2018-03-23

旅(Viaggio)・2018年 新年の旅(Capodanno 2018)Ⅹ ヴェネツィア、バーカロ巡り・Bacaro di Venezia





<Venezia、バーカロ巡り>





<Cantina do Mori> 





Veneziaといえば、バーカロ巡りが楽しみ。

バーカロは、ヴェネツィア特有の立ち飲みワインバーです。
カウンターに並ぶCichetti(チケッティ=つまみ)も美味しく、サクッと一杯♪

そして、バーカロは朝からやっているのです。漁師達が朝から、オンブラ(ハウスワイン)をひっかける
習慣があり、それが一般に広まったとか?
(オンブラもヴェネツィア特有の呼び名で、昔、ワイン売りが太陽の光を避けて日陰(オンブラ)で販売
していた事からそう呼ばれるようになったとの事。)

チケッティは、タコやイカ、魚や海の幸はもちろん、肉や野菜、旬のものを中心にしたベネチア料理です。
いろいろな味を手っ取り早く楽しめる、便利な場所。もちろんハシゴも(^-^)/
オステリア、トラットリアを併設しているお店も多く、人気店は人で溢れています。

地元の人々は、お気に入りの店に軽く立ち寄って知り合いと酌み交わします。社交場のよう。スペインの
バル的?でも、深夜までやってるスペインとは違って、オステリアやっていないところだと、夜は早く
閉まるお店も多いとか。検証はしていませんが。



さて、観光を終えて、まずは夕食の予約をしようと、超人気店「ALLA VEDOVA」へ行ったのですが、
とても無理で、人のひしめくカウンターでとりあえずVenetoのプロセッコとクロケッタ。






















その後は、いつも立ち寄るリアルト界隈の老舗のバーカロ「Do Moriド・モーリ」のカウンターで、
Venetoの白(Manzoni Bianco)、バローロとチケッティをまったりと。 このお店、大好きです。 最初に
偶然見つけた時に、ここは只者ではない!?と思ったのですが(笑)、ヴェネツィア最古、15世紀創業!?
やっぱり。









































































































































そして、「フラゴリーノ Fragolino」を求めてカフェへ。 この地方の名物ワイン、Fragola =イチゴのような
味わい。 本物はここでしか飲めない、幻のワインです。
フラーゴラ種というブドウから作る甘口発泡ワインで、赤と白があります。アルコール度数がワインの基準
まで上げる事が出来ないので、正確にはワインではなく?イタリアでは一般小売は禁止されているらしいです。
でも、そこはイタリア、バーカロやカフェでは置いてあるところもあるので、近所のカフェに当たりをつけて
聞いてみたら、出て来ました~~(どの程度の規制なのかもよくわからないけど、イタリアだし(笑))
甘くて美味しい、アルコール&炭酸入りのイチゴジュースって感じ(笑)


























夕食は結局、カンティーナ・ド・スパーデ Cantina Do Spadeにて。 飲み歩いていたのであまりお腹も空いて
いなくて、ヴェネツィア料理のビゴリ(太麺にアンチョビ・玉ねぎ)とサラダを。これも美味しい。
Venetoの赤ワイン・ヴァルポリチェッラ・リパッソ Valpolicella Ripassoと共に。

https://cantinadospade.com/en/






































































リアルト橋のふもと、魚市場にも程近いこの界隈。 素敵なバーカロが点在しています。
ホテルで聞き込みをしたところ、他にもたくさん良さげなお店が♡また来なくっちゃ。

せっかくの旅行、有名なリストランテも良いけど。星の数ほどあるバーカロをハシゴしながら立ち飲み&
ツマミでVeneziaのグルメを満喫するのは、堪えられない楽しさです。ワイン好きな方はぜひ。

どこでもいつでも、やっている事は同じだなー。 と思いつつ、ヴェネツィアの夜は更けて行きました(^-^)/








<"Osteria al Diavolo e l'Aquasanta"> 
以前立ち寄ったバーカロ&オステリア、人気店












<朝は魚市場が開かれる界隈> 




























<リアルト橋>