2018-06-08

旅(VOYAGE)・初めての北欧Ⅰ・デンマーク&スウェーデン(DENMARK&SWEDEN)



<デンマークへ>








デンマーク。アンデルセンと人魚姫のイメージの、爽やかでカラフルな北欧の入り口。

北欧という場所に足を踏み入れた事のなかった私は、初めての北欧に、西欧に近そうなコペンハーゲンを
選んでみました。
広々としたイメージ、北の王国。そして何よりも、北欧デザインの世界に魅かれて。

思い立てば遠くはない場所、パリから2時間弱のフライト。そうして降り立ったコペンハーゲンは、涼やかで
整然とした都会でした。美しく威厳ある街並、広々と心地よい水辺。

何というか、ちょっと、オランダがカラフルになって広々としたイメージ(笑)?広々として空が高い。
(オランダ、特にアムステルダムは「こじんまり」「きっちりと整然と」建物が詰め込まれている、
そんな印象がありますが、そのサイズ感を少し大きくした感じ?北に行くほど、人々のサイズが大きく
なっていくからかもしれないけど(笑)

街はバスもメトロも走っているし、徒歩でも観光出来そうな規模のちょうど良い感じです。そして
自転車王国。自転車専用レーンがガッツリとあります。割とアバウトでおおらか?列車は頻繁に走っていて
便利だけど、結構遅れがあるし。
人々は親切でフレンドリー。話しかけられる言葉は英語だし、言葉の問題はなさそうだけど。。。


今回、出発前日から引き込んだ風邪が悪化して、旅行中ずっと一言も発せられませんでした。(声帯が
浮腫んで機能しなくなり(!)、挨拶すらも出来なかった。。。)

動けないほど身体が辛い訳ではなかったのですが、結局最低限のみの観光。旅行後半はもう諦めの境地で、
無理せずのんびりと漂い続ける事に。広々とした雰囲気のコンパクトな街を、無言で粛々と歩いていました。

会話が全く出来ないので、自分一人の世界に籠もり。そのまま、未知の広い世界をひたすら無言で漂う。
周りの人々の生活を横目で見ながら、いつものようにその土地に溶け込もうとする事も全くなく。
黙って、静かに冷静に。悟りの境地とまでは行きませんが。(お酒も飲めないので、全く酔う事も無く
醒めた目線で(笑))

そう、静かに、まるで透明人間のように。考えてみると、やろうと思っても出来ない、貴重な体験だった
かもしれません。

帰国しても身体はまだ今一つなのですが。あの辛かったはずの無言の旅は、それでもその場にいた時から
美しく。今思い出すと、とても現実の事とは思えません。想い出とその時の空気感は、とても透明で
クリアなのに。

いやーこんな悠長な事を言ってますが。

やっぱり大変だったし不安だったし。(これ以上悪化したらどうしよう??と。でも病院に行く踏ん切り
もつかず。)
そして帰国してからも大変でした(^^; まだ完全復活していない。。。
美しいものを美しいと思えるうちはまだ大丈夫。なんて事も思いましたが。。。

当たり前の事ですが、身体が資本。皆さん、本当に身体には気を付けましょう。

それに、自分では透明人間のつもりでシチュエーションに酔っていても、周囲からはバッチリ見えてます。
単なる「不審な(または風邪で可哀そうな)東洋人」なんですよね。。。


という事で、北欧の写真をサクッとアップして行きます。
まだ諦めの境地に達していなかった、冷たい雨の降るパリについてはまた機会があれば。
























































































































































































【スウェーデン、マルメ】











































<スウェーデン、ルンド>