2014-12-12

五月の旅・19 (LE VOYAGE DE MAI) / サヴォア地方・アヌシー (Annecy / Savoie)





<アヌシー Annecy>







 


Chamberyから列車で北西へ約1時間、アヌシーAnnecyへ。 ここまで来るとスイス、ジュネーヴはすぐそこです。

風光明媚なアヌシー湖畔に開けた街。 空気の澄んだ、イタリアとスイス、アルプスに程近いサヴォア地方の中心。
12世紀からの歴史のある旧市街を持つ美しい街です。 フランスの思想家ジャン・ジャック・ルソーの故郷でもあり、
サヴォア家の首都として栄えた時代もありました。

現代のアヌシーは、カウベルと白鳥が似合いそうな長閑な街。 旧い街並に運河が走る、湖の街です。
「フランスのヴェニス」と異名をとるその美しさには、時代を忘れます。 丘の上のアヌシー城からは街の風景が
見渡せ、内部は博物館に。 アニメ映画博物館は、とても見応えありました。 現代アートも今のアヌシーの一つの側面。
運河の中心にそびえる厳めしい中世の旧牢獄パレ・ド・リルも、今は博物館となっています。
あいにくのお天気で、透明な青空とアルプスの風景はあまり臨めませんでしたが、街は曇り空の下で、中世の静けさと
風情、面影をそのままに留めていました。

アーケードのある旧市街は花で溢れ、活気あるマルシェにはチーズやソーセージ等の食材、陶器や生活用品が並びます。
郷土料理はチーズを中心にジャガイモ、ソーセージを使ったしっかりしたものが中心というイメージ。やはり山の生活
ですね。 ワインは軽ボージョレ的な赤をいただきました。

ここがこの四週間の旅での最後の田舎町。 この美しい街にしばし羽を休め、いよいよ終着地パリへ向かいます。

 




<アヌシー。中心に運河の走る街並み> 









<パレ・ド・リル>
中世の牢獄。今は博物館となっています。





 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
















 


<アヌシー湖畔。遊覧船から。> 

 
 
 
 
 
 
 

 









<Saucissonソーセージが名産>
マルシェに並びます。 















 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 


 









 
 
 
 
 

<春のフランスは、サクランボで溢れています> 















 
 
 
 
 
 
 






 



<アニメ映画博物館の展示>
 















<アヌシー湖畔のボート停泊所> 
 



 



<サヴォア的バルコニー>