2014-11-28

五月の旅・17 (LE VOYAGE DE MAI) / 北上してリヨンとペルージュへ (Lyon & Pérouges / Rhône-Alpes)




<リヨン&ペルージュ Lyon & Pérouges >

 


<ペルージュ Pérouges> 

 

 

気づくと、日本を発ってから半月以上経っていました。そろそろParisへ北上する事を考えつつ、Aix-en-Provenceから、
TGVにてLyonリヨンへ。 美しい旧市街と美食の街、そして大好きな織物美術館。


ここを起点に、les Plus Beaux Villages de France (フランスの美しい村)のひとつ、ペルージュPérougesへ。
ローカル線で約30分、駅から徒歩2km程度。ずっと訪れたかった村。 中世の面影が残る、丘の上の小さな村です(直径
200m程度?)。  数々の映画の撮影にも使われたそうです。

お天気の良い昼下がり、石畳の村の散策はとても心地良く。 名物のガレットの香りが漂う静かな村を満喫。

ペルージュPérougesの語源は中部イタリアのペルージャPerugiaと同じ。
というのは、古代ローマ時代にペルージャの人々がやってきて集落を作ったことが村の起源だからだそうです。 確かに、
心なしかイタリア的な雰囲気なのは気のせい^^;?


 
 

<ペルージュ Pérouges>
 
 
 

 
そして夕暮れのリヨンへ戻ります。
何度も訪れた街を再訪した時は、そこにそのままの姿である事を確かめて安心したら、後は何をするでもなく好きな
界隈をうろつくパターン。 この時も旧市街の散策と織物美術館、そしてブションでの郷土料理。 心なしか空気まで
濃厚で美味しく感じます。

さて、翌日は、アルプス方面へ西にむかって足を延ばします。 もう少し地方めぐりを。


<PHOTOS>


- ペルージュPérouges -

 
 
 










<les Plus Beaux Villages de France (フランスの美しい村)の看板> 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


<村の中心の広場>

 
 
 






 
 
 
 
 
 
 

 
 

 
 
 
 
 







































 
 
 
 
 
 
 



<名物のガレット>
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 

- リヨン Lyon -

 
 

 
 
 
 
 
 









<リヨンのブション街 les Buchons à Lyon> 
 
 
 
 
 
 






 
 

<レンズ豆&ジャガイモとポークのサラダ>








<フランスのレトロなキャラクター、ベッカシーヌBeccasine>
大好きです♡
 
 
 
 
 
  






 
 
 
 


 

2014-11-22

五月の旅・16 (LE VOYAGE DE MAI) / エクス・アン・プロヴァンスからムスティエ・サント・マリーへ(Moustiers-Ste-Marie/PROVENCE)


 

<エクス・アン・プロヴァンスからムスティエ・サント・マリーへ>

 

 

 

 

 

 


エクス・アン・プロヴァンスへ来ました。 緑の中に噴水の点在する、瑞々しく美しい街。ここで3泊。しばし羽を休めます。
宿は"Le Manoir"。 旧い回廊のある、もと修道院だった建物。
(エクス・アン・プロヴァンスについては、以前の記事もご覧ください。http://atsuko-k.blogspot.jp/2014/08/le-voyage-de-mai-les-vacances-aix-en.html

ここを起点に、以前から憧れていたムスティエ・サント・マリーへ。 景勝地・ヴェルドン渓谷の入口にある、焼き物
「ムスティエ焼」で有名な小さな村です。

エクスからバスで2時間、途中乗換えあり。 でも、実はバスは週に3便しかないのです。。。 行ったは良いけど、
3泊しないと帰れない―――
結局は、その後マルシェで仲良くなった日本人女性が、翌日ムスティエまで迎えに来てくれる事に。 私は安心して、
意気揚々とバスに乗り込み、一路ムスティエへ向かうことが出来たのでした。 人の温かさが身にしみる旅です。Merci !

(*数年前は2日に一本だったAix からMoustiersまでのバスですが、最近調べたら季節によっては土日を除く毎日
運航している模様。 ヨーロッパの田舎って、公共交通の時間帯や頻度はあまり変わらないのが普通なんだけど、
変わる事もあるんですね。。。今ムスティエに旅行するなら、少しは楽かもしれません。)




<ムスティエ・サント・マリー>

 

 






エクスからのバスは、Riezで乗り換え。 そこまでのバスは、私以外におばあさんが一人同乗していたのですが、
乗り換えてからは私一人、貸切状態。前の運転手さんが、私を引き継いでくれたかんじでした。 ここら辺はみんな
知り合いのよう。

そうしてようやく、憧れの地ムスティエ・サント・マリー(Moustiers-Ste-Marie)へ到着。
荒々しい岩肌の山と渓谷の地、その中にひっそりと佇む村。その絶景は、絵にも出来ない美しさです。

村を散策したり、少し離れて村の全景を眺めたり。 山の中腹にある教会から見下ろす景色も印象的。 路地に点在する
アトリエやお店、そんな風景もとても魅力的。 自然の険しさと、繊細さ・可愛らしさの共存する、素敵な村です。

伝統工芸の「ムスティエ焼」で名高く、博物館もあります。村中に工房やお店が並び、陶器好きには応えられないところ。

*ムスティエ焼
陶器に白い上薬をかけて美しく装飾したファイアンス焼の一種で、17世紀にイタリアから伝わった技法が発展、
フランス宮廷でも使用される高級陶器となる。 フランス革命以降衰退していたが、20世紀になり伝統工芸として
復活。 小さな村は工房・アトリエとお店で溢れている。 柄には花・植物や動物、その他さまざまな伝統模様や
現代模様、独自のデザインがあり。 私が特に気になったのは、マリーアントワネットもお気に入りだった
シノワズリ(中国模様)と気球。




<Moustiers焼> 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
さて、翌日。 約束の12時に彼女を広場で待つ私。本当に来てくれるんでしょうか?

来てくれなかったら困るなぁ、、

と、のんびり考えながら、なぜか、来てくれると言う信頼と確信があり。 そして約束の時間を少し過ぎて、ちゃんと
彼女が登場。

帰り道はあちこちを案内してもらいながらエクスへ戻ります。 Verdun渓谷の入口にあるサントクロワ湖(Lac de
Sainte Croix)や、ひなげし畑。 プロヴァンスの田舎の旅籠の庭でのランチ(仔羊のローストとロゼワイン)。
有名なショコラティエ「DOUCET」の本社工場や、郊外のワイン屋さん等々。 タンクで買うロゼの美味しいこと(試飲)!

プロヴァンスの田舎。 ヒナゲシ畑、羊飼いのおじさん、今でも目に焼きついています。 幸せな幸せな、素敵な想い出。
一生忘れる事はないでしょう。 Merci Beaucoup !



 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 





 
 







 
 
 
  
 



 
 
  
 

 
 
 






 
 

 
 
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


<宿泊したホテル La Bonne Auberge
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

<サント・クロワ湖 Lac de Ste-Croix> 

 
 
  

 
 


<ワインのタンク> 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
 

<サン・ビクトワール山(エクス郊外)> 
 
 
 
 

 
 

2014-11-14

五月の旅・15 (LE VOYAGE DE MAI) / プロヴァンス、ヴィルヌーヴ・レザヴィニョン(Villeneuve-les-Avignon/PROVENCE)





<ヴィルヌーヴ・レザヴィニョン Villeneuve-les-Avignon>

 







ローヌ川を渡った川向うの町、ヴィルヌーヴ・レ・ザヴィニョンVilleneuve-les-Avignonは。Avignonとはうって変わって
静かな、雰囲気ある田舎町です。 シャルトルーズ・デュ・ヴァル教会やサンタンドレ要塞とフィリップ・ル・ベル
(フィリップ美男王)塔等の見どころもあり、散策には最適。

 ローヌのこちら側の町は、中世には法王庁と対抗するフランス王の庇護下にありました。 サンタンドレ要塞は、
フランス王がローヌ川向うの教皇庁に対して権威を示す為に建てたとの事。 こうやってフランス各地に、中世の
いかめしい軍事的建物が点在します。

昔、初めてAvignonに滞在した時には、こちら側の町にあるホテル”Le Prieure”に3泊。 プロヴァンスの邸宅は
雰囲気満点で、中庭のテラスでのディナーで新鮮なフランボワーズをザクザクと食べたことを覚えています。

ヴィルヌーヴ・レ・ザヴィニョンはアヴィニョン市街からバスもあり、車でもすぐ(健脚で時間があれば徒歩でもOK)。
ゆったりとした南仏の田舎町の雰囲気を味わいたい場合は、こちら側に滞在してみるのもお勧めかも。





 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 


<ホテルLe Prieure> 
 
 
 
 
 
 
 
 

<対岸のアヴィニョンの景観> 
 









<ローヌ川に架かるサン・ベネゼ橋>