2014-02-28

五月の旅・4 (LE VOYAGE DE MAI) ・ フランスの海について / (ATLANTIQUE / BASQUE) 1




<バスク地方の旅 Pays Basque /  St.Jean de LuzとSARE村>







<サールSARE、バスクのテキスタイル店。>



 
フランスに入ると、雰囲気も色もかたちも変わります。
 
最初の街は国境に程近い町、サン・ジャン・ド・リュズSt.Jean de Luz。 ここも二度目の訪問。

海辺の遊歩道には、素敵な家並が並びます。 白い壁に、濃い赤や緑の木の梁や窓・バルコニーが特徴的な、バスクの建築。

フランスの太陽王ルイ14世がスペイン王女マリーテレーズと結婚式を挙げた教会があります。 歴史のロマンを感じさせる街です。
そのサン・ファン・バティスト教会は、意外にも素朴でシンプルな小さな教会。 内部は木のぬくもりが感じられます。木製のバルコニーと
木の彫刻に彩られた、温かい教会。

歴史ある町であると同時に、居心地良くこじんまりした可愛いリゾート地でもあり。 目抜き通りの商店街には、可愛らしく美味しそうな
お菓子屋さんが並びます。 特にマカロン。
と思ったら、ここは「マカロン発祥の地」とも言われているそう? ルイ14世結婚の際、フランス王家の引き出物として使われた為だそうです。

名産のバスク・ランジュ(布)のお店を覗いたり。 バスクのテキスタイルは、綿や麻の布にカラフルなストライプが特徴です。
オシャレで素敵なものが多く。 ショッピングも楽しい。
日本でも人気のカタルーニャ・セルダーニュ地方のETOILE DU SOLEILと並んで、フランスの名産テキスタイルの一つです。




 
 
 

<サン・ジャン・ド・リュズ、海沿いの遊歩道の建物>


 




 
 


 


サン・ジャン・ド・リュズを起点にバスや鉄道で小さな町々へ足をのばす事も出来ます。 リューヌ鉄道という観光列車もあり、沿線の
旅も楽しいようです。

と言っても、バスの本数も少なく不便な為、本当は車の旅がオススメ。 まあ、田舎町はどこもですが。
今回はアクセスが比較的良い村Sareを選び、バスで訪問(それでも一日に数本)。 バスクの民家が並ぶ、小さな可愛い村。
村外れまで行ってみたり、いろいろお散歩して、町のお菓子屋さんでガトーバスクを買い食いとか。本当に気ままな旅。

バスクの唐辛子の村EsperettoとかAinhoaとか、他にも可愛らしい村々が点在するBasque地方。
本当はあちこち行こうと思っていたのですが、アクセスの悪さ(タクシーすら少ない)に結局は断念し、次の街Bayonneでゆっくり
バスクを満喫する事にしました。村々は今度の楽しみに♡


 









<サール村から続く道 SARE>
















<サール村の中心の広場>




 












 
 






<サール>
広場の一角でガトーバスクを売っています。





 

<お菓子屋さんPATISSERIE。ガトーバスクを買い食い^^;>

























 







 
 

2014-02-21

五月の旅・3 (スペイン・バスク地方PAIS VASCO 3)



<スペインバスクの旅 Pais Vasco / サン・セバスティアンSan Sebastian>



 



<サン・セバスティアン San Sebastian ・コンチャ湾>
瀟洒なリゾート&グルメの聖地 



 
ヴィトリアVitoriaから列車に乗り、フランスとの国境近く、グルメの聖地サン・セバスティアンへ。
 
中世にはサンティアゴ・コンポステーラへ続く巡礼街道の中継地の一つでした。 そして19世紀にハプスブルク家の保養地となって
からは、瀟洒なリゾート地として名をはせています。

その昔に訪れた楽しい記憶から、今回は素通りの予定だったのがついつい1泊。 スペインバスクが楽しくて、なかなかフランスに
入れません。。。。
 
2つの丘から見下ろすコンチャ(貝殻)海岸。 帆立貝のかたちをしている事からそう呼ばれています。 新市街側の丘モンテ・イゲルド
にケーブルカーで上ると、その形が一望できます。
 
反対側の丘モンテ・ウルグルの麓に拡がる旧市街には、バルやレストランが乱立。 ピンチョスをつまみながら何軒もハシゴします。
まさにグルメの聖地。
 
そうやってスペインを満喫し、翌日はいよいよフランス入りです。




スペインとフランスの国境は、国鉄RENFEではなくEUSKO TRENバスク鉄道で越えるのが便利。
RENFEが一日数本なのに対し、バスク鉄道は1時間に数本あります、時間帯にもよりますが。30分程度でフランス国境の町、
HENDAYEエンダヤ/アンダイエに到着。SNCFフランス国鉄駅はすぐ隣。

ヴィトリアVITORIAからRENFEで到着し、翌朝に備えてわざわざ駅の隣のホテルに泊まったのに、結局は翌朝バスク鉄道駅まで
荷物を引きずって歩く事に(泣)。 うーん、いくら時間がある旅でも下調べって大切。。








 

<サン・セバスティアン旧市街とサンタ・マリア教会>
 
 
 
 
 
 


<旧市街の広場>
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 <街並と橋>
 
 
 
 
 
 
 
 

<モンテ・イゲルドよりコンチャ湾を見下ろす>
 
 
 
 
 
 
 
 

<モンテ・イゲルドのケーブルカー> 
 
 
 
 
 
 
 
 


<旧市街。バルやレストランが林立。> 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 





 
 
 


 
 
 
 
 
 


<国鉄RENFE駅> 

 









 



2014-02-16

展示情報 (EXHIBITION)・展示風景/kalokalohouse(茅ヶ崎)




「時間展」@カロカロハウスの展示風景です。

~2月25日(火)まで。お近くまでお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。

http://www.kalokalohouse.net



 




一つのテーマに基づいた展覧会は興味深いです。いろいろな解釈があるんだなーと、妙に納得。
それぞれの作家の、それぞれの「時間」。






中央に横並びの時計は、
数人の作家が同じ形の時計を使って制作したコラボ。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

<Atsuko K.>
イタリアの時計台の切り絵と
南仏の風景。
 
 
 
 
 
 
 

 
樹脂を使った作品。
魅力的です。
 
 
 
 
 

 


サン・キャッチャー
光を受けてきらきらと煌めきます。 
 
 
 
 
 



切り絵の作品。
ファンタジーとメルヘンの世界を感じます。 







フランスの香りがする彼女の作品は
いつも大好き。 
 
 
 
 
 




ガラス細工の素敵な時計。 

 
 
 
 
 

2014-02-08

旅行(VOYAGE) & 展示情報 (EXHIBITION) ・ 時間展によせて


 

<時間展@カロカロハウス>








<北イタリア ・ ウーディネ UDINE>

ヴェネツィア共和国の支配下にあった街。
ライオンのいる時計台。 
 
 
 
 

「時間」というと、やっぱり時計を思い浮かべます。

ヨーロッパの街角で必ず見かける古い時計。
大好きです。 文字盤やフォルムが特に気になります。

市庁舎や塔、駅舎、又は時計台として存在していたり。(たまに日時計だったりもしますが。)
ちゃんと動いている事もあるけれど、正確でなかったり全然違う時間を指していたり。
時には止まったままだったり。(いつから止まっているんでしょう?)

かつては人々はそれで時刻を知りました。 生活に必要だったもの。
その頃って、今より時間がゆっくり流れていたんだろうな。

各々が自分の時計を持つようになり、世の中には時計が溢れかえり、そして今では携帯電話も普及して、
時刻はいつでもどこでもわかるようになり。
そして、人々はそれに追われながら動くようになりました。

でも、古い時計は昔のままそこに存在し、人々の生活を見下ろしています。 
正確でなくても、たとえ止まっていても、長い年月そこに存在し、人々の時を見つめています。

現代の忙しく動く「時間」と、悠久に刻まれ続ける「時」、どちらも「時間」の概念。
そして、街角の時計はそれを象徴している気がします。

動いてこそ機能するものでありながら、止まっていても「時間」を想わせる不思議な機械。

私は古い時計のある街の風景が大好きです。 今回は、そんな風景を切り取って作品にしてみました。




写真はヨーロッパの街角の時計達、今回の制作のイメージに使ったものが中心。 (「時間展」の出展作品は
写真ではありません。)
油絵でもまた描きたいモチーフです。 大好きな「時計」モチーフは、インスピレーションが尽きません。



 
 
 
 

<ウーディネ UDINE>




 
 
 
 


<北イタリア ・ ブレーシャBRESCIA>

 
 
 
 
 
 
 


<ブレーシャBRESCIA>
 
 
 
 
 
 
 
 



<ヴェネツィアVENEZIA、サン・ジャコメットSan Giacometto教会>


ヴェネツィア本島最古の教会のひとつ。好きな風景です。
教会のファサードに大きな時計があるのは珍しいですが、
目の前が市場の為、ビジネス上のニーズから設置されたらしいです。
 
 
 
  
 


 
 
 
 

 
 
 





<ヴェネツィアVENEZIA・サンマルコ広場>
ヴェネツィアの象徴の獅子像








 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


<中部イタリア・オルビエートORVIETO>
 








 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

<南仏エクス・アン・プロヴァンスAix-en-Provence> 
 
  
 
 
 



<南仏・ソスペルSOSPELの日時計>

ニースからローカル線(TENDE線)で北上した山中の街







2014-02-03

展示情報(EXHIBITION)・FRENCH-DINING/神楽坂(KAGURAZAKA)

 
 
 

<フレンチ・ダイニングFRENCH-DINING@神楽坂>

 
 
 

 

<Place du Capitole, TOULOUSE>

南西フランス、トゥールーズ。
キャピトル広場のアーケードと天井画
 
 
 
 
神楽坂のレストラン「フレンチ・ダイニングFRENCH-DINING」にて、引き続き展示をしています。
今回趣向を変えて、その一角を写真の展示にしました。ソファー・スペースの雰囲気に合わせて。
まったりとワインを楽しみながら、寛ぎの一時をお楽しみください。
 
Je toujours expose mes oeuvres au restaurant “French-Dining” à Kagurazaka.
Cette fois, j’ai changé la decoration de l’espace fumeur. à mes photos.
Goûtez-les avec des plats et du vin très fins en relaxant sur le canapé, s’il vous plâit !
 
 

 

  
 
 

こんな雰囲気です。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
絵も引き続き展示しています。
Je continue d'exposer mes tableaux aussi.
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
  
 

 



<エッフェル塔の切り絵>
Decoupage / la Tour Eiffel

いつの間にか常設と化しています。。