les Voyages des Couleurs
Atsuko K. 色彩の旅
2023-11-23
2023-10-26
徒然なるまま、音楽への想いについて。
<音楽について。子供の頃の思い出>
音楽をかけながら、絵を描くのが好きです。
音楽は全然わからず、好きかどうかだけが判断基準。楽器には全く縁がなく、未知の世界。
だからこそ、好きな演奏やアーティストへの憧れがつのります。
音楽で人を癒したり勇気づけたり、その時の気持ちに共鳴したり。そんな事が出来る人々はすごいなぁ、と。
私は音楽とは(絵やスポーツとも)全く関係のない家庭で、何一つ専門的にやらずに育ちました。
でも、最近ふと思い出した事があります。
私の姉はずっとピアノをやっていました。高校時代には、歌手を目指しているクラスメイトとバンドを組んでいて、
二人は頻繁に私の家(鎌倉)で練習していました。
そのお友達の、あまりに素晴らしい歌声を聴きながら、小学生の私は(分からないなりに)心を震わせ。
二人に隠れてピアノの横の階段に座り、こっそりとジワっと感動していました。時には何故か泣きたくなりながら。
姉の伴奏で歌う、「美しい音」という名を持つ彼女の声の美しさに。
ハイファイセットや「翼をください」など、未知の「大人の世界」もそこで垣間見ました。
彼女はその後、プロの歌手となりCMソングを中心に歌い、「コマーシャルの女王」として一世を風靡しました。
誰もが知る素晴らしい活躍、テレビで彼女の声を聴かない日がないくらい。
(今はもうCMはやっていないけれど、”MINEHAHA”という、ずっと語り継がれる伝説的な歌手となりました。)
(今はもうCMはやっていないけれど、”MINEHAHA”という、ずっと語り継がれる伝説的な歌手となりました。)
その事を、ほとんど忘れかけていたのだけれど。
最近ライブでいろいろなアーティストの生の歌声を聴き、心が震えると思い出します。
小学生の時、日常的にそんな贅沢な経験をしていた事。そしてそれを「当たり前」と思っていたのだと。
一瞬でいいからあの頃に戻って、あの素晴らしい歌声をもう一度生でゆっくり聴いてみたい。と思う今日この頃。
子供の頃に刷り込まれた貴重な思い出や感覚は、一生の宝物になるのかも。
子供の頃に刷り込まれた貴重な思い出や感覚は、一生の宝物になるのかも。
そして、その貴重な時期を今から取り戻すには間に合わないけれども、せめてこれからは、一つ一つの経験を
大切に味わいたいと。
いつか彼女のコンサートに行ってみたいと思っています。人生は思っているほど長くはないかもしれないので、
急がなければ。
(本文とは関係ありませんが、鎌倉の写真をアップします。子供の頃から親しんだ風景。
最初の写真は鎌倉の夏みかん。この子達は、雑司ヶ谷フレンチ・レストラン「オー・ボン・コワン」で
マーマレードになりました。)
2023-09-27
徒然なるまま、旅と帰る場所について。(コリウール)
<旅について思う事>
「旅は、帰る場所があるからこそ幸せを感じる」という言葉があります。
以前はあまりピンと来なかったけれど、最近なんとなく、心に沁みるようになって来ました。
旅から戻り、「お帰りなさい」と言ってもらえる時。
日本にある自分の居場所に戻り、じわっと幸せを噛み締める時間。
それがあるから、旅先で安心して幸せを感じる事が出来るのかも。
まあ私の場合、どこが「帰る場所」なのか?もうわからなくなっていますが。。。
フランスやイタリアなどの大好きな町々も、自分の場所と勝手に感じてしまうし😅
「自分の場所」と思えるところがいくつもあるのは、きっと幸せなんだろうなぁ。と思いつつ。
それと同時に、帰る事も何も考えずにただひたすら漂い、流れていくのも、旅の醍醐味ではあります。
そんな気持ちを胸に、私はまたしても旅に出るのでした。
写真は昨年訪れたコリウール。
NHK BS「マティスの旅」で観たそのままの、陽光溢れる街。私にとって特別な場所、大好きです。
でも、いつの日か、「自分の場所」と言えるようになりたい。
フランスやイタリアなどの大好きな町々も、自分の場所と勝手に感じてしまうし😅
「自分の場所」と思えるところがいくつもあるのは、きっと幸せなんだろうなぁ。と思いつつ。
それと同時に、帰る事も何も考えずにただひたすら漂い、流れていくのも、旅の醍醐味ではあります。
どちらが夢でどちらが現実なのか。そもそも、旅とはいったい何だろう?と思いつつ。
そんな気持ちを胸に、私はまたしても旅に出るのでした。
写真は昨年訪れたコリウール。
私は今、一年ぶりにこの町にいます。今回で五度目の訪問。いつも変わらない素敵な場所。
そしてたくさんの再会。
昨年よりも20日遅い時期で、空が少しだけ高いです。
大好きな教会の修復は続いていますが、鐘楼の足場は取れています✨
数日前に日本を出発し、バルセロナから国境を越えてここまで来ました。これから、昨年と同じように
フランスを北上していきます。
そして、親しみと同時に敬意も感じています。私のような観光客が、「自分の場所」などと気軽に
言ってはいけないという思いも。
でも、いつの日か、「自分の場所」と言えるようになりたい。
この街への想いと今年の様子については、帰国後にゆっくりと書きたいと思っています。
SNSには少しずつ写真をアップしますので、よろしければ☺️
SNSには少しずつ写真をアップしますので、よろしければ☺️
皆様、引き続きよろしくお願いします✨
2023-09-08
旅(Voyage)・ジブラルタル海峡とタンジェについて想うこと。(Gibraltar & Tangier)
<幻の旅・ジブラルタル海峡からタンジェへ>
![]() |
<モロッコ・エッサオウイラ> Essaouira, Morocco |
いつか、ジブラルタル海峡を渡ってモロッコ・タンジェへ行きたい。
と、何十年もの間、ずっと思い続けていました。
少し前に、NHK BSでマティスの旅の番組を観ました。
2020年春にとうとう実現するはずだったその夢はコロナで白紙になり、幻の旅となりましたが。
タンジェは憧れの地。ユーラシア大陸の端からモロッコまで流れて行く旅は長年の夢で、2020年春に満を辞して
でもやっぱり、いつか行きたい。それを目標に、心身を鍛えようとも思うのでした。
今回の写真は、2019〜20年の年末年始に単身で訪れた初めてのモロッコです。
冬なのでタンジェは諦め(良い季節に訪れたかったので)、4ヶ月後のジブラルタル・タンジェ行きの「予行練習」
あれから3年半。「幻のルート」は無理としても、アンダルシアからモロッコを歩く旅を決行する体力と気力が、
少し前に、NHK BSでマティスの旅の番組を観ました。
大好きなコリウールから始まったその番組に、いつの間にか魅入り。色彩と光のコントラストが美しい魅力的な町。
その後、舞台はジブラルタルを越えてモロッコへ。夢のような世界。
ジブラルタルからタンジェへ。
その後、舞台はジブラルタルを越えてモロッコへ。夢のような世界。
ジブラルタルからタンジェへ。
2020年春にとうとう実現するはずだったその夢はコロナで白紙になり、幻の旅となりましたが。
その旅は「マティスを追いかける旅」だったのかも。と改めて気づきました。私の原点の一つは、やっぱり
マティスにあったのかも?
タンジェは憧れの地。ユーラシア大陸の端からモロッコまで流れて行く旅は長年の夢で、2020年春に満を辞して
実行予定でした。
これ以上年齢を重ねると無理と、最後の冒険?くらいのつもりで意を決して決行するつもりでしたが。
思えば無謀な計画でした。それが白紙になってしまった今、諦めるしかないと思いつつ。その時に前のめりで
計画していたのと同じ旅程に、もう一度単身でトライするのは簡単ではないのです。
今回の写真は、2019〜20年の年末年始に単身で訪れた初めてのモロッコです。
冬なのでタンジェは諦め(良い季節に訪れたかったので)、4ヶ月後のジブラルタル・タンジェ行きの「予行練習」
としてモロッコを体験したいと、まずは無難な旅を計画。
マラケシュに飛び、カサブランカとアクセスの良い周辺都市を少しだけ。フランス語が通じるので技術的には
問題なく、移動も最少限で楽な旅のはずが、かなりハードで身が引き締まる思いをしたのを覚えています。
あれから3年半。「幻のルート」は無理としても、アンダルシアからモロッコを歩く旅を決行する体力と気力が、
いつか戻って来るのでしょうか(時間切れにならないうちに)。
とりあえずはフランス語をブラッシュアップしようと、フランスのラジオを流しながら絵を描いている毎日です😅
マラケシュ Marrakech
アイト・ベン・ハッドゥのカスバ
Ait-Ben-Haddou
エッサオウイラ Essaouira
エルジャディーダ El Jadida
カサブランカ Casablanca
2023-08-18
オフィシャル・サイトを開設しました!(油彩画家・Atsuko KAWAMATA)
<オフィシャル・サイトを開設しました!>
油彩画家・川又敦子 Atsuko KAWAMATAのオフィシャル・ホームページとして、新しいサイトを開設しました。
https://www.atsukokawamata.com
絵画作品と展示情報、絵の活動をご紹介するサイトとなります(日本語・英語・フランス語対応)。
こちらの現存ブログ 「Atsuko K. 色彩の旅」も、当面は引き続き運営します。こちらには旅を中心に、写真・
エッセイや思うところをランダムに投稿します。
2つのサイトをお楽しみいただければ幸いです。引き続きよろしくお願い致します!
(HPアドレスは本ブログの右欄に記載してあります。)
Artist-Painter Atsuko KAWAMATA’s official website site has been opened.
https://www.atsukokawamata.com
There, I’ll mainly introduce my works and exhibition information. (Japanese/English/French)
My existing blog "Atsuko K. Journeys of Colors" https://atsuko-k.blogspot.com will continue to operate.
2つのサイトをお楽しみいただければ幸いです。引き続きよろしくお願い致します!
(HPアドレスは本ブログの右欄に記載してあります。)
Artist-Painter Atsuko KAWAMATA’s official website site has been opened.
https://www.atsukokawamata.com
There, I’ll mainly introduce my works and exhibition information. (Japanese/English/French)
My existing blog "Atsuko K. Journeys of Colors" https://atsuko-k.blogspot.com will continue to operate.
I will randomly post photos, essays, and thoughts about my trip here.
I’d be glad if you could enjoy my 2 sites from now. Thank you as always.
Le site officiel du peintre à l'huile Atsuko Kawamata a été ouvert.
https://www.atsukokawamata.com
Là-bas, je présenterai principalement des œuvres et des informations sur des expositions.
Ce blog existant "Atsuko K. les Voyages des Couleurs" continuera à fonctionner. Je publierai des photos,
I’d be glad if you could enjoy my 2 sites from now. Thank you as always.
Le site officiel du peintre à l'huile Atsuko Kawamata a été ouvert.
https://www.atsukokawamata.com
Là-bas, je présenterai principalement des œuvres et des informations sur des expositions.
(Japonais/Anglais/Français)
Ce blog existant "Atsuko K. les Voyages des Couleurs" continuera à fonctionner. Je publierai des photos,
des essais et des carnets de voyage ici.
J'espère que vous apprécierez les deux sites. Je vous remercie comme toujours.
J'espère que vous apprécierez les deux sites. Je vous remercie comme toujours.
2023-08-11
徒然なるままに、好きな色で塗る事について。 “Painting with favorite colors”
<色を塗る事について>
![]() |
<制作途中の作品> 始めたばかりの作品。これからどうするか楽しみ✨ |
私は、鮮やかな色彩を使って絵を描きます。
「色彩」は、自分の中から自然に当たり前に出て来るものであり、それを使うのは楽しくエキサイティング。
意識せず出て来る感覚に従って、まずは直感だけで塗って行きます。
「いつからこういう色遣いの絵を描くようになったのか?」と質問されて改めて考えたのですが。
たぶん、物心づいた時にはこんな色を使っていました。(絵を描く機会はあまりなかったけれど、クラフトや
ファッション等々でも。)
小学校2年生?の時に「子供と思えない色彩感覚がすごい」と、大人(図工の先生?)に褒められた記憶があります。
その時は何の事か分からなくって「ふーん?」と思っていたけれど。
小学校4年生の時には、「海」の絵の課題で、海の底の世界をピンクで描き(竜宮城をイメージしたか?)、
海がピンクだという理由で、クラス全員の前で最低点をもらいました、泣😢
それがトラウマ→コンプレックスにもなり、私は大人になるまで絵を描きませんでした。
(もともと、そんなに絵を描ける子供でもなかったので)
それがたまたま、大人になってから絵を始めることになったのですが。
試行錯誤しているうちに、「好きなものを好きな色で塗るのがどんなに楽しいか」という事に気づきました。
それがトラウマ→コンプレックスにもなり、私は大人になるまで絵を描きませんでした。
(もともと、そんなに絵を描ける子供でもなかったので)
それがたまたま、大人になってから絵を始めることになったのですが。
試行錯誤しているうちに、「好きなものを好きな色で塗るのがどんなに楽しいか」という事に気づきました。
アートの場ではそれをやって良いのだという事も。
本能と気持ちの赴くままに、好きなものを好きな色で描く。当たり前ですが、そこには「常識」も「義務」も介在せず。
本能と気持ちの赴くままに、好きなものを好きな色で描く。当たり前ですが、そこには「常識」も「義務」も介在せず。
あるのは欲求のみ。
それに気づいてから私は自由になり、いろいろな意味で本来の自分に戻れたのかも。
そして、好きなもの=ヨーロッパを描き始めた時点から、私は夢の世界の住人になっていったのでした。
自分の経験を思い出して、今思うのは。
子供達には、「好きなものを好きに描く」事だけを教えるのが一番と考えています。(もちろん大人にも)
「常識的でなくてはいけない」「人と違う事に引け目を感じさせる」そんな時代はとっくに過ぎていると思いますが。
もう一歩進んで、「好きなものを好きな色で、好きな画材で塗る」そんな機会を作るだけ。大人はそれを見守って、
「常識的でなくてはいけない」「人と違う事に引け目を感じさせる」そんな時代はとっくに過ぎていると思いますが。
もう一歩進んで、「好きなものを好きな色で、好きな画材で塗る」そんな機会を作るだけ。大人はそれを見守って、
子供達とたくさん話し合いながらサポートするという教え方。
人は違って当たり前、それが素晴らしいのだから、個性を大事にすることが大切。
今ではそれを実践している方々も多いようですね。
私もそんな手助けをする機会があれば、どんなにワクワクするかしら☺️? きっと、素敵な大人やアーティストが
どんどん生まれて行くのでは✨✨?
ラベル:
アート(ART),
エッセイ・随筆(ESSAY),
絵(WORKS)
2023-07-28
作品/Works・旧港 / アンティコポルト(モノポリ・南イタリア)/Antico Porto (Monopoli, Puglia)
<旧港 アンティコ・ポルト(モノポリ)>
「旧港 / アンティコ・ポルト(モノポリ)」“Antico Porto (Monopoli)”(油彩・F10号)
2022年7月のプーリアの思い出。真夏のモノポリで出会った大好きな風景を描きました。
真っ青な海と空、白い建物の素敵な旧い港町。
その風景のイメージは、帰国後プーリアを描き続ける中でどんどん変換されていき、
この作品は鮮やかな黄色になりました。
夏のプーリア、これからも描き続けていきます。
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アート(ART),
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