2015-05-08

旅(Viaggio)・シチリアについて・その2(Sicilia Ⅱ)




<シチリアSiciliaについてⅡ>








<シラクーザ、オルティージャ島 Siracusa, Ortigia> 







遠い昔、初めてのシチリア。 まだ今のようには旅慣れていなかった頃、「美しい暗黒の島」というイメージに魅かれ、
決死の覚悟で女子二人旅へ出ました。

そうやって降り立ったシチリアは、それまでのどの地とも異なっていました。 イタリアでありながらイタリアではない。
人々も、街並も、空気も。 重く強烈な陽光と、濃い影。煙の立ち上るエトナ火山。そしてどこまでも碧い南の海。

アグリジェントのギリシャ遺跡と、そこで見舞われた雷雨に圧倒された日。人々の生活する町を歩き、バルのテラスで
休憩しながら、訳もわからず何かワクワクする気持ちでいっぱいになったのを覚えています。

今にして思えば、あれは「何か」の始まりの予感。


そして島内を移動の際にバスの中から垣間見た、人々の暮らす町々。 まるで別世界であり、夢の中の風景のような、
でも何故かどこかに懐かしさ漂う、旧き良き街並。 映画「ニュー・シネマ・パラダイス」の世界がそのまま残っていました。


何年経っても、どんなに旅を重ねても、あの印象は色褪せる事なくずっと心の中にあり。

そしてそれから十数年、ついに一人旅での再訪を果たしました。 それからのシチリアは、「遠くの憧れの地」であるだけでなく、
私の感性の一部となりました。 初対面の時から「どこか懐かしかった」風景は、本当に懐かしい、心が帰る場所の一つと
なったのです。


第一印象から強烈に魅力的な土地。 運命的な出会い。その魅力にとりつかれ、何度も訪れています。 車窓からの風景は、
その度に魅力を増して私の心に響きます。

訪れる度に私を優しく迎えてくれる島。 素朴で魅力溢れる未知の街々との出会い。 優しい人々、美しい風景。 青空と風、
碧い海。 そして美味しい食べ物やワイン、工芸品。

そんな素敵なもの達を求めて、また私はいつの日かシチリアへ旅立つのでしょう^^



 
 
 
 
 

 
 
 
 
 

<シラクーザ近郊、パラッツォーロ・アクレイデ Palazzolo Acreide >
 
 
 
 
 
 



<ピアッツァ・アルメリーナのローマモザイク>
Piazza Armerina 








<ピアッツァ・アルメリーナ Piazza Armerina> 
 
 
 
 
 
 
 


<Piazza Armerina> 
 
 
 
 
 
 


<陶器の街、カルタジローネ Caltagirone>
この階段に憧れて、ここまで来ました。 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 

<モディカ Modica> 
 
 
 
 
 
 
 


<Modica のバロック建築> 





 


<バゲーリア Bagueria>
Palermo近郊 








<Bagueria>
 
 
 
 
 

 

 
<パレルモ Palermo、大聖堂 >