2024-11-28

旅(Voyage)2024 / サントロペ / 陽光を求めて南仏へ(St.Tropez, Provence, Côte d'Azur / France)



<St.Tropez>











南仏・サントロペにて。

長年夢みていた美しいリゾート地、一度は来てみたかった場所。
華やかな世界を垣間見ました。
たくさんのクルーズ船が停泊しています。

束の間、すっかりフレンチ・バカンスに染まっています。










































「優雅なバカンスは自分には縁がない、そういう場所に行くと天気に恵まれない。」
バカンス体質ではない私は、バカンス地というものを近年まで訪れずにいました。

それが、歴史とストーリーのあるヨーロピアン・バカンスを知ってから、雰囲気とその文化を味わいたい為に、
少しずつ訪れるようになりました。

それにも拘らず、サントロペだけは、そのアクセスの不便さと敷居の高さ?から足を踏み入れた事がなく。
城砦の山の上から、港を背景に旧市街と教会を臨むあの風景は、永遠の憧れでした。





















































今回思い切って、6月中旬のサントロペに一泊。

丘の上、城砦の麓にある小さな部屋に泊まり、街を見下ろしながら素晴らしい時間を過ごしました。
街中を何周もしながら、気に入った場所に何度も行き。ひたすら町並みを味わった二日間。

オシャレで軽快、華やかなリゾートの街並みは、こぢんまりとしていて楽しい雰囲気。セレブでなくても
楽しめる街です。

想像よりも親しみ易く、全体的には、人を寄せ付けないリュクスな空気は感じませんでした。
(グラン・メゾンは興味無いので近寄らないし、確かに物価は高いですが。。。)










































































右のハズレの静かな湾 漁師の居住ポンシュ地区La Ponche
埠頭の端まで歩き、喧騒を離れて町外れの静かな湾で一息。お気に入りの場所。













リス広場

遠目には一見、土埃のひどい広い駐車場のような感じで、なぜここが名所?と思ったけれど。
近づいてみたら、おじさま方が、時に土埃を立てながらペタンクに励んでいました!

美術館には、確かにそのシーンが描かれた作品も!(シャルル・カモワン作)




















カモワンの作品にもある “Cafe des Arts”











なぜか、モーターショー?開催中。








タルト・トロペジェンヌ

町の名物、タルト・トロペジェンヌ Tarte Tropezienne は、ブリオッシュにクリームを挟んだもの。
専門店で買った小さなタイプと、Sénéquierでトライしました。

サントロペの老舗カフェ、真っ赤なテントの「セヌキエ」Sénéquierは、町で一番のおしゃれスポット。
ここまで来たらやはり一度は、と言う事で。
(巨大なトロペジェンヌ Tropézienne Sénéquierは、美味しかったけれど三分の一くらいで充分な感じ。
価格は17ユーロでした!)






























<St.Tropez の名物カフェ、Senequier セヌキエ>











<街に数件ある Tarte Tropezienne屋>











<ミニサイズを購入、ホテルにて>


























一泊して満喫した翌日の夕方、町外れのバスターミナルから、次の目的地へ。
今回の旅のメインの一つ、イエールへ向けて。


<アクセス>

鉄道駅は無いので、公共のアクセスはバスかフェリー。
サン・ラファエルからフェリー(所要約1時間程度、冬期は無し)またはバス(1時間半)。








2024-11-15

旅(Voyage)2024 / コートダジュール・フレジュス / 陽光を求めて南仏へ(Fréjus, Provence, Côte d'Azur / France)



<フレジュス Fréjus>









サン・ラファエルからバスで20分。古代ローマからの歴史を持つ小さな町、フレジュスへ。


サントロペへ行く足掛かりとして、そしてフレジュスを訪れる為に、
私はサン・ラファエルで旅の羽を休めたのでした。

フレジュスは数々のローマ遺跡や教会・建築が点在する美しい町。
南仏らしくアート溢れる旧市街の町並みもチャーミングです。

南仏の普段着の田舎町。教会前の広場でのガレット・ランチと共に一休み。
「いかにも南仏」の雰囲気を味わいながら。

うん、こういうのが好きなんだなぁ。





















































<サン・レオンス大聖堂 Saint Léonce教会> 
5世紀の洗礼堂の上に建てられた、美しい教会。
12〜3世紀のロマネスクの回廊、鐘楼




























































街の郊外の山中には、ジャン・コクトーが最後に手がけたノートルダム・ド・ジェルサレム礼拝堂 
Chapelle Notre Dame de Jérusalem がひっそりと佇んでいます。

設計・装飾を手がけ、完成を見ずして他界したコクトーの壁画は、
その後に完成され、礼拝堂の内部を彩っています。
壁画には、コクトー本人と共に、パートナーであったジャン・マレも登場しています。

誰もいない山奥で大好きなコクトーを満喫しながら、しばし浮遊する時間。



































































































       
































































2024-11-12

旅(Voyage)2024 / コートダジュール・サンラファエル / 陽光を求めて南仏へ(Saint-Raphaël, Provence, Côte d'Azur / France)



<サン・ラファエル Saint-Raphaël>









南仏サン・ラファエル。

たくさんの青と白の世界。ヨットのマストの縦線が印象的な風景。

赤をほんの少しだけ差し色にして、たくさんの青で描いてみたい。












サン・ラファエルは、コートダジュールのはずれに位置する気軽なリゾート。 
プロヴァンス地方に属し、サントロペへのフェリーが出る港でもあります。 家族連れも多く、ゴージャス過ぎない
落ち着いた雰囲気がどこか安心。 

内陸にバスで数キロ入ると、古代遺跡もある旧い町フレジュスもあります。

ニースから鉄道で西に1時間。イタリアからニースを経てここまで来ると、フランスにいる事を実感します。

ニース界隈のイタリア的色彩からフランスへ。
フレンチ・トリコロールが鮮やかに映えるハーバーと街並みはクールでカッコよく、気持ちのスイッチがフランスに
切り替わります。 


夕方はハーバーのカフェで景色を眺めながら。朝の散歩も心地よく、フランスに戻って来た事を実感する時間。

コートダジュールのハーバーは、どこか懐かしく既視感があり、とても落ち着きます。
子供の頃から、ハーバーに馴染みと憧れがある生活だったからかも。逗子・葉山や江の島等々。


今回は、サン・ラファエルに一泊してフレジュスで遊び、翌日にサントロペへフェリーで渡るというスケジュールを
組んでみました。 そうやって、徐々に西へ移動して行きます。



(予約したフェリーが一旦運行キャンセルになる等々、フランス旅は常にトラブルが多くはありますが。。。
→すぐに運行復活で取り直し、払い戻しを港の事務所にかけあったり。)





<アクセス>

ニースから鉄道で約1時間。鉄道駅から港までは徒歩5分程度。

鉄道駅近くに、フレジュスやサントロペ方面へ行くバスのターミナルもあります。