2019-03-22

旅(Voyage)・2019年 新年の旅Ⅷ(les vacances de la Nouvelle An 2019)年末年始、パリ / Bonne année à Paris






<年末年始、パリ>















大晦日にストラスブールのクリスマス・ツリーを後にし、年越しをする為にいったんパリへ上京。
パリでの年越しは3回目。 今年はこのご時世?のパリでは夜祭りに繰り出す気分でもなく。

人が集まるところ、今は微妙に物騒なので、体力・気力が充実していないとなかなか太刀打ち出来ません。
シャンゼリゼやトロカデロ(エッフェル塔スポット)等々。イルミネーションや花火はキレイなんです
けどね。。。

(最近は毎年イタリアでカウントダウンを迎えていました。 
フィレンツェやローマとかは、屋外コンサートであちこち盛り上がるので、そういう意味では過ごし易い
のですが。)

今年のパリはシャンゼリゼから凱旋門がホットだったようで。
プロジェクション・アートに彩られながら年を越す凱旋門は、夢のように美しかったようです。

シャンゼリゼと言えば、毎年大騒ぎになるスポット、一番アブナイとも言われる場所。 
今年は超厳戒態勢の中、それでも祝祭は行われていました。無事に成功をおさめ、勝利宣言?がニュースで
出てました、さすがフランス(笑)平和に慣れた日本人には馴染みが薄い文化です^^;

今回宿泊したカルチェラタンは比較的静かでした。

私はと言えば、大晦日の雰囲気を楽しんだ後、早々にホテルへ。 そして、アルザスで購入しておいた白の
スパークリング・ワイン「クレマン・ダルザスCremant d’Alsace」を片手に、フランス版「ゆく年くる年」で
凱旋門を観ながらカウントダウン(笑) 久々にじんわりと年越しでした。


そして2019年元旦。新たな気持ちでパリから出発。ベルギーへと向かいます。

ブリュッセルのグラン・プラスでイルミネーションを満喫し、さらに北上して、歴史ある港町、そしてモード
の街アントワープへ。
















































































































































2019-03-15

作品 / WORKS・桜 / SAKURA, les fleurs des cerisiers








<桜の絵について>









<SAKURA 2018> 









今年も春がやって来ました。
あちこちで、桜がそぉーっと出番を待っています。 もう少し、もう少し。 はやく桜に埋もれたい。
桜は大好きな花のひとつ。 2月も終わりに近づくと、何となく桜を想います。 そして、3月になると、
ちょっと落ち着かなくなる。そして、ソワソワし始めるのです。

桜を想い始めると、桜の絵を描きたくなります。 実際に咲き始めるまでの短い期間、桜を待ちながら。

花が咲き始め、満開になっていくと、もう絵どころではありません。 カメラを持って、ずっと外を
歩き始めます。 時を忘れ、ひたすら花を愛でたい、と。 「描きたい」という気持ちもどこかへ行って
しまう。

そんな事もあり、昨年は早めに準備を始めたのですが。 まだ暗い冬、私のテンションも低く哀愁を
背負っていて(笑)、絵はなかなか花開きませんでした。

ちょっと哀愁を帯びた、静かな日本の冬の桜。 とても「南欧のアーモンドの花」とは言えない。
それはそれで、その時の私の心境と季節を表していたのだけれど。


そして、昨年3月中旬、数日間台湾へ旅立ちました。 一足早い春を愛でに。

絵の仕上げは帰国してから。 20日くらいから一気にするつもりだったのですが。 桜を待つワクワク
した気持ちをエッセンスとして、冬の桜に明るさ、楽しさのような要素を加え、地中海・南欧にも
通じる「SAKURA、またはアーモンドの花」を完成させるという計画でした。


しかし。 昨年の桜は早かった。
台湾へ旅している間に急に満開になってしまい、戻って来たら、東京の桜はもう咲き乱れていました。。。 
私の個人的な予定より一週間以上も早く。

ああ、もうこれ以上、絵は進められない。
まあ、それなら仕方ないでしょう。。 そして結局、昨年の桜は、「しーんと静かな、日本の冬の桜」
という方向で出来上がったのでした。

南欧的でも明るくもないけれど、静かな「和」の桜。 それはそれで、新しくて良いかも(笑)

昨年の神楽坂ミラボオでの個展では、そんな桜達が、慎ましやかに、ちょっと恥ずかし気に並んでいた
のでした。


それにしても、自分の心境・状態によって、絵はここまで変わるのか、と。 私の桜は、本当に心象風景
なんだな、とつくづく感じました。


そして、今年も桜がそこでスタンバイしています。 でも、絵はまだまだ出来上がらない。

果たして、秋の個展でお目見え出来るのでしょうか??そして、どんな作品になるのでしょうか? 
まだまだ未知数。










<SAKURA 2018>  






















2019-03-08

旅(Voyage)・2019年 新年の旅Ⅶ(les vacances de la Nouvelle An 2019)ストラスブール(アルザス) / Strasbourg(Alsace)







<ストラスブール>











アルザスの中心都市、ストラスブール。

中世には交通の要衝として発展した、ヨーロッパの十字路とも称される国際的都市です。 
歴史の中で、フランスとドイツの奪い合いに巻き込まれたこの町は、戦後、ヨーロッパ統合の象徴として、
欧州議会や評議会等が置かれ、ブリュッセルと共にEU機関都市のひとつとなっています。

町の中心にそびえ立つ、ゴシック様式のノートルダム大聖堂。 ピンクがかった石で作られた巨大な大聖堂と
150M近い尖塔は町のシンボルです。

プティット・フランス(Petite France)界隈も雰囲気満点で大好き。 旧市街の西側、イル川が4本に分岐している
中州に位置する一帯で、コロンバージュ(木組み)や切妻など16世紀から17世紀のアルザス地方の典型的建築
様式の家々が並んでいます。

美食の地、アルザスの大好きな一皿はシュークルート。 キャベツと肉・ソーセージの煮込み。 ドイツ料理の
ようですが、寒い冬にはとても温まる、美味しい料理。

大聖堂周りには、マルシェ・ド・ノエルがまだ一部開催されていて、屋台でいろいろ楽しみながら、大聖堂
を眺めたり散歩したり。 ストラスブールのマルシェのメインはクリスマスまでで終わってしまうのですが、
メインの時期には町のあちこちに市が建つそう。 クレベール広場(Place Kléber)では、マルシェは終わって
いましたが、欧州一の巨大なクリスマス・ツリーが華やかにそびえ立っていました。


























































































































































































































































































































































































































<ヴァン・ショーとプレッツェル・グリュイエールチーズ焼き> 


































<大聖堂付属美術館で見つけた絵>
こういう中世画や宗教画、好きなのです。






































2019-03-01

旅(Voyage)・2019年 新年の旅 Ⅵ(les vacances de la Nouvelle An 2019)コルマール・美術館(アルザス) / Colmar・Musees(Alsace)






<ウンターデンリンデン美術館>
















アルザスでは、ドイツ語も良く使われています。最初にこの街を訪れた時、町の人たちがドイツ語で会話をしていて、
その響きに胸がうずいたのを覚えています。これは、初めての外国語(英語以外)としてドイツ語を専攻し、それが
きっかけで卒業旅行をしてヨーロッパにハマった者の性でしょうか?

美術館の名前がドイツ語なのも印象的でした。ウンターデンリンデン Unterdenlindenとは、ドイツ語で「菩提樹の下で」
という意味です。ベルリンに同じ名前の通りがあるのは良く知られています。

そして、この美術館で観た宗教画が忘れられず。グリューネヴァルトのイーゼンハイムの祭壇画、16世紀前半の作品。

その一連の絵達は、最初に訪れた時と変わらずそこにありました。
この数十年は、私にとってはいろいろあり、長い年月ですが、この絵が過ごしてきた500年に比べれば、だいぶ短いもの
なのですね。

変わったのは美術館の佇まい。改装されてすっかりきれいに近代的に、そして大きくなっていました。今では、宗教画や
中世絵画のみならず、近代の名画もたくさん収蔵されています。

その中から気になったものを数枚、アップします。

































































































































<「あっ」と思ったらやっぱり大好きなクラナッハでした。>

















<大好きなニコラ・ド・スタールの絵も>






































コルマールには、他にも面白い美術館がありました。中心街にひっそりと建つ「バルトルディ美術館」。

バルトルディは、19世紀の彫刻家。あの自由の女神の作家です(自由の女神は19世紀にフランスからアメリカへ寄贈)。
その私邸が今は美術館となっていて、自由の女神のミニチュア・試作品?や、他の彫刻(フランス革命時のラファイ
エット将軍とか)、当時の写真や自由の女神にまつわる絵画等々、興味深いものが並んでいて、ちょっとテンション
上がりました。

フランスの片隅で思いがけずこんな美術館に出会い、ちょっと得した気分(笑)