ラルチザン・パフューム表参道本店4周年に寄せて
今年もそろそろ終わりに近づいて来ました。
たくさん旅をして、いろいろな出来事や出会いがあったり、このBLOGを始めたり。エキサイティングで素敵な一年でした。
特に、ラルチザン・パフュームでの2回の展示は思い出深いものとなりました。
今年の11月、ラルチザン・パフューム表参道店の4周年を記念して、FACEBOOKに絵とお祝いのコメントを掲載していただきました。 以下に引用します。
絵は、今回の為に描いたもの。ラルチザン・パフュームのパリ・マレ地区のお店です。
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私がラルチザン・パフュームと初めて出会ったのは何年も前、パリのマレ地区でした。
散歩中に見つけた白い魅惑的なブティック。 ちょっと秘密めいた雰囲気に吸い込まれるように中に入り、個性的な香水達を体験するうちに、自分の香りを選んでみようと思い立ち。 そうして出会ったのがla Chausse aux PapillonsとTimbuktuでした。
それ以来ラルチザンの1ファンだった私に、転機が訪れたのは2年前の7月。
突然一本の電話があり、新作の香りTraversée du Bosphoreの為にイスタンブールの絵を描いて欲しいとの依頼を受けました。
フランスの香水の為に旅の絵を描く。 ワクワクするようなお話と丁寧で真剣な口調に、良く理解もせずお受けしてから詳細を伺ったところ、なんと憧れのラルチザン。 しかも私の愛用のTimbuktuと同じ調香師の作品との事。ドラマティックな出会いでした。
あれから2年。 シチリア(Mandarineマンダリン)、そしてスペイン(Séville à l’Aubeセヴィーヤ・ローブ)とコラボをさせていただきました。 そこには常に運命的なものがあって、両方ともまさにその地を再訪する直前。 出発を前にしながら懐かしいその地を描くのは、まるで心だけが一足先に旅立ったかのようでした。
人と自分の感性が共鳴すると感じる瞬間はとても幸せです。ラルチザンは常に、私にその感覚とインスピレーションを与えてくれます。
人と同じように、香水にもストーリーがある。 香りを纏い、そのストーリーを楽しむ事を覚えました。 香りの魅力と、自分の想い。そして、彼の地への憧れと郷愁。
これからもラルチザンは次々と新しい芸術品を作り続けていくのでしょう。
永遠のParfumラルチザン・パフュームに寄せて。4周年おめでとうございます!
Atsuko K.
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