2017-06-02

作品 / WORKS・ヴェネツィア / Venezia




<Venezia, Palazzo Ducale>












ヴェネツィア、ドージェ宮。 サンマルコ寺院の横に佇む、ドージェ(総督)の館。

中世ヴェネツィア共和国が栄えた黄金の時代から、この壮麗で堂々たる館は、ゴンドラの停泊する埠頭と
サン・ジョルジォ・マッジョーレ教会、そのずっと先の運河の彼方を見つめ続けています。
ヴェネツイアに行くと必ず訪れる、大好きな場所。

このヴェネツィア様式の建築の窓のフォルムが大好きです。窓やバルコニー。 そして壁。

アーケードの上部のこの花模様のようなかたちは、いつも描きたいものの一つ。 そういうものに囲まれた
北イタリアの旅はいつも幸せ。

この作品は、2015年の神楽坂での個展「旅のかけら les Voyages des Couleurs」の時に描いたもの。
テーマが「ヨーロッパのクラシックサイド」だったので、シックなヴェネツィアやシエナが中心でした。

この絵は特に、旧くクラシックな側面を意識し、雰囲気を出そうと試みたものです。

年月を重ねた重厚な石造りの建築、古のヴェネツィアの栄華、そして黄金とガラス。そんなもの達への
想いをイメージして描きました(^^。

常に憧れのヴェネツィアへ、想いを寄せて。