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2023-09-08

旅(Voyage)・ジブラルタル海峡とタンジェについて想うこと。(Gibraltar & Tangier)



<幻の旅・ジブラルタル海峡からタンジェへ>






<モロッコ・エッサオウイラ>
Essaouira, Morocco







いつか、ジブラルタル海峡を渡ってモロッコ・タンジェへ行きたい。

と、何十年もの間、ずっと思い続けていました。

少し前に、NHK BSでマティスの旅の番組を観ました。
大好きなコリウールから始まったその番組に、いつの間にか魅入り。色彩と光のコントラストが美しい魅力的な町。
その後、舞台はジブラルタルを越えてモロッコへ。夢のような世界。



ジブラルタルからタンジェへ。

2020年春にとうとう実現するはずだったその夢はコロナで白紙になり、幻の旅となりましたが。
その旅は「マティスを追いかける旅」だったのかも。と改めて気づきました。私の原点の一つは、やっぱり
マティスにあったのかも?



タンジェは憧れの地。ユーラシア大陸の端からモロッコまで流れて行く旅は長年の夢で、2020年春に満を辞して
実行予定でした。
これ以上年齢を重ねると無理と、最後の冒険?くらいのつもりで意を決して決行するつもりでしたが。

思えば無謀な計画でした。それが白紙になってしまった今、諦めるしかないと思いつつ。その時に前のめりで
計画していたのと同じ旅程に、もう一度単身でトライするのは簡単ではないのです。

でもやっぱり、いつか行きたい。それを目標に、心身を鍛えようとも思うのでした。



今回の写真は、2019〜20年の年末年始に単身で訪れた初めてのモロッコです。

冬なのでタンジェは諦め(良い季節に訪れたかったので)、4ヶ月後のジブラルタル・タンジェ行きの「予行練習」
としてモロッコを体験したいと、まずは無難な旅を計画。
マラケシュに飛び、カサブランカとアクセスの良い周辺都市を少しだけ。フランス語が通じるので技術的には
問題なく、移動も最少限で楽な旅のはずが、かなりハードで身が引き締まる思いをしたのを覚えています。

あれから3年半。「幻のルート」は無理としても、アンダルシアからモロッコを歩く旅を決行する体力と気力が、
いつか戻って来るのでしょうか(時間切れにならないうちに)。

とりあえずはフランス語をブラッシュアップしようと、フランスのラジオを流しながら絵を描いている毎日です😅






マラケシュ Marrakech

















































アイト・ベン・ハッドゥのカスバ
Ait-Ben-Haddou











エッサオウイラ Essaouira























































































エルジャディーダ El Jadida

































カサブランカ Casablanca






























2021-07-09

旅(Voyage)・ モロッコ(Maroc)ⅩⅥ / ベルベル人について




【 アマズィーグ(ベルベル人)について】








<アイト・ベン・ハッドゥのカスバ>







モロッコでは、ベルベルの女性の写真をあちこちで見かけました。

美術館の展示をはじめ、雑貨やファッションにも使われています。ベルベル人の文化、衣装や道具についての
展示も観られました。

下調べもせず知識もないままモロッコへ旅立ったのですが、短い旅の間にもベルベルの文化の香りを感じました。
それは誇り高く伝統的な印象。

ベルベルとアラブの文化の融合が、モロッコの魅力の一つです。次回行く時は、もっと勉強して現地に臨みます。


ベルベルの女性には美人が多いそうです。「セクシーで可憐で魅力的」。確かに。

男性は「勇気があり、頑固で怒りっぽい」との説。
サッカー・レアルマドリードの監督&フランス元代表のジュネディーヌ・ジダンはベルベルだそうです。納得。
2006年ワールドカップ決勝での頭突き事件を覚えている方も多いはず(笑)



文化や言語、民族の問題は深く難しいテーマです。
それだけに、観光であっても知識を持って臨む事が必要と思います。その土地や人々をリスペクトする上でも。

そういう積み重ねが、いつかどこかで繋がって腑に落ちる、そんな事もあるのかも。



以下は長くなりますので、ご興味ある方はご覧ください。WEBを参考に調べてみました。

<ベルベルとは>

ベルベル人とは、マグレブ(北アフリカ)の広い地域に古くから住み、ベルベル諸語を母語とする人々の総称。

北アフリカ諸国でアラブ人が多数を占めるようになった現在も一定の人口をもち、文化的な独自性を維持する
先住民族。

歴史的には、アラブ人がモロッコを侵略した後、ベルベル人は山や砂漠などに避難し都会から遠く離れた場所で
生活をして来たとの事。アトラス山脈には、かつてベルベル人が作った「カスバ」(城砦や邸宅)が数多く残って
います。

強いアイデンティティを持っており、独自の言語や文化があります。
モロッコ政府は、ベルベルの文化や言語を長年認めて来なかったが、2011年に漸くこれらを正式に認め、
公用語をアラビア語とベルベル語に改めました。

ちなみに、「ベルベル」はもともと「野蛮な」という意味から来ている為、ちょっと注意が必要。
(歴史上では良くある事だけれど。)

現代では一般的な名称になっているが、自らは「アマズィーグ」(誇り高き自由の民)と称しているとの事。

印象的で素敵な名前ですね。





<アルガンの実を剥く人達>
名産のアルガンオイルになる。































<ベルベルの女性>
マラケシュの写真美術館にて















































<ブティックで購入したポーチ>
ベルベル人のモチーフをあちこちでみかける。
エキゾチックで素敵。









博物館にて





















































2021-05-28

旅(Voyage)・ モロッコ(Maroc)ⅩⅤ / カサブランカ Ⅲ・工芸とイスラム模様(Casablanca Ⅲ)

 



<カサブランカ・イスラム美術、文様等々>

















カサブランカのモスクや博物館で見かけた工芸の写真をアップします。 

イスラムの魅力のひとつは、何と言っても建築と工芸。
永遠の憧れです。ゼリージュ(幾何学模様のタイル)や、大理石のカッティングワーク等々、
建築に使われている細部の魅力は計り知れず。

かつて南スペイン・アンダルシアでイスラム美術に魅了された思い出。その真髄を垣間見ました。

モロッコは工芸の宝庫。あちこちで見かけた素敵なものを、少しずつご紹介したいと思っています。













































































































































































2021-03-12

旅(Voyage)・ モロッコ(Maroc)ⅩⅣ / カサブランカ Ⅱ・ハッサンⅡ世モスク(Casablanca Ⅱ・Mosquée HassanⅡ)

 



<ハッサン2世モスク> Mosquée Hassan-II













カサブランカ最大の観光スポット、ハッサン2世モスク。

1986~94年にかけて建造された巨大なモスク。全土から数多くの職人を集めて建設。1全長200メートルもの
高さを誇る世界最大のミナレット(尖塔)が特徴的です。
モスクの礼拝堂には約2万5000人、敷地には約8万人を一度に収容することが出来ます。

海辺に張り出すように建造されていて、あたかも海に浮かんでいるように見えます。海辺の高級リゾートから
続く道、コルニッシュ通り沿いから観る夜景は夢のよう。


モスク外観には、職人の技術による素晴らしい装飾が施されています。伝統的な技法「ゼリージュ」は、
小さくカットされた施釉(せゆ)タイルを組み合わせて幾何学模様のモザイクにしたもの。
エメラルドグリーンがベースになっていますが、よく見ると赤や青や黄色など様々な色が散りばめられています。


モロッコのモスクには珍しく、内部はガイドツアーで見学出来ます。
内部の装飾や、地下のアブルーション(手や身体を清める泉。ハマムもある)も素晴らしく、隅々まで
溜息が出る細工が施されています。まさにモロッコの工芸の粋を極める建築。


20世紀終わり、現代の建築です。贅を尽くしたあまりの壮麗さから賛否両論だったこのモスクも、数十年後
の現代の佇まいはただ美しく。


出来る事なら、数百年後の姿を観てみたい。