2020-05-22

旅(Viaje)・北スペイン~ポルトガルへ(desde Norte Espana hasta Portugal) Ⅳ そして国境へ Ⅰ




<国境の町:TuiトゥイとValença do Minhoヴァレンサ・ド・ミーニョ>










<ミーニョ川に架かる国境の橋> 





さて、北スペインからポルトガルの旅も続けて行きます。


ポンテベドラから、南へ。スペインとポルトガルの国境を目指します。

前にも書いたように、「国境オタク」でもある私は、ヨーロッパの国境を陸路で越える事に、至上の喜びと
ワクワク感を覚えます。(もちろん徒歩が一番ですが、バスか車、列車なら各駅停車でゆっくりと。)

サンティアゴ・コンポステーラからリスボンへ。この旅のハイライトは、実はこの国境越えだったのでした(笑)


Minhoミーニョ川を隔てて、スペイン・Tuy(Tui)トゥイとポルトガル・Valença do Minho ヴァレンサ・ド・ミーニョ
という2つの町が向かい合っています。
どちらも中世の宿場町。歩いて行き来出来るのです、歩きの国境越えはなかなか出来ない!

そして、トゥイにはパラドール、ヴァレンサにはポーサーダ(ポルトガル版パラドール)があるのです。
どちらに宿泊するか迷ったのですが、町のイメージと交通手段を考え、やはりヴァレンサへ。
(国境は、出来れば越えてから宿泊した方が、翌日の交通手段が楽です。国境を越える便は極端に本数が少ないので。)


初めてのサンティアゴ・コンポステーラ訪問の時から、何度も列車で通っているこの国境。

2回目はポルトガルからスペインに抜ける時。ガイドブックにも出ていなかった国境の町「ヴァレンサ・ド・ミーニョ」
の、強固な城塞を列車から垣間見て、激しく心惹かれました。あの中の街はどうなっているのだろう?と。

少し離れたスペインVigoとポルトガルViana do Casteloはその時に訪れているのですが、そうしてヴァレンサがその次の
目的地になったのでした。

それから20年以上。そうして辿り着く国境は、宿泊して、たっぷりと時間をかけて味わいます。


この2つの町は数百メートルの橋でつながっていて、5分程度で歩いて渡れます。エッフェルの手による二層構造
(上が鉄道・下が車両と人)です。

ヴァレンサのポウサーダにチェックインし、町を降りて橋まで数分。国境を越えてからスペイン・トゥイの旧市街
まで10分強。です。トータルで20分強?何度も行ったり来たり出来るなぁ。(笑)







<ポルトガル・ヴァレンサから国境の橋へ> 















<橋のたもと・ポルトガル側> 































<国境の印>
向こうがPT、こちらがES 



























<国境の印> 


























<橋の反対側、スペイン> 































<サンティアゴ巡礼街道の標> 
















<スペイン、トゥイ>
巡礼のシンボル、帆立貝のマーク 













<トゥイ大聖堂> 



























































<スペイン的街並> 














<トゥイの遠景>
ヴァレンサより











<ポルトガル・ヴァレンサ遠景>
トゥイより 



























<典型的なポルトガル的建築> 
デコラティブです。