<マテーラ>
2022年夏の旅。洞窟住居・サッシの街マテーラへ。
1994年にバーリから日帰りで数時間だけ訪れたその佇まいが脳裏に焼き付いていて、今回宿泊して散策しました。
旧市街サッシ地区は、他には類をみない独特の雰囲気。
岩で出来た素晴らしい絶景の美しさ、自然の力強さを味わいつつ。同時にどこか不安と暗さ、虚無感をも感じる独特の景観。
宿泊したホテルは街外れ、サッシ地区の見渡せる「ホテル・ベルヴェデーレ」。その名の通り、テラスからの
絶景は素晴らしく、息をのむほど。
しばし羽を休めつつ、いつまでも眺めていました。
*マテーラについて
しばし羽を休めつつ、いつまでも眺めていました。
*マテーラについて
この街の歴史は先史時代にまで遡り、もとは風雨の侵食で形成された洞窟に人々が住み着いたのが始まりとの事。
その後、街は少しずつ拡大し、自然の洞窟を利用していた住居の周りも石灰岩を掘って道や階段が作られていきました。
17世紀にはマテーラはバジリカータの州都となり繁栄します。しかし、裕福な人々は新市街に住むようになり、
サッシ地区との貧富の差が拡大。
20世紀にはサッシの衛生状態や住環境の悪化の為、住民は強制移動させられ、サッシ地区は廃墟となりました。
しかしその後、その独特の住居や建築・生活様式が文化遺産として見直され、街を保存・再生させる動きが生まれました。
1993年に世界遺産に認定されたのをきっかけに、サッシ地区は再び活性化。戻る住民や観光客が増えて来たとの事。
20世紀にはサッシの衛生状態や住環境の悪化の為、住民は強制移動させられ、サッシ地区は廃墟となりました。
しかしその後、その独特の住居や建築・生活様式が文化遺産として見直され、街を保存・再生させる動きが生まれました。
1993年に世界遺産に認定されたのをきっかけに、サッシ地区は再び活性化。戻る住民や観光客が増えて来たとの事。
1994年に訪れた時に比べても、かなり活気を感じますが。
旧市街サッシ地区の独特の景観と雰囲気は、一旦滅びて再生したという事実から生まれるものでしょうか?
旧市街サッシ地区の独特の景観と雰囲気は、一旦滅びて再生したという事実から生まれるものでしょうか?