<グラースの朝 / un matin à Grasse>
南仏・Grasse グラース。
コートダジュールの街カンヌに程近い、丘の上の小さな町。「香水の都」と異名を取る、フランス香水産業の中心地です。
山頂への坂道の左右に広がる、花に溢れた魅力的な旧市街の街並。フラゴナールをはじめとする香水メゾンや博物館。
訪れたのは5月初旬。 偶然にもEXPO ROSE(バラ博)の前日でした。丘の頂上近くのホテルに宿をとり、バラ博の準備に
忙しい町を散策。
町は既にバラで溢れ、お店にはバラを使ったグッズやら食料品やらが並んでいます。忙しい町を散策。
その中の1件のウィンドウに飾ってあったロゼワインの色とラベルに魅かれ、フラフラと入店。夜に一杯楽しみたいなぁ~
と、ハーフボトルの有無を確認する為に(笑)
もちろん、ハーフなんてなかなか売ってませんよね。。 肩を落として店を出ようとする私に、お店のムッシューが「では、貴女にはこれをどうぞ」と、飾ってあった一輪の
赤いバラをプレゼントしてくれたのでした。
翌日はEXPO ROSEの当日。 坂の上のホテルでゆっくりと目覚め、窓を開けると外は快晴。 薔薇に溢れた町の予感。
一輪のバラ越しに、グラースの家並の赤い屋根が見渡せます。
一輪のバラ越しに、グラースの家並の赤い屋根が見渡せます。
この絵は、窓辺の薔薇を主役にして、その時の気分を描いた小品。
バラは心なしか嬉しそうです。その時の私のように、そして子供のように(^-^)