2015-04-24

旅(Viaggio)・シチリアについて・その1(Sicilia Ⅰ)





<シチリア Sicilia について>







<エリチェ Erice> 





シチリア。 神々の棲む島。

悠久の時を経て、その地はなお荘厳に、そこに存在し続けています。神々しいまでに美しく、破壊的なまでに強烈な
光と影、明と暗。


イタリア半島の南端に位置する、地中海最大の島。 「長靴」の爪先の先にある石に例えられます。

その歴史は古代ギリシャ時代以前にまで遡り、カルタゴやローマ、ノルマン、東ローマやスペイン等々、長い年月の間に
様々な民族の支配を受けた島です。 種々雑多な文化が混在し、独自の文化を展開しました。
ノルマン、ビザンツやバロック、そしてアラブの影響下で花開いた文化は栄華を極め、今も島中でその残像を観ることが
出来ます。 まさに文明の交差点。


表面の明るい表情と、その裏側にあるもの。 計り知れない世界。 そして人々は、太陽と海に囲まれた豊かな大自然の中、
毎日を素朴に暮らしているように見えます。


混沌とした大都会と端正な街々、素朴な田舎の混在。 北イタリアとはもちろん、南イタリアとも全く違う、また別のイタリア。

ノルマンとビザンツの都パレルモ、アラブやアフリカの雰囲気漂うマルサラ、トラパニや南西部。 ギリシャとバロックの街
シラクーザ、カターニャやVAL DI NOTO等々バロックの街々が点在する東部。 アグリジェントを始め島内に点在するギリシャ
遺跡。

中央の山岳部には、ローマのモザイクの残るピアッツァ・アルメリーナやエンナ、素朴な村々。陶器とバロックの街、
カルタジローネ。
そして、「太陽がいっぱい」や「グラン・ブルー」を始め数々の映画の舞台ともなった世界的リゾートであり歴史ある美しい街、
タオルミーナ。


人懐こく優しい人々、碧い空と海、美しい景色、そして 美味しい食べ物とワイン。 MODICAのチョコレートや蜂蜜、
大好きなサボテンの実FICHI D’INDIA。


そんな尽きる事のない魅力を、少しずつでも、旅の記憶と共に書いて行きたいと思っています。






<エリチェ Erice> 
 
 
 
 
 
 
 
 


<天空の村、エリチェ Erice>
 
 
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 



<チェファル Cefalu>










<チェファル Cefalu>
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
  



 
 

<ラグーザ・イブラ Ragusa Ibla>
 








 <ラグーザ・イブラ地区をのぞむ Ragusa Ibla>
 
 
 
 
 
 
 


<エンナ Enna。シチリアの真ん中の街。
「シチリアのへそ」と言われています。 









<エンナEnnaからのカラシベッタ Calascibettaの眺め> 
 
 
 
 
 
 
 

<バロックの街、ノートNoto> 

  





<西部、マザーラ・デル・ヴァッロ Mazara del Vallo> 
 トラパニ、マルサラ近郊、アラブの香り。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  



<マルサラ Marsala>
カルタゴの遺跡と甘口ワインで名高い街。 
 
 
 
 
 
 

<マルサラ近郊の塩田>
ここからカルタゴの遺跡モツィア島Moziaへボートが出ています。