2012-12-28

旅(VIAGGIO) ・トスカーナ(ITALIA) / ルッカ(LUCCA)



LUCCA(ルッカ)。 イタリア・トスカーナ地方の小都市。フィレンツェから電車で1時間半程度のところにあり、その起源は古代ローマ以前・エトルリアにまで遡る中世の街です。

荘厳なロマネスクの教会が立ち並ぶ、城壁に囲まれた美しい街です。 趣ある旧市街には、プッチーニの生家があります。

数年前の年末に二度目の訪問をしました。気ままに街歩きを楽しむのが目的。
旧市街と建築を味わいながら街を散策し、レストランをチェックしたり。広場にはスケートリンクが設置され、子供たちが遊んでいます。

そうしているうちに、あっという間に日が暮れて。 暗くなった街はイルミネーションがキラキラと美しく、とてもロマンチック。

チョコラータ・カルダ(ホットチョコレート)の看板に魅かれ、素敵な佇まいの小さなワインバー「ENOTECA CALASTO」に吸い込まれました。
イタリアのCIOCCOLATA CALDAは、チョコレートをそのまま溶かした濃厚な飲み物。 芯から温まります。ラム酒とかリキュールの入ったものもあり。 ラム入りのチョコラータは最高でした。

壮麗な大聖堂(DUOMO)、サン・ミケーレ・イン・フォロ教会。トスカーナ・ロマネスク。ローマ円形劇場跡に作られた、アンフィテアトロ広場も不思議な空間です。

幸せなトスカーナ。大好きな場所。 美しい風景と街並、芸術品、朗らかな人々、おいしい食べ物、そしてワイン。

イタリアの小都市は、美しく、おいしく楽しく生活感に溢れています。 街並自体が博物館のようであり、建築や工芸等々、美術品で溢れかえっています。そんな中で生まれ育ち、当たり前に普通に暮らしている人々は、根本的に美意識・感覚が違って来るのだろうな。

教会前の広場に座って、自然に楽しげに行き交う人々を眺めながら、いつもつくづく思います。

イルミネーションが美しい、イタリアの年末。

 


<大聖堂 DUOMO>

ロマネスク様式の11世紀から13世紀にかけて建てられたドゥオーモ。ファザードの下層は3つのアーチ、上層は3段の美しく繊細な小アーチが並びます。内部では素晴らしい絵画を見る事が出来ます。








 
 
 
 
 
 
 
 
<サン・ミケーレ・イン・フォロ教会 (San Michele in Foro)>

ファサードがとても美しい教会。ドゥオーモと同じくロマネスク様式の典型。ファザードから側面までもアーチで装飾されています。
上部のアーチの装飾を見上げていると、空とのコントラストがあまりに美しく、見飽きる事がありません。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


<サン・フレディアーノ教会 (Chiesa di San Frediano)>

12世紀の建築。ファザードはドォーモなどのロマネスク様式とは違い、中央の付柱で上下が分かれていて、下部はシンプルな美しさ、上部はきらびやかなモザイクが施されています。




 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
 
 <アンフィテアトロ Anfiteatro(円形劇場)広場
 
もとローマ劇場だった広場。中央に立ち見上げると、広場が360度建物に取り巻かれている風景がとても印象的。円形劇場だった部分を基礎に、中世になって建物が建てられました。現在は1階はショップ、2回から上は普通の住居になっているようです。
 
 
 
 
 
 





















ホテル “LA LUNA” お薦めのレストランは、昼・夜と2件制覇しました。

 
 
 "Locanda di Bacco"



 
"Baralla dal 1860"
カルチョーフィのリゾット
 
 
 
 
 
 "ENOTECA CALASTO"
ラム入りのcioccolata calda
 



 


 夜は街中をイルミネーションが彩ります。














 
 
 




 

 

2012-12-26

展示情報 / EXHIBITION (m-act展・神楽坂)


m-act新春フラスコ展 @ 神楽坂フラスコ ("Frasco" / Kagurazaka)

 

 

新年明け、新春の神楽坂にて展覧会を開催します。 仲間とのユニット(m-act)の、恒例の冬のお祭り企画です。

m-actは、絵や立体・おもちゃなど、自由な作品を発表するアート集団。 気の合う仲間の集まりで、それぞれが自由に創作活動を行いながら、
年に数回、展覧会を開催しています。
個性的な作品や様々なコラボレーション、触って遊べるアート等が並びます。 恒例の「神楽坂マップ」も配布。

今回は、「神楽坂ヨコロジー」yocologyの参加企画です。
ヨコロジーは、神楽坂のギャラリーやカフェ・雑貨店の集まりで、「散歩しながら路地裏を楽しむ」というコンセプトのもと、各店舗が趣向を凝らした
楽しい企画を行っています。

地図を片手に、新春の神楽坂をまわってみませんか?
今回は、各店舗でオリジナルくじを用意しています。 もちろん私達も!

ヨコロジー会期中はカフェもやります。 寛げる空間で、温かい飲み物やワイン、お菓子を用意してお待ちしてます。


m-act新春フラスコ展

2013111日(金)~16日(水)12-20時、最終日は18時まで
神楽坂フラスコにて
http://www.frascokagura.com/


神楽坂ヨコロジー

2013112日(土)~14日(月・祝)
http://yocology.com


 

 

Our event “m-act New Year Exhibition @Frasco” will be held at Kagurazaka from Jan.11(Fri) to 16(Wed), 2013.

"m-act" is a group of artists, who freely creating various genres of art-works; paintings, photographs, crafts etc.  We sometimes get together and give exhibitions. The art show at “FRASCO” is our annual winter festival.

This year this is also a program of the event “Kagurazaka Yocology” (consisting of some galleries, cafes, boutiques at Kagurazaka). Each of them planning interesting event respectively, and during this period (Jan.12-14), we can enjoy them with a map in one hand.

We will open “Café Frasco” and will serve wine, hot drinks and handmade sweets. 
Let’s enjoy our event together!  We are awaiting our visit.

“m-act New Year Exhibition @ FRASCO”
Jan.11 (Fri) – 16 (Wed), 2013 2 12-20PM (Jan.16, until 18PM)
http://www.frascokagura.com

Kagurazaka Yocology
Jan.12(Sat) – 14 (Mon), 2013
http://yocology.com

 
 
 
 
Notre exposition “m-act Nouvelle Année @ Frasco” aura lieu à Kagurazaka du 11 (Ven) au 16 (Me) 2013.

“m-act” est un groupe des artistes, qui librement font des peintures, photos, des ouvres d’art variés, etc. Nous sommes des amis et de temps en temps nous nous rassemblons pour faire expo. La fête à Frasco, c’est notre festival annuelle d’hiver !

Cette fois, nous allons participer à une festival “Kagurazaka Yocology” (un groupe des galleries, cafés, boutiques de Kagurazaka). Pendant le période du 12 – 14 janvier, on peut apprécier des programmes vairés et interessantes en se promenant avec le plan de Kagurazaka.

Nous allons ouvrir le “Café Frasco” et servirons du vin, boisson et patisseries.
Nous attendons vos visits !  On va se divertir ensemble ?

“m-act Exposition de la Nouvelle Année @ FRASCO”
11 jan.(Ven) – 16 jan. (Me)  2013  2 12-20PM (16 jan. jusquau 18PM)
http://www.frascokagura.com

Kagurazaka Yocology
12 jan.(Sa) – 14 (Lu),2013
http://yocology.com



 

2012-12-22

旅(VIAGGIO) ・イタリア(ITALIA) / CHRISTMAS




年末が近づいて来ました。

フィリッパ・ジョルダーノのアヴェ・マリアやトゥーランドットなどを聴きながら、イタリアに想いを馳せています。
きっと今年も、クリスマス・イルミネーションがきれいだろうな。

キラキラ、キラキラ。街中がイルミネーションに彩られ。
イタリアの夜は、音もなく静かに更けていきます。



Joyeux Noël  ! /  Merry Christmas  ! / Buon Natale !






フィレンツェのクリスマスツリー。DUOMOの横に飾られていました。





ミラノでも、DUOMO広場の中央に。















ミラノの夜。 赤、紫、青、黄、緑・・・・・ イルミネーションの色が少しずつ変わって行きます。









ミラノ。イルミネーションに飾られた路面電車。













ミラノのDUOMO(大聖堂)




 


2012-12-17

作品 / WORKS (ラルチザン・パフュームPARIS)

ラルチザン・パフューム表参道本店4周年に寄せて

 
 
今年もそろそろ終わりに近づいて来ました。

たくさん旅をして、いろいろな出来事や出会いがあったり、このBLOGを始めたり。エキサイティングで素敵な一年でした。
特に、ラルチザン・パフュームでの2回の展示は思い出深いものとなりました。

今年の11月、ラルチザン・パフューム表参道店の4周年を記念して、FACEBOOKに絵とお祝いのコメントを掲載していただきました。 以下に引用します。
絵は、今回の為に描いたもの。ラルチザン・パフュームのパリ・マレ地区のお店です。

 

******************************************************************************



 
 

私がラルチザン・パフュームと初めて出会ったのは何年も前、パリのマレ地区でした。

散歩中に見つけた白い魅惑的なブティック。 ちょっと秘密めいた雰囲気に吸い込まれるように中に入り、個性的な香水達を体験するうちに、自分の香りを選んでみようと思い立ち。 そうして出会ったのがla Chausse aux PapillonsTimbuktuでした。

それ以来ラルチザンの1ファンだった私に、転機が訪れたのは2年前の7月。

突然一本の電話があり、新作の香りTraversée du Bosphoreの為にイスタンブールの絵を描いて欲しいとの依頼を受けました。

フランスの香水の為に旅の絵を描く。 ワクワクするようなお話と丁寧で真剣な口調に、良く理解もせずお受けしてから詳細を伺ったところ、なんと憧れのラルチザン。 しかも私の愛用のTimbuktuと同じ調香師の作品との事。ドラマティックな出会いでした。

あれから2年。 シチリア(Mandarineマンダリン)、そしてスペイン(Séville à l’Aubeセヴィーヤ・ローブ)とコラボをさせていただきました。 そこには常に運命的なものがあって、両方ともまさにその地を再訪する直前。 出発を前にしながら懐かしいその地を描くのは、まるで心だけが一足先に旅立ったかのようでした。

人と自分の感性が共鳴すると感じる瞬間はとても幸せです。ラルチザンは常に、私にその感覚とインスピレーションを与えてくれます。

人と同じように、香水にもストーリーがある。 香りを纏い、そのストーリーを楽しむ事を覚えました。 香りの魅力と、自分の想い。そして、彼の地への憧れと郷愁。

これからもラルチザンは次々と新しい芸術品を作り続けていくのでしょう。
永遠のParfumラルチザン・パフュームに寄せて。4周年おめでとうございます!

Atsuko K.

**********************************************************************************




2012-12-06

作品 / WORKS ("Siena", Italia)



SIENA / Piazza del Campo シエナ・カンポ広場 

 
以前の作品。 絵葉書をみて、空からの眺めをイメージして描きました。 
シエナは永遠のモチーフ。 いつも戻りたい場所の一つです。
 
 



It's my work of some years ago.  With a bird's-eye view, according to a post card. One of my eternal city where I'm always dreaming.

Ho fatto questa pittura tanti anni fa, secondo una carta postale che ho comprato a Siena. Mi le piace molto e  sempre mi sogno di ritornare li. 



2012-12-02

作品 / WORKS ("Taormina" SICILIA)

<タオルミーナ (シチリア) / TAORMINA>

 
 
昨年の夏、ラルチザン・パフュームのMANDARINEのディスプレーに向けて、半日で即興で描いた小品です。
大好きなシチリア。 そこを何度目かに訪れる直前の依頼で、旅立つ日を楽しみにしながら描きました。
 
  




Ce tableau a fait à la demande de l'Artisan Parfumeur pour la promotion de “Mandarine” l’année dernier. (Je l’ai fait à l'improviste pendant quelques heures.)
La Sicile que j'adore toujours.  J’ai reçu sa demande juste avant de partir en Sicile 3eme fois.
 


This is my work "Taormina / Sicilia" at the request of l'Artisan Parfumeur for the promotion of "Mandarine" last year.  (I made it impromptu, for some hours ...)
My favorite place Sicily.  I received the request just before the departure of my trip to Sicily.





2012-11-29

神楽坂情報 (グルメ / GOURMET)

「ル・クロ・モンマルトル」 "LE CLOS MONTMARTRE" (フレンチ・ワインビストロ)


 

神楽坂にフレンチがまだ今のようには多くなかった頃からあるお店。フランスのビストロそのままの雰囲気とお料理、そして味。
フランス人ソムリエのデュラン氏が開いたビストロです。

ランチにグラスワイン付というその頃では画期的かつフランス的なメニューにひかれ、土曜の日仏学院の授業の後に友人と通いました。ワインが大好きになり始めた頃でした。

居心地の良さについ長居してしまい、気付くとデュランさんやスタッフの方々が賄いランチをしていたり(それがおでんだったり)^^;  気さくなお店。

あれから何年も経ちましたが、今でも通い続けています。おいしいワインを飲みながら安心して寛げる一軒。








“Le Clos Montmartre” (Kagurazaka)         http://www.leclosmontmartre.com/


C’est un restaurant français d’un sommelier M.Durand, vraiment comme un bistrot en France.

Il y a plus de dizaine d'années, ce restaurant a ouvert.  Dans cette époque, à Kagurazaka, la plupart des restaurants n’avait pas encore existé comme aujourd’hui.  
“Le menu déjeuner, un verre du vin inclu” de Montmartre était  très rare et remarquable, et je le visitais très souvent avec des amis après la classe de français de samedi matin à l’Institut.
Dés cette période, ce bistrot toujours sert le vin et des plats authentiques dans l’ambiance très française.  

Des années ont passé, mais j’y vais encore souvent, comme avant.  Un bistrot authentique, chic et sympatique.









<七面鳥のロースト、ラングドックの赤>














































<テーブルクロスは
フランス伝統のプロヴァンス柄>