2020-10-30

お知らせ Information


<お知らせ>











すっかり秋になりました。
新しい毎日にも少しずつ慣れ、小さな楽しみ、幸せを見つける事も覚えました。

秋晴れの日には、空が青くて高い。淡いVIOLETブルーかな。うーん、薄紫とウルトラマリンを混ぜて、
薄く溶いた水彩絵の具の色?


ブログではいつも、こんな感じで自分の気持ちを綴っています。

このブログを最初に始めたのは2012年、ラルチザン・パフュームとのコラボを始めた時でした。
アーティストとして、まずは発信する事が目的。絵、写真、そして私の旅について。



ここでひとつ、ご報告です。 

今までの数年は、週に一回、金曜の夜にアップする事にしていましたが、今後は、当面は定期投稿は2週間に
一度とする予定です。タイミングは引き続き、金曜の夜に。

ここで一段落して、少しずつ形を整えて行くつもりです。内容をより充実させ、読み易くしたいと思います。 

旅の記事では、大好きな場所をもっと伝えられるように。今までの旅の記録をフィルム写真と共に綴る事は、
長年の夢です。 


BLOGへの新規投稿時には、自身のFBページ「Atsuko K.色彩の旅 "Les Voyages des Couleurs"」 
https://www.facebook.com/atsukokart にてもご案内しますので、FBユーザーの方は宜しければ「いいね」登録
をお願いします。

展示ご案内その他も、不定期でアップして行きます。展示情報は右部の「Exposition 展示情報」コーナーに
記載します。


こうやって、新しい日常に向けて始動して行きますので、今後ともお付き合いいただければ幸いです(^-^)


どうしたらより良いものが出来るのだろう?などと考えながら。自分も含めて皆が、少しずつでも幸せな
気分になれる事を見つけて行きたいなぁ。と。

そうこうしているうちにきっと、季節は冬に向かうのでしょう。今回は、秋の神楽坂の写真と共に。






























2020-10-23

旅(Voyage)・ モロッコ(Maroc)Ⅹ / マラケシュ情報(Marrakesh/Information)


<マラケシュ情報>













モロッコの旅・マラケシュ編。情報も少しだけアップします。



【レストラン】 

ホテルの近くの「アン・デジュネ・ア・マラケシュUn Déjeuner à Marrakesh」 

Moderne Maroccan Cuisine現代モロッコ料理

フランス人オーナーのリアド “Riad Signature”のおススメのお店。オードブル盛り合わせはスパイスのきいた
ラタトゥイユ的。ワインもちゃんとあります。

https://www.undejeuneramarrakech.com/

基本的には、食事はリアドでいただいていたので、ちゃんとしたレストランに行ったのはここだけ。


















【ショッピング】 

モロッコと言えば、雑貨のお買い物。バブーシュ(スリッパ)や陶器・ガラス、布。それとアルガンオイル。
スークは興味深いもの達で溢れ、点在するセレクトショップには、なかなかチャーミングなお土産もいっぱい。
大物(革のクッションとか家具、絨毯)は買えないけれど、見るのも楽しいです。

*バブーシュ(モロッコ伝統の革の履物。室内用・屋外用があります。踵を折って履きます。)

お約束のバブーシュは、スークの端っこにある「Maison de Baboucheメゾン・ド・バブーシュ」で大人買い。


日本のガイドブックに掲載の店、品揃えが多く、ある程度は信頼出来そうかな?と。

日本人オーナーのセレクトショップ「ミチAtelier + Michi」も素敵でした。こちらもスークの中。




<スークにて>









<スークの中のバブーシュ屋さん>







<メゾンドバブーシュにて>








<メゾンドバブーシュ>






*セレクトショップ

「33 Rue Majorelle」  
マジョレル庭園の向かいにある、洗練のセレクトショップ。
お洒落なモロッコが見つかります。モロッコの物価を考えると、ヨーロッパ向けかなー?という高めの価格帯でしたが。

新市街ゲリーズGuelizのRue de la Liberteには、楽しいセレクトショップが並びます。
「Côté Sudコテ・シュード」や 「Maison Rouge メゾン・ルージュ」、「Orientalist オリエンタリスト」
GuelizにはMACMA美術館(Musee D’art et de culture de Marrakech)もあります。
モロッコの伝統民族・ベルベル人、特に女性の写真が多く展示されていて、興味深い展示でした。 




























【宿泊】

モロッコと言えば、宿泊はやっぱりリアドで。
リアドは邸宅を改装したプチホテル。モロッコでは近年ブームで、フランス人やイタリア人が経営する
リアドも多く、こだわりの内装も魅力です。クラシック、モダン・アラビック、ベルベル様式ETCと、


目くるめく世界。
中庭を囲むように部屋が配置されていて、趣向を凝らしたインテリアの中で食事が楽しめます。

外界に向けては簡単な扉一つのみで、一歩入ると外からは想像もつかない別世界、秘密の園。

マラケシュのリアドは星の数ほどあると言われる中で、ガイドブックとWEBで探しました。
年末年始だったので、超人気リアドは半年前でも満室だったり長期でないと受け付けてもらえなかったり。
その中で、何とか2件をキープ。

前半3泊は Riad Signatureリアド・シグナチャー。メディナの中、フナ広場にもBahia宮殿にもアクセス良し。
すっきりとして洗練された隠れ家です。フランス人オーナーのフランソワにアドバイス等々をもらって町へ。
フランス的?な視点のアドバイスは、欧州旅行に慣れている私には、分かり易く役立ちました。夕食とグレー
ワインVin Grisも美味。

リアドのネコとカメレオンの「レオン」とも遭遇。



































<カメレオンのレオン>

私が「名前は?」と尋ねたら、その場で名前がつけられました。。(笑)

















<この子は名前があったけど、「レオン」の衝撃で忘れました。。>









<リアドの前で扉が開くのを待つ猫達>













後半2泊はRiad Arganリアド・アルガン。年末年始はこちらで。

モロッコ的クラシックは、たまらなくエキゾチック。メディナの中心にありながら静かな、フレンドリーで
アットホームなリアド。 

Riad Signatureで3泊した後、Essaouiraへ1泊旅行へ。マラケシュに戻って2泊はArganへ。
この2件は徒歩5分以内で、荷物の移動もばっちり。






<Riad Arganの扉>

リアドは路地奥にある事が多く、
扉はこんな感じで、わかり難いです。
(これは名前表記もはっきりしていて、まだ分かり易い。)




































































2020-10-16

情報 / アート(Information sur beaux-arts)・「モネとマティス - もう一つの楽園」@箱根、ポーラ美術館 /“Monet & Matisse - Visions of the Ideal“ ”Monet et Matisse - Les Paradis artificiels” @ Pola Museum, Hakone



<モネとマティス - もう一つの楽園>

@箱根・ポーラ美術館 6/1 - 11/3 (日本語は下部に掲載:)

*Exposition “Monet et Matisse : Les paradis artificiels“ Le Musée d’art Pola, Hakone / 
*Exhibition “Monet and Matisse: Visions of the Ideal“ Pola Museum of Art, Hakone 

I’m uploading some photos of Hakone. Texts are currently only in Japanese. 
English explanation can be found in the HP of the museum → https://www.polamuseum.or.jp/english/exhibition/20200423s01/ 



















<ポーラ美術館・森の遊歩道>





久々に箱根へ。 
ポーラ美術館「モネとマティス、もう一つの楽園」展を鑑賞しました。
展覧会について、箱根の写真と共にアップします。

この展覧会は、アンスティテュ・フランセ(日仏学院)のアートクラスのテーマで取り上げられていたものです。
授業では解説やディスカッションで掘り下げました。
モネとマティスの共通点や違い、どこが興味深かったか、また、どちらの「楽園」がより好みか、ETC。 

授業での研究や、自分の大好きな画家達の「モネとマティスの楽園」というテーマはとても興味深く。
箱根という場所での展示のコンセプトと、周辺の自然に魅かれて箱根行きを決めました。


19~20世紀を代表するクロード・モネ(1840-1926)とアンリ・マティス(1869-1954)という2人の
画家を取り上げた展覧会。この二人を組み合わせている展覧会は斬新で、二人の共通点やコントラストに
焦点を当てつつ、それぞれの個性を紹介しています。 

モネとマティスは、庭や室内空間を自ら思うままに構成し、現実の中に「楽園」を創り出してそれをモチーフと
しました。

近代化の進む中、モネは田舎へ移りジヴェルニーの庭に池を造り、植物を育てて睡蓮の連作等々をひたすら
制作しました。

一方、北フランスから南仏に移り住んだマティスも、自身の愛するテキスタイルや調度品を室内に自由に飾り、
女性像と共に描き続けました。(マティスの故郷はテキスタイルで名高く、憧れや造詣が深かったとの事。)

この展覧会では、彼らがどうやって「楽園」を創り上げ、作品へと昇華させていったのかを検証しています。
たくさんの魅力的作品や資料が鑑賞出来ます。


その楽園は、彼らのモチーフ、制作場所であると共に住処でもあります。 

そんな理想空間に身を置き描き続けた画家達の事を考えながら、箱根の自然を歩き、楽園を想った時間でした。 


(ちなみに、副題の邦題は「もう一つの楽園」ですが、 英語では“Visions of the Ideal“、仏語では
”Les Paradis artificiels”(=造られた(人工的な)楽園)となります。 ”artificiel” には様々なニュアンスも
あり、とてもフランス的。タイトルの付け方には各々の国の文化が感じられて 興味深いです。
こんな点についても、また書いてみたいと思っています。 )


そして、展覧会鑑賞後は、美術館併設の「森の遊歩道」へ。いろいろな植物とも遭遇。心地よい自然の中を歩き、
リフレッシュしました。
 
シャンパンゴールドのススキの原野に埋もれ、画家達の事、絵や写真・自分の行く道を想い、何も考えずに
ひたすらシャッターを押した一日。

こうやって、日常の中の幸せを発見し、身を任せているうちに、どんどん秋も深まって行きます。


「モネとマティス - もう一つの楽園」11月3日まで。 


2020-10-09

旅(Voyage)・ モロッコ(Maroc)Ⅸ / マラケシュ・美術館(Marrakesh/Museums)




<マラケシュの美術館について>







<メゾン・ド・ラ・フォトグラフィーの屋上から>



マラケシュは美術館・博物館の宝庫。

数か所しか行きつけませんでしたが、その中で気になったところからピックアップして、ご紹介します。 
他にも民族や歴史、そして工芸(タピスリー)博物館等々、マラケシュには素敵な場所が点在します。
そちらも今度、機会があれば。



【イヴ・サン・ローラン美術館】

https://www.museeyslmarrakech.com/en/

マジョレル庭園の隣にある美術館。イヴ・サン・ローランに関する資料の展示があります。

デビューしてから引退するまでの歴史と、デザインしたオートクチュール作品、デッサン等々。
サンローランのデッサンやクロッキーも観られます。時には企画展も開かれるとの事。

パリにいるかのような、とことん優雅な空間。ゆったりとマジョレル庭園を堪能し、併せて鑑賞するのが
おすすめ。


































































<マジョレル庭園内>







【マラケシュ写真博物館】 

http://maisondelaphotographie.ma/ 

メゾン・ド・ラ・フォトグラフィー。旧い邸宅を改装して造られた博物館。
1870~1960年の間に撮影されたアーカイブコレクションが展示されています。人物を中心に、人々の表情や
昔ながらの暮らしを垣間みる事が出来る素敵な写真ギャラリーです。中庭を囲んで各階に展示室が広がる、
小さいけれど心地よい空間。屋上のテラスも気持ち良く、旧市街を見渡す事が出来ます。 

モノクロの写真が、雰囲気を添えています。写真好きにおススメのスポット。ミュージアムショップでは
写真やポストカードを購入する事も出来ます。











































































【MACMA美術館(Musee D’art et de culture de Marrakech) 】

http://museemacma.com/?lang=en



新市街、ゲリーズGuelizにあります。ショッピングと一緒に立ち寄れる場所。

こちらも、私が行った時は写真の展示をしていました。特に、モロッコの伝統民族・ベルベル人、特に女性の
写真も多く展示されていて興味深かったです。 

民族衣装と装飾に身を包んだ姿は誇り高く、どちらかというとシャイな印象でしたが、それだけに神秘的で、
とても美しく魅力的でした。

そして、帰国後もずっと、写真の中の彼女らの眼差し、佇まいが気になっています。