<ビトント BITONTO>
ヴァカンスの始まる7月中旬。南イタリア・プーリア地方を旅しました。2014年の夏。
プーリアPugliaは、イタリアを長靴に例えるとちょうど踵のあたり。 青い空と海に真っ白な建物が映える、美しいところ。
エーゲ海は行った事がありませんが、こんなイメージなのかな。
遠い昔からの歴史を持つこの地方は、種々の文明の交流地点ともなり、その痕跡が多く残っています。美味しい食材でも
有名な地方。
真夏の陽光の下、バーリBari空港へ着地。 旅の始まり、日差しが眩い。 ちょうど正午。
最初の目的地はビトントBitonto。素敵な教会と旧市街のある町。 近郊線Ferrovie del Nord Bareseで向かいます。
空港から10分程度、とても便利。 バーリから北は南方面に比べて、便利で文明的な気がします。
ビトントは、活気ある素朴なイタリアの田舎町。 駅は小さくて田舎っぽく(失礼!)、何故か妙に安心。
地図も持っていないので、駅の窓口で旧市街の方向を聞いて、適当に歩き出します。 何とかその日の宿のB&Bを発見。
石畳の町を荷物引きずって迷うのはキツイけど、まあ幸いにも許容範囲。 いつもながら大雑把な旅です。
B&B ”Le Dimore di Edward”は旧市街の一角、白くてきれいな建物にあるロマンチックな宿。 落ち着いていて寛げます。
リビングも素敵で、まさに隠れ家。
一通り旧市街を散策し、まずは街の大きさと雰囲気を体感。 プーリアまで来るとやっぱり壁が白い(^-^)
迷路のような旧市街を彷徨っていると、突然視界が開け、プーリア・ロマネスクのカテドラルが現れます。 12世紀頃建造
の大聖堂。 特徴の一つがクリプタ(地下礼拝堂)。 フレスコ画やモザイクが残ります。(何故か閉まっていたのですが、
なんとか開けてもらえました。)
旧市街入口、Baresana 門の近くには中世の塔が残り、広々とした空間がとてもいい雰囲気。 そして、そういう所には
Barが必ずあるのが、イタリアのお約束。
という事で、まずはプーリアの白を一杯^^ ボンジョルノ・プーリア !!
これで旅の疲れもリセット出来て、すぐにその土地に馴染んだ気持ちになれます。
夕食はカテドラルの隣 PLANCHETOのテラスで。
気持ちの良い夏の夜。 プーリア名産のパスタ・オレキエッテもとても美味しく、Pugliaの赤ワインなどいただきながら、
今回の旅の始まりです。
翌朝は、列車で次の町Barlettaへ。 そこを起点として、北プーリアを訪れます。
<カテドラル前の広場> |
<プーリア・ロマネスクのカテドラル> |
<カテドラル内部> |
<街角の聖母子像> |
<B&B ”Le Dimore di Edward”のサロン> |