<Vers le sud Ⅱ「そして南へ」/
モロッコ序章 Le Maroc, au delà de la France. /Prologue>
「そして南へ」。昨秋の神楽坂ミラボオでの、最後の個展のタイトルです。
神楽坂ミラボオの閉廊に際し、神楽坂での展示も一区切り。そして私は次に向かいます。
2020年は私にとって、いろいろなものが一区切りし、次のステップへ向かう年。身も心も、南へ。
そんな気持ちを表現する言葉として、これを個展のタイトルに選びました。
神楽坂ミラボオの閉廊に際し、神楽坂での展示も一区切り。そして私は次に向かいます。
2020年は私にとって、いろいろなものが一区切りし、次のステップへ向かう年。身も心も、南へ。
そんな気持ちを表現する言葉として、これを個展のタイトルに選びました。
そして、その思いを込め、2020年を迎えるに当たって、南へと旅立ったのでした。永年の憧れの地、
フランスのその先、モロッコへ。Le Maroc, au delà de la France.
マチスやフォーヴィズムの画家も憧れ、フランスから国境を越えました。そのエキゾチズムと光、そして
色彩に魅かれ、私もいつか訪れたいと。
マラケシュ、エッサオウィラ、エル・ジャディーダ、そしてカサブランカ。ツアーのように大移動もせず、
その地に滞在してひたすら浮遊する旅でした。
フランスのその先の異国。そこは、やはりヨーロッパではなく、アフリカ・アラブの地。それをじっくりと
噛み締めながら。