2013-08-19

旅 (VOYAGE) ・フランスの海について / コートダジュール (Côte d'Azur)




<MENTON / VILLEFRANCHE-SUR-MER>

 




<マントン MENTON> 





ある夏の終わり。
イタリア・Rivieraリヴィエラ海岸からジェノヴァGenovaを経由し、国境を越えてマントンMentonへ。
早春のレモン祭りとジャン・コクトーJean Cocteauで有名な海辺の街です。

マントンは二度目の訪問。 昔、ハーバーの景観の写真に魅せられてからずっと大好きな、永遠の憧れの街です。
海沿いの遊歩道を散歩し、地中海の風に吹かれ。

海辺の城塞にある小さなコクトー美術館は、コクトー自身が手掛けたこの地にぴったりの場所です。
もう一つのコクトー美術館も近くにオープンしたとのこと。 また行かなければ。

市庁舎の結婚の間。 内装はコクトーの絵で彩られています。 あんな場所で結婚式を挙げるのは素敵ですね。

毎年2月頃に開催されるレモン祭りは、街中がレモンとオレンジで彩られ、山車やオブジェ、人形も作られます。
いつか、その時期に訪れたいと思っています。

旧市街。 海の近くのサン・ミッシェルSt.Michel教会とモザイクの敷石のある広場は、マントンで一番好きな場所。
旧市街の色、温かみあるシャーベットオレンジは、私にとってのマントンのイメージカラーです。

山上の村ロックブリュヌRoquebruneヘもバスで行くつもりだったのですが。 忙しくなってしまうので今回はあきらめ、
次回の楽しみに♡  大好きな中世の村。

そうして、ただひたすら海辺や旧市街をブラブラし、大好きなマントンの空気をおなか一杯に吸い込んでいました。
一日の終わりは、旧市街のワイン・ビストロでまったりと夕食。 そうやって南仏の夜は更けていきます。

そして翌日。朝の散歩の後、バスで海沿いをヴィルフランシュ・シュル・メールへと向かいます。




 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

<コクトー美術館 Musee Jean-Cocteau> 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


<コクトー美術館入り口 Entrance>

 
 

 
 


<市庁舎、結婚の間 Salle des Mariages> 
 
 
 
 
 

<結婚の間、内部の壁画。
壁も天井もコクトーの絵で埋め尽くされています。> 
 
 
 
 
 
 










 <サン・ミッシェルSt.Michel教会と
モザイクの敷石のある広場。好きな場所です。>
 
 




 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

<旧市街の高台からサン・ミッシェル教会を臨む風景。
空と海、オレンジの建物のコントラストが印象的。>
 
 
 
 
ヴィルフランシュ・シュル・メールVillefranche-sur-Mer。

Jean Cocteauが手掛けたチャペルがある、小さくて瀟洒なリゾート地。

サン・ピエールSt.Pierre礼拝堂は、海沿いに佇む小さなチャペルです。コクトーが、この地の漁民の為に手掛けたもので、
いたるところに魚や海のモチーフがみられます。

チャペルの内部は一面に壁画で埋め尽くされています。もとは漁師だった聖ペテロをこの地の風景の中に描いた作品。
まるで海の中を漂っているかのような気分。チャペルの隅にずっと座って、海の世界に浸っていました。

チャペルのはす向かい、WELCOMEホテルは、コクトーが戯曲「オルフェ」を執筆した事で知られるホテル。
趣ある可愛らしい旧市街は、海に向かう斜面に広がっています。細い路地、坂道や階段の散策も楽しいです。
到着後すぐ、雷雨に見舞われて飛び込んだビストロの雰囲気も満点。 雨宿りしながらムール貝とワインで腹ごしらえ。

私の泊まったホテルLE PROVENÇALは、本当に南仏らしい、気軽でナチュラルでのびのびとしたところでした。

海沿いを散歩しては、コクトーのチャペルへ戻り海の中を味わい。旧市街を歩いては、想いを馳せる。

チャペルの女性に「本当に好きなのね」と感心されてしまいました(あれは、特別に何回も入れてくれたのかな?)。

翌日は、朝のバスでニース空港へ。この旅の最終目的地・パリに戻ります。







<旧市街> 


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


<雨に降られて飛び込んだ旧市街のビストロ>
 





<良い雰囲気。ムール貝とロゼワインも美味♪> 







<ヴィルフランシュ・シュル・メール VILLEFRANCHE-SUR-MER>











<コクトーの手がけたサン・ピエール礼拝堂 Chapelle de St.Pierre>


 







<礼拝堂側面。手前にはコクトーの彫像。> 
 
 
 
 
 
 
 


<港に佇むコクトーの彫像> 

 
 
 
 
 
 
 










 
 
<宿泊したホテル「ル・プロヴァンサル」 LE PROVENÇAL>