<Marrakech European>
マラケシュ・ヨーロピアンサイド
マラケシュには、アラブ的混沌と、ヨーロッパ的美意識の世界が共存しています。どちらもとても魅力的です。
ヨーロッパサイドの魅力としては、ゴージャス又はシックなホテルやカフェ、レストラン、ブティックやエステ、ハマム。
そして何といっても、イヴ・サン・ローランの愛したJardin de Majorelleマジョレル庭園と美術館。その界隈にはマラケシュの
魅力が凝縮されています。
マジョレル庭園は、もともとはフランスの画家ジャック・マジョレルによって造られた庭園(1947年オープン)が前身。
彼の死後朽ち果てていた庭園が、1980年にイヴ・サン=ローランとそのパートナー、ピエール・ベルジュに買い取られ
改修されて、現在の美しい姿になったものです。
「マジョレル・ブルー」と呼ばれる鮮やかな青の建物と、黄色や白のコントラストが印象的。魅惑的な熱帯植物の生い茂る中に、
カラフルでアーティスティックな建築が溢れています。ディスプレイやインテリア・エクステリア、何を取っても
ハイセンスで美しいのです。
その界隈にはお洒落なブティックも並んでいます。クオリティもセンスも価格も、モロッコと思えないほど。
ヨーロピアン・セレクトショップ的。
(オシャレなクッションカバーが一万円近いとか(笑) まあ、そこでしか買えないと思えば、手の出ない金額では
(オシャレなクッションカバーが一万円近いとか(笑) まあ、そこでしか買えないと思えば、手の出ない金額では
ないけれど。。。)
ディープなモロッコと洗練のヨーロッパ。その融合をバランス良く、上手く味わうのが良いんでしょうね。
ディープなモロッコと洗練のヨーロッパ。その融合をバランス良く、上手く味わうのが良いんでしょうね。
今回初めて行ってみて、モロッコの旅の仕方には二通りあると思いました。
-1- ディープなモロッコに飛び込み、自力で歩きながら経済的なホテルに滞在して地元のレ ストランや屋台で食事をし、
-1- ディープなモロッコに飛び込み、自力で歩きながら経済的なホテルに滞在して地元のレ ストランや屋台で食事をし、
あちこちをめぐる。言ってみればバックパッカー、若者や学生向けの旅。
-2- ヨーロッパの富裕層や多くの日本人のように)高級ホテルに宿泊し、プライベート・ガイドやトランスファーを頼んで、
-2- ヨーロッパの富裕層や多くの日本人のように)高級ホテルに宿泊し、プライベート・ガイドやトランスファーを頼んで、
ヨーロッパ仕様の場所等々、キレイなモロッコを味わう。 メディナやスーク「冒険」として独り歩きしても、
基本はガイド付き。私の今回の旅はすべて自力で単身。さすがにバックパッカーではないけれど、どちらかと言うと1に近いちょっぴり
ハードなものでした。 これ、いつもヨーロッパでしている事なのですが。
モロッコという異世界ではやっぱりちょっと勝手が違うのかも。
次回訪れる事があれば、2つのパターンを上手くミックスさせようと思っています。
そうすれば優雅なモロッコも味わえるし。 少なくとも、迷って目的地に行きつけないで終わる事は無いはず。