにリトアニアは、美人が多い事でも有名。確かに。美しいのが当たり前過ぎて
感覚が麻痺するくらいでした。







2021-07-23

旅(Journey)・ ヴィリニュス(リトアニア)Ⅱ/バルト三国+ヘルシンキ Ⅲ (ViliniusⅡ-Northern Europe & Baltic States+Helsinki Ⅲ)



<ヴィリニュス Vilnius>







<聖アンナ教会>





ヴィリニュスは深い緑に囲まれた首都。旧市街は広々としたクラシックな街並。

リトアニアは「十字架の国」とも呼ばれています。
他のバルト三国と比べると、ゴシックの尖塔もなく柔らかい印象のバロックの町。

(ヴィリニュスは、雰囲気的には「ゴシック」ファッション的なイメージも感じました。十字架が多いから?)

東方教会の影響も色濃く、宗教美術もイコン的な印象。

そんな雰囲気を垣間見られる写真を、何回かに分けて紹介して行きます。




*街並*














<国鉄駅にあったオブジェ>
かなり衝撃的。ヴィリニュスの現代アート?

  




*大聖堂*

奥の建物。ギリシャ神殿のよう。














*聖ペテロ&パウロ教会*

バロックの町ヴィリニュスを代表する建築。











内部は白い漆喰の彫刻群。(2000以上の彫刻。)















 *聖アンナ教会*

ゴシックのレンガ造り。フランボワイヤン様式。













*ゲディミナス城と塔*






 












<塔からの眺め>









*夜明けの門* 

旧市街の入り口の城門の上に造られた礼拝所。
内部には聖母のイコンがあり、信仰を集めている。



















 








*老舗ホテル Narutis*

16世紀に大学の宿泊所として建てられた、由緒あるホテル。SPAもあり、優雅な時間。

























*ヴィリニュス大学、大統領府界隈*


この辺りも雰囲気がある。大学と同じ敷地内の聖ヨハネ教会の塔からの街並の眺望も美しい。

言語学部のホールには「四季」のフレスコ画。自然崇拝時代の生活を描いたもの。


















 










2021-06-11

旅(Journey)・ ヴィリニュス(リトアニア)Ⅰ/バルト三国+ヘルシンキ Ⅱ (Vilinius-Northern Europe & Baltic States+Helsinki Ⅱ)


 


<ヴィリニュス Vilnius Ⅰ>








<正教会>





北欧を目指し、北へ。

2019年7月。本日現在、私にとってヨーロッパ最後の旅。
降り立ったのは未知の国、北の美しい街。リトアニアの首都ヴィリニュス。

様々な歴史の足跡を残す敬虔なカトリックの国。バロックとゴシックの香り漂う街。クラシックと現代の交差。
ここから更に北上して行きます。フィンランド・ヘルシンキへ向けて。



リトアニアは神秘的な国。敬虔なカトリックであると同時に、昔からの自然崇拝も残っています。

バルト三国の一番南に位置し、ラトヴィア、ポーランドとロシア、ベラルーシに囲まれた一国ですが、15世紀には
ヨーロッパ最大の公国だった事もあります。 
ドイツ、ポーランド、ロシアとの戦いを争いを繰り返したのち、1940~はソ連の支配下に。1990年の自由化と共に
独立し、バルトの国々のひとつとして歩んでいます。

そんな歴史がクラシックな街並に染みこんでいます。



脳裏に残像の残る、印象的な旅でした。今にして思えば、あの日々はなんだったんだろう?

立ち寄ったスポットを、何回かに分けてご紹介します。







<アートな地区、「ウジュピス共和国」界隈>














<聖アンナ教会(ゴシック・フランボワイヤン様式)>



























<目抜き通り(ディジョイ通り・ピリエス通り)界隈>













<バロックの白亜の教会「聖ペテロ&パウロ教会」にて>












<国立博物館の展示>





















































<中央市場>




















































































<「ウジュピス共和国」エリアにて>