2019-05-03

旅(Voyage)・2019年 新年の旅ⅩⅢ(les vacances de la Nouvelle An 2019)「ピカソ、青とばら色の時代」展(パリ) / ”Picasso, Bleu et Rose" à Paris





<Picasso Bleu & Rose ピカソ、青とばら色の時代>














2019年1月4日、パリにて。
「ピカソ、青とばら色の時代」展@オルセー美術館へ。

1月6日まで開催されているのを知り、ギリギリに滑り込みました!(もちろんネットで事前予約、ギリギリ!)

この展覧会は、オルセー美術館とパリ国立ピカソ美術館によって企画された特別展。
20世紀最大の画家と言われるピカソの膨大な作品の中で、初期の「青の時代」「バラ色の時代」に焦点を
当てた展覧会です。

(私が時々見るWEB ページ「O’bon Paris」に詳細が掲載されています。



























ピカソの作風は、その変遷から数々の「時代」にカテゴライズされていますが、「青の時代」と「ばら色の
時代」は、初期の、そしてピカソの特徴的な作風の1つです。



青の時代(1901年~1904年)
19歳の時、親友のカサヘマスの自殺にショックを受け、鬱屈した心象を哀しく重い青を基調に描き始めた。
社会の底辺に生きる人々を題材にしたものが中心。




































ばら色の時代(1904年~1907年)
最初の恋人(フェルナンド・オリヴィエ)を得て色調がかわり、暗い青からばら色を中心とした明るい色彩で
描くようになった。アルルカン(サーカスの芸人)や、家族、子供などを中心に描いている。

















































後にシュルレアリスムやキュビズムへと移行していく、そして後期・晩年のある意味自信に満ち溢れたピカソ
とは違う、偉大な中にも繊細な青年を感じさせる作品群。

私はこの頃の作品、特に「ばら色」のアルルカン(サーカス)等はかなり好きです。














2019年・新しい年の初め、冬のパリで。 久々のオルセー美術館。 Picassoと常設の印象派作品のテンコ盛りの
中、なすすべなくひたすらボーっと彷徨っていたのでした。


(自分が気になった作品のうち、たまたま写真が撮れたものをそのままアップします。みんな撮ってたけど、
アップして良いのかしら^^; ?)