2018-07-27

作品 / WORKS・シチリア島シャッカ / Sciacca (Sicilia, Italia)









<シャッカ / Sciacca>












地中海に浮かぶ島、シチリア島。 イタリアの最南端。

古くから様々な文明が海を渡り、ここで交差して行きました。
ギリシャ・ローマから、カルタゴ。 ビザンチン。 アラブ、北欧からノルマン、バイキングまでetc。
そして西欧の文明へと。 まさに「文明の交差点」です。
この島は、ここだけで完結している一つの世界。 もう一つのイタリア。


この絵は、シチリア南西部の町、Sciaccaシャッカを描いたもの。

南西部は、アラブの色濃い土地。 ここまで来ると、風に乗ってアフリカの香りもします。
シャッカは、トラパニやマルサラにほど近い、テルメ(温泉)と陶器で名高い海辺の街です。

9月のある日、この地を訪れました。 宿は「ロカンダ・アル・モーロLocanda al Moro」。

小さなロカンダ(B&B)ですが、徒歩1~2分のところにある同系列のレストラン「オスタリア・
デル・ヴィーコロ Hostaria del Vicolo」はイタリア中から人々が訪れる名店。 小さな店ですが
日本人の方も修行していて、たまたま日本からのワインツアーの方々とも遭遇。

この作品は、レストランと宿の間の道にある階段。
陶器の可愛らしい階段です。 とってもシチリア的な、印象的な風景。到着時、B&Bの場所が
わからずレストランに飛び込んで、ここを上って宿まで連れて行ってもらいました。 スタッフ
2人に荷物を持っていただいて。

階段と出会った時の小さな感動、はっと目を見開くような気持ち、そして嬉しさ。
そんなものの積み重ねで、旅は出来ています。

良く晴れた夏の日。 海辺の美しい遊歩道と街並、歴史ある温泉施設。 そして町中に溢れる
陶器のアトリエやお店。観光地ではない普段着のイタリア。 気さくで明るい素朴な人々。
長閑で美味しくゴキゲンな、魅力溢れる町。

またいつか、戻りたいと思いつつ。









2018-07-20

旅(VOYAGE)・初めての北欧Ⅶ・スウェーデン・ルンド(SWEDEN・Lund)




<スウェーデン、ルンド>













マルメの隣町・ルンドLundは古い大学の町。
小さな町ですが、かつては「西のロンドン、東のルンド」と並び称されるほどの繁栄を誇った大学都市
との事。現在も世界中から留学生が集まっているそうです。

大聖堂は12世紀建造のロマネスク様式、内部には15世紀から動き続けていると言われている素晴らしい
天文時計があります。時間も体力もなく、大聖堂周りの雰囲気だけ楽しみました。アートセンターや
博物館は断念。。

旧い街並、白亜の大学、花の溢れる町。
みんな公園やテラスでビール。いいなぁぁ。(=風邪で無言だし、せき込むので飲めない(T_T)

サクッとだけ回り、コペンハーゲンへ戻ります。列車で再び国境越え。橋を渡りデンマークへ帰国。
そうして北欧の旅もそろそろ終わり。日本へ帰って風邪を治さなければと(笑)









































































































































































































































2018-07-13

旅(VOYAGE)・初めての北欧Ⅵ・スウェーデン・マルメへ(SWEDEN・Malmö)






<スウェーデン、マルメ>












そしてスウェーデンへ。

コペンハーゲンから空港を通るローカル線で45分程度。スウェーデン第三の都市Malmöマルメへ。
ここまで来たらもう一ヶ国、という事で。

列車は30分に一本はあります。ちょうど東京から横浜・大船くらいの気軽な感じですね、コペンハーゲン
空港からは30分。買い物に国境を往き来する住人も多いそう。

(でも、スウェーデン入りにはパスポートコントロールがあります!要注意!!車内でちゃんと
巡回が。。(>_<) スウェーデン政府の方針で最近変わった?との事。スウェーデン→デンマークは
コントロール無し。(2018年5月現在))


Malmö駅を降り、運河を渡るとそこはもう旧市街。広場や教会の雰囲気を楽しみ、そして公園を通って
マルメ城Malmöhusへ。お堀に囲まれた、15世紀建造のルネサンス様式の城、今はゆったりとした美しい
美術館になっています。なかなか素敵な展示。

心なしか、デンマークより更に広々と透き通った雰囲気の町。水を感じ、樹々のざわめきに耳を傾けながら、
更に北に続いていく北欧に想いを馳せつつ、その空気を楽しみます。

中心部の、アートデザインセンターやら、街の美術館(ストックホルム美術館の分館・オレンジが素敵)やら、
そして雑貨のショッピングもちらっと楽しみつつ、カフェでコーヒーも楽しみ。北欧のコーヒーも美味♡








<マルメ城>
内部は美術館





































































































































<デザインセンター> 








































































































<マルメ城(美術館)内部> 




























































































<現代美術館>
(ストックホルム美術館の分館) 


































2018-07-06

旅(VOYAGE)・初めての北欧Ⅴ・デンマーク/コペンハーゲン郊外・ルイジアナ現代美術館(DENMARK・Louisiana Museum of Modern Art)





<ルイジアナ現代美術館 >
















コペンハーゲンの郊外、海辺に立つ、自然と建築の調和した広々と心地良い空間。

展示のみならず、その空間自体がアート。世界有数の美しい美術館と言われています。
庭園やカフェで寛ぐ人々。子供達用のワークショップスペースも魅力的。企画展が中心。

今回はピカソの陶器と20世紀前半に活躍したドイツ人女流画家Gabrielle Munter。

ミュージアムショップも楽しい。頑張って来て良かった。個人美術館なのに、すごい充実度です。
クロンボー城へ行く手前の駅Humlebækハムレベックで下車。