2025-04-27

展示情報(EXHIBITION)・恵比寿「アメリカ橋ギャラリー」 終了しました、ありがとうございました。


<「色彩の旅 2025 〜軌跡〜 」、無事に終了しました。 >











恵比寿での個展も、無事終了しました。


お越しいただいた皆様、お気にかけて下さった方々、支えてくださった皆様、
ギャラリーの方々や友人達、 
そしてオープニングで演奏してくださったAuthentic Midget Orchestra のお二人、
本当にありがとうございました。

おかげさまで、皆様の温かさに包まれた、感慨深く思い出に残る、幸せな個展となりました。

(会場風景等の写真を少しアップします。)


個展までに至る道のりは、とても大変でしたが、刺激的でやり甲斐があり、
ワクワクする時間を過ごす事が出来ました。

それと共に、次回への新しい課題も山積みですが、これからも自分の感性と気持ちに従って、
たくさん制作して行きたいと思っています。


「自分は自分のままで」「とにかく出来る事をやる」のと同時に、 
自分の幅や表現出来るものなどを、拡げたり進化させたりしながら、頑張って行きたいと思います。 


次回の個展は11月26日〜12月1日、鎌倉「水平線ギャラリー」を予定しています。
引き続き、何卒よろしくお願いします。 

どうもありがとうございました。感謝を込めて。








































































































































































2025-04-06

旅(Voyage)2024 / イエール2 / 陽光を求めて南仏へ(Hyères, Provence/ France)2



<Hyères 案内>












この町は、イエール諸島へ行く為の中継地として訪れる人が多い場所ですが、この街自体がとても魅力的です。

旧市街の町並みは南仏でも屈指の美しさと言われています。

あちこちでアートを感じられる、芸術的な町です。 旧市街の麓の新市街には19世紀の瀟洒な邸宅が点在し、そちらもとても素敵な雰囲気。 













旧市街散策は、入り口の門(ポルト・マスィオン Porte Massillon)を入り、石畳の道を上って行きます。
タンプル騎士団の塔 Tour Templiersがある旧市街広場を抜けて、石畳の坂道を丘の上の城跡まで。

途中には、中世の教会(サン・ポール教会)やルネッサンス時代の邸宅、花が咲き乱れる庭園など、絵になる風景が広がっています。 







ポルト・マスィオン Porte Massillon












<旧市街の中心、タンプル騎士団の塔 Tour Templiers>


































<サン・ポール教会>


























































丘の上、城壁近くにあるヴィラ・ノアイユVilla Noaillesは現代アート好きなら必見!

との事でまずは突撃したのですが、なんと休館中。。。建物の周辺だけグルグルとまわりました😢

フランス最初期のモダニズム建築。
ピカン、コクトー、ジャコメッティらの作品が観られるほか、デザイン、モードの展覧会会場にもなっているとの事。

「これはもう一度来いと言う事かしら? 」
と、初日にして早くも街が気に入った私は、再訪を心に決め、ゆったりと街を散策。

旅は、少しくらいやり残した事もある方が、また来る理由になるのでした。


















<ヴィラ・ノアイユ Villa Noailles











<丘の上、城砦跡からの眺め>


















フラミンゴが生息する自然保護区の塩田で自然と戯れたり、古代ギリシア都市の名残であるオルビア遺跡群など、周辺には見どころもたくさん。 







<塩田>
フラミンゴとは会えず。。。











<オルヴィア遺跡>





新市街にも、素敵な建築や邸宅が点在しています。
普段着の南仏、暮らし易そうな街だなぁ、と感じました。また絶対に来たい場所です。










<イエールへのアクセス>

マルセイユから鉄道、トゥーロンからは鉄道(約20分)またはバス(約40分)
サントロペからバスで1時間半程度(交通状況による)、一日数本。

鉄道駅から旧市街まで徒歩で約15分程度。 町中心部から鉄道駅、港へはバス便も多く便利。
トゥーロン、サントロペからのバスは町中心部まで行きます。  



<レストラン>

「ル・ジャルダン」 
素敵な庭やオープンなレストランで、カジュアルで本格的なプロヴァンス料理がいただける素敵なお店。 
前年にイエールを旅したグルメな友人のオススメでもあります。



<観光案内>

イエールの街には、在仏25年以上の日本人女性が在住していて、周辺の観光案内を日本語で発信して下さっています。
(以前はイエール観光局勤務) 
私もそれを参考にプランを考えたのですが、素敵な情報ばかりでとても助かりました。

その方に、なんと現地で偶然お会いする事が出来ました!

最終日、オルビア遺跡から戻るバスを待っていた時。
一緒に待っていた現地女性が、なかなか来ないバスに痺れを切らしてヒッチハイクを始めた(!)のですが、
停まってくれた真っ赤な車が彼女でした。 

私が東洋人なのに気づいて停まって下さったとの事。
「ずっとこの町に住んでいるんですよ☺️」とのこと、もしかして?と伺ったら、先方もびっくり。

素敵な出会いでした。旅は常に、偶然と運命、そして嬉しい驚きの連続ですね。
駅まで送っていただき、連絡先を交換。そうして交流が始まったのでした。


イエールやボルム・レ・ミモザへいらっしゃる方には、参考になる情報が満載です!

https://www.facebook.com/bonjourhyeres

https://mimosa-tourisme.jimdofree.com/





2025-03-07

旅(Voyage)2024 / イエール1 / 陽光を求めて南仏へ(Hyères, Provence/ France)1




<Hyéres les Parmiers>











Hyéres, en Provence (France). 
プロヴァンスの田舎町・イエール。 
美しい島々・イエール諸島への船が出る海の近くの町。ギリシャからの歴史がある旧い街です。

ヤシの並木やブーゲンビリアで彩られた印象的な町は、南国ムード満点。 Hyéres les Parmiers の名がぴったりです。

6月の南仏は、ブーゲンビリアが満開明るいマゼンタ色、大好きな花。 
年間晴天日が300日近いというイエールは、南仏最古の保養地とのこと。


ここでは旧市街横のアパルトマンに滞在しました。
南仏のアパルトマンで暮らすように過ごしてみるのが、この旅の目的のひとつなのでした。

ブーゲンビリアや花々の咲き乱れる素敵な旧市街を散策したり、フェリーで島に渡ってみたり。
ギリシャの遺跡に埋もれたり、自然保護区の塩田で野鳥と出会ったり。

まさに地上の楽園。陽光と色彩の中、観光化されていない南仏の日常を垣間見ました。


ブーゲンビリア溢れる大好きな町。これからたくさん描いて行きたいと思っています。








































































































































































2025-02-18

旅(Viaggio) / Sicilia / Ceramiche “Testa di Moro” シチリア陶器「テスタ・ディ・モーロ」について



 <シチリア陶器と「テスタ・ディ・モーロ」>









シチリア島は陶器の名産地。
陶器の街カルタジローネをはじめ、島中にカラフルで魅力的な陶器が溢れます。
伝統的デザインから現代陶器まで、色とりどり。


今回は、その中でもシチリアならではのデザインの一つ「テスタ・ディ・モーロ」について。
シチリアを歩いていると必ず見かける、男性と女性の頭の置物です。


風光明媚で歴史あるリゾート地タオルミーナでは、様々な種類のシチリア陶器と出会えます。
お土産物から本格工芸品まで。陶器好きにはたまらない町です。


テスタ・ディ・モーロのあるバルコニーは、シチリア的風景。
こちらは伝統的なデザイン。シチリアの強い日差しと濃厚な文化を感じます。

この濃さがたまらなく魅力的✨うーん、シチリアへ行きたい。



テスタ・ディ・モーロとは:
ムーア人男性とシチリア人女性の頭のペアの置物。

シチリアがアラブ人(ムーア/モーロ)に支配されていた時代。
あるムーア人男性がシチリア人の美しい娘に恋をし、2人は共に過ごすようになります。

しかし、男性には実は故郷に祖国に妻子がいて、それを知った娘は、裏切られた怒りと悲しみ、
そして諦め切れない愛の為、男性が眠っている間に首を切り落としてしまうのです。

彼とずっと一緒にいられるようにと、娘は自分のバルコニーに男性の頭を置き、バジルを植えました。
そのバジルがあまりに立派に育つため、近所で評判を呼び、皆が同じようなアラブ人男性の頭の形をした鉢を
陶器で作らせるようになりました。

これがテスタ・ディ・モーロの起源と言われています。

何とも中世&シチリア的な、物騒で濃い話ではありますが💦
その置物が大人気で、現代ではシチリア中に溢れているというのも、いかにもイタリア的な話かと。

そしてその濃さの魅力が病みつきになり、旅人はシチリアを目指すのかもしれません。






















<現代陶器バージョン>













<下は3本足の「トリナクリア」>
同じくシチリア名産のシンボル















































































シチリアは陶器の宝庫。街角で見かけたものも少しアップします。