2014-06-14

五月の旅・8 (LE VOYAGE DE MAI) / ピレネー(カストル Castres/MIDI-PYRENEES)




<カストル Castres>

 
 
 

 

 



ゴヤ美術館のある街。川沿いの家並が水面に映る、すてきな普段着の南仏。
トゥールーズから幹線列車で地中海方面に1時間程度の美しい町です。



 
 





観光化されていないので情報も地図もなく。 どこが中心地なのかもわからず、適当なホテルに当たりをつけ電話で予約。
(「中心地?」と聞いたら「まあね」的返事がなんとなく不安)。 街に到着したら、幸いにも街の中心地のようでしたが。
しかし、予約したホテルはなぜか閉まっていて入れず、連絡もつかず。。。

仕方ない、と腹を決め、広場のテラスで荷物を持ったまま、ロゼワインと鴨のコンフィの昼食。 図らずも、とても気持ちの
良い昼下がりに。

でも、ずっとそのまま夜までいる訳にもいかず。。。 ギャルソンに事情を話し「いいホテル知らなーい?」と聞いてみたら、
「ユーロップ」?!とすぐにオススメを教えてくれました。

そこが大当たり。 エレベーターは無いけど、南仏っぽいとっても素敵な可愛い二つ星?ホテルで、後で調べたら姉妹店
「ルネッサンス」はミシュランにも載ってる。フロントのシブイおじさんはピンクのディーゼルのTシャツ。うーん、カッコいい。

最上階の広々とした屋根裏部屋に通され。 可愛いバスタブや エスニックなインテリア、天窓が素敵です。

ちょうど日本の友達からかかって来た電話を繋ぐのに、最上階まで電話機を持って駆け上がって来てくれた手作業感も
南仏っぽくて素敵でした。 良い想い出。 あのホテル、最近ネットで調べたけど出て来ない。今はもう無いのかも。。

ゴヤ美術館のある司教館は現在は市庁舎となっていて、ヴェルサイユと同じ建築家と造園家の作品。 とても素敵な建築
でした。 ゴヤやスペイン美術コレクションの他、フランスの作家の企画展等もやっていて興味深い。
 
 
  
 
 <ゴヤ美術館入口>

 
 
 
 
 
 
 
 
 
フランスはやはり芸術の国。 こんな田舎町(失礼^^:)とかでも、街の「アートセンター」(=古い建物の数部屋)があり、
土地の作家が発表しています。 その時の展示はインスタレーションが中心。

入場料は一応1~2ユーロくらいなのだけれども、なんと「学生とアーティストは無料」。 うーーん、と唸ってしまったら
「そこで考えると言う事は、あなたアーティストでしょ?無料でどうぞ。」と言われました^^

フランスはアーティストに対する国の保護が手厚い、のです。 受付の彼女とそんな会話をしながら、有意義な一時を。
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
ひろびろと気持ち良い街。 ぶらぶらと散策しているうちに日が暮れます。 夕食は〝LA TABLE DU SOMMELIER”にて。
地方の人気レストランってやっぱりおいしい!今でもミシュランに載ってます。

すっかり田舎町を満喫。翌日はゆっくり起きて素敵なサロン・ド・テを見つけて朝食。 その後、駅までの道をてくてくと歩き、
列車でトゥールーズへ戻ります。 そしていよいよ地中海方面へ。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 

<レストラン ラ・ターブル・ドゥ・ソムリエ>
LA TABLE DU SOMMELIER
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

<ホテル ユーロップ>
HOTEL EUROPE 
 
 
 
 
 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

<朝食をとったサロン・ド・テ>
仕事前に立ち寄る人も多いかんじの、素敵なお店でした。