今年も桜の季節になりました。
桜は大好きな花のひとつ。
黄色い菜の花やひまわり、色とりどりのチューリップや薔薇など、色鮮やかな花が好きなのですが、桜は特別です。
美しく儚く、別の世界に通じている気がします。
桜の樹の下に佇み、空を見上げるのが好きです。 青空と桜の花のコントラストも絶妙。
3月の声を聞くと、桜のことを想いはじめます。
咲くのが待ち遠しくもあり、何故か物哀しい気分にもなり。 あまりに繊細で儚くて、涙が出そうになったり。
桜の季節にいろいろ想い出があるからかもしれません。 桜は毎年咲くんだと自分に言い聞かせ。
蕾がふっくらと色づき、開花を始める頃、少し元気が出て来ます。
そこから七分咲きくらいまでは、哀しいけれど幸せな、何とも言えない気持ちかな。
そして満開になり気持ちも上がり。 すっかり満喫した後の散り始めも好きです。
はらはらと舞う花びらの中に埋もれ、ずーっとそうしていたいような気持ち。 淡く儚い、ひとときの夢のような。
それと共に、永遠も感じます。 こうやって毎年、桜は咲き、散っていくのだと。
そうして新緑の季節になり、いよいよ初夏がやって来ます。