<花の絵について>
新年最初の絵は、「南仏のひまわり畑」。
この作品は、実際にみた風景を描いたものではありません。南仏を想って描いた私の頭の中のひまわり畑、
「心象風景」です。
自分の訪れた場所を撮り、それを描く。それが私の基本的なスタイルですが。花の作品には、モチーフとなる
自分の訪れた場所を撮り、それを描く。それが私の基本的なスタイルですが。花の作品には、モチーフとなる
写真が無いものもあります。
満開の季節に合わせてその場所を訪れることが出来れば良いけれど、実際にはなかなか難しく。
プロヴァンスで偶然出会ったひなげし畑だったり、電車の中から眺める菜の花畑だったり。花畑は探しても
満開の季節に合わせてその場所を訪れることが出来れば良いけれど、実際にはなかなか難しく。
プロヴァンスで偶然出会ったひなげし畑だったり、電車の中から眺める菜の花畑だったり。花畑は探しても
見つからず、いつも予期せず現れるのです。
大好きな花々に囲まれる時間を想像しながら旅をしています。いつかはその季節に訪れようと心に誓いながら。
この数年、そんな憧れを絵にするようになりました。
花は、心に安らぎと幸せを与えてくれます。そして、ひたすら花を描いている時は「無」になれます。
日常で花々に接し、花に溢れたヨーロッパを描き続ける。その幸せと、そこに込められた私の様々な想い。
花の絵は、そうやってどんどん増えて行きます。
3月の個展では、そんな花の作品と、花に溢れるヨーロッパの風景を中心に展示する予定です。
飯田橋「ギャラリー・パウゼ」にて、3月15日から。またご案内させていただきます。よろしくお願いします。
外堀通りはちょうど、桜が咲き始める頃かもしれません。