2019-04-19

旅(Voyage)・2019年 新年の旅Ⅻ(les vacances de la Nouvelle An 2019)2019年1月5日土曜日、パリ / Samedi, le 5 janvier 2019 à Paris





<2019年1月、そして再びパリへ。>

















アントワープからパリへ戻り、旅も終盤です。

今回はセーヌ右岸・バスティーユ界隈の雰囲気を楽しもうと、「ホテル・ラントワーヌ」に宿泊。 スタイリッシュな
インテリアはクリスチャン・ラクロワのプロデュースとの事。

パリではいつもマレが中心で、バスティーユはさくっとしか散策しないのですが、この界隈もなかなか過ごし易いです。
良さげなカフェもあるし。

旅の終わりのパリでは、ピカソ展@オルセー以外は、何もしないでブラブラしようと決めていました。クリアランス
・セールの始まった町でお気に入りのお店を覗いたり、左岸と右岸を行ったり来たり♪
そうやって、のんびりとパリを満喫するつもりだったのですが。 今回はちょっと事情が違ってしまいました。

帰国直前に「黄色いベスト」デモの煽りを食らって、ちょっと大変だったのでした。
せっかく?なので、その時の状況を少し。


土曜の夕方、帰国直前、空港へ向かう2~3時間くらい前にサンジェルマン界隈へ行ったのですが。

オデオンでメトロを降りて改札に行こうとしたら、ホームまで白い煙がうっすら漂っていて、先に行った人達が口を
おさえながら引き返して来て「デモだ」と。
次の瞬間、眼と喉にすごい刺激を感じ、逃げた方が良いと思いました。

駅は閉鎖になり、地上に出たら、すごい混雑で、何十台のパトカーが走り回って混沌としてました。 信号もあって
ないようなもの。 危ない。 デモ自体の姿は見えず。

とにかく離れようと、セーヌ川を目指しました。 勘と記憶を頼りにノートルダム、そして右岸へ。 そのまま市庁舎
まで歩き、バスティーユのホテルまでメトロ1号線で移動。
途中、シャンゼリゼ界隈の駅々閉鎖になってるとのアナウンスありましたが、マレ、バスティーユ界隈は問題なし。

(数か所のデモ以外の場所ではみな普通に過ごしています。ホテルの人も、デモやってるの知らなかったし。)

ホテルから北駅までメトロ、そして鉄道でシャルルドゴール空港へ。
タクシーも考えましたが、通行止めに合うと返ってマズイと思い。こういう時は、そこら辺の判断も難しいですね。。

結局、問題なく空港に到着。 空港でニュースを見ながら、「あ~、あの時すぐ逃げて良かった」と、安堵したのでした。


以上、私の場合、飛行機に乗り遅れたくないと言う事情で焦っていましたが。実際どこまで大変だったのか?
わかりません。 不便はあっても大きな危険はなかったのだとは思いますが。
でも、「暴徒がサンジェルマン界隈の有名カフェの扉を破壊」とか「警察が催涙ガスを発射」とか、その日もいろいろ
あったようで。

フランスで普通に毎週起こっている事なんだ。。そして、パリの人はそれに慣れちゃってるんだ、、、と思うと、
ちょっと身が引き締まりました。
もちろん、時期と場所限定なのだし、普段は通常通りなのだろうけれど。
 
最近の状況は知りません。 少しずつ沈静化しつつもデモは続いているという情報もありますが。とにかく早く
落ち着いて欲しいものです。


いつも躍動している街、パリ。 歴史の中で常に前を向いて進み、変化しています。
パリにはまた、いろいろな事が起こっています。 あの街はこれから、どういう形になっていくのでしょう。

写真は平和なパリと、最後のパトカー、そしてホテルへ戻る途中で撮った夜景とか。




(この記事を書いた直後、ノートルダムの火災のニュースが飛び込んで来ました。。
言葉も出ません。心から残念です。 あの時見たノートルダムの姿、しばらく見ることが出来ないんだな。。。

フランスの方々、パリを、そしてノートルダムを愛する人々、この悲しい事件から早く立ち直って、前を向いて
進んで行ければ、と思います。リカバーして、更にその先へ。 パリはそうやって歩んで来たのだと思うので。)

























<ホテル L'Antoine> 













<一度入ってみたい老舗のクラブ「Barrio Latino」>
サルサの日もあるとの事。




































<Cafe des Angesで平和にランチ>











































































































<パリ市庁舎> 
ここでもこの前後に?騒動があったとの事。