2015-02-27

旅(VOYAGE)・ロワール地方アンボワーズ / フランス(la Loire, Amboise / France)




<アンボワーズ Amboise>








遠い昔に訪れた記憶の中のAmboiseアンボワーズの街と城は、今もそのままの姿でそこにありました。

何十年も前、ロワールの古城ツアーで通り過ぎただけの街。 あの美しい城下町にもう一度戻りたくて、そしてフランス
らしい田舎町を訪れたくて、ベルギーからパリへ戻る途中で立ち寄る事にしました。

駅から旧市街への道程にロワール川を渡ります。 夕方の空には気球が浮かび、お城と街を見下ろしているよう。
のどかな風景。 その日の宿、Le Blasonは旧市街の街角に立つ小さく可愛い宿。

夕食のレストランは川沿いに立つLe Lion d’Or(黄金の獅子)。 トラディショナルな中に現代的なテーストの入った
インテリアと美味しいお料理。 ロワールの優しいワインと共に。


アンボワーズは、高台に建つ城とそこから見下ろす城下町で成り立ちます。 城下町の街並とロワール川は、
これぞフランスという感じの優しい景観。
城からその風景をずっと眺め、長い年月を経て戻って来た感慨をかみしめていました。

(そうしているうちに眼下に素敵なワインバーChez Brunoをみつけ、テラスでランチ。  ロワールの赤も心地よかったです。)

フランソワ一世の愛した城。 敷地内にはレオナルド・ダ・ヴィンチの礼拝堂もあります。 15~16世紀に王家の居住地
として栄えました。 城の内装も素晴らしく、柱には王家の紋章・百合の花の彫刻が施され興味深く。 中世の栄華と
共に、数々の陰謀や事件にも巻き込まれた城。 現代ではその美しく優美な姿は、その物語と共に人々を惹きつけています。

町の郊外には、ダ・ヴィンチの終焉の地、クロ・リュセ Clos Lucéがあります。

フランソワ1世からフランスに呼び寄せられたダ・ヴィンチはこの家で最期を迎えました。 今は博物館となっていて、
ダ・ヴィンチのデッサンや設計図、そこから起こした機器等が並んでいます。 気持ちの良い庭も散策出来ます。

遠いルネッサンスの時代、彼は異国でひとり、何を思ったのでしょうか?



 

 

 
 
 




 
 

 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 





 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 




 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 








 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 


<レオナルド・ダヴィンチの礼拝堂> 
 
 
 
 
 
 
 

<ダヴィンチの墓> 
 
 
 
 
 



<アンボワーズ城内部> 









 
 







 
 
 







 
 

2015-02-20

旅(VOYAGE)・リール / フランス(Lille / France)


<Lille リール, France>











リールLille。 ノール地方、ベルギーとの国境近くの大都会です。 北部きっての工業都市。

フランスに入ったのを気づかせないくらい、ベルギー的な街並です。 ビールとワッフルで溢れる町。フラマン語ではRijsel
(フランスの都市なのにフラマン語名もあるのです。。)。

ここからTGVでロワール方面へ抜けます。 列車の待ち合わせの数時間、駅に荷物を預けて散策。TGV駅は小さな空港の
ような近代的なつくり。

見どころの美術館が休みだったので、旧市街や良い雰囲気のモネMonnaie通りなどをプラプラして時間をつぶし、カフェで
ベルギービールKWAK(グラスが面白い)を。 まだベルギーを引きずっています。


ノール地方を訪れるのは初めて。 歴史的には、フランドル、フランス、ブルゴーニュ、スペイン等様々な支配を受け、
文化の融合が見られる街。 近年は炭鉱と繊維工業で発展。
そして現代のリールは、ロンドンとフランスを結ぶユーロスターも開通し、交通の要所ともなっています。


リールを一回りした後、夕方のTGVに乗り込み3時間半、優雅なロワール地方へ。 その日の宿、アンボワーズへ向かって。
フランソワ1世とレオナルド・ダ・ヴィンチの街。 そうしていよいよ、後半・フランスの旅の始まりです。



 


<Lille。街の中心、Charles de Galle シャルル・ド・ゴール広場> 




 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

< 旧市街・モネMonnaie通り界隈>
 
 
 
  
 
 
 

< 旧市街・モネMonnaie通り>
 







<ブラッスリーで寛ぐ人々> 


 
 
 






  
 
 


<ベルギービール、KWAK。専用グラスで> 

 

 
 


<街角のワッフル店> 
 





 
 







 
 
 
 
 
 
 
 

<LILLE EUROPE リール・ヨーロッパTGV駅>
 
 
  
 
 

 














2015-02-13

旅(VOYAGE)・トゥルネー / ベルギー(Tournai / Belgique)




<トゥルネー Tounai/Doornik>




<Grand Place グランプラス。ホテルの窓から見下ろす風景> 
 
 
 
 

いよいよベルギー最後の街、フランスとの国境近くの街トゥルネーTournaiへ。 Monsより約50分。 そして国境の向こうは
フランス・ノール地方の中心地Lilleリールです。

トゥルネーはベルギー最古の町と言われています。 長い歴史の中で様々な国の支配下にあったのち、19世紀前半の
ベルギー建国とともにベルギーの都市になったとの事。 メロヴィング朝を興した初代フランク国王クロヴィス(5世紀)が
生れたという由緒ある町で、市の紋章にフランス王家の百合の花が使われているそうです。

町の中心には壮麗なノートルダム大聖堂(12世紀~)と鐘楼がそびえ立ち、荘厳で歴史的な雰囲気。

駅から10分程度。 まっすぐ伸びた道を歩き、向こうに見える丘の上の教会を目指し、街の中心へ。

広大な広場クランプラスGrand Placeを取り囲むように、ロマネスクとゴシック様式の壮大なノートルダム教会や歴史ある
建築が立ち並ぶ姿は圧巻です。  ここでも噴水と戯れる子供達。広々してて気持ち良さそう。

広場に面したL’EUROPEがその日の宿。 窓からはグランプラス全体を見下ろせます。 絶好のロケーション。
その景観だけでも、旅の幸せを感じました。 夜は買って来たビールでライトアップされた夜景に乾杯。

翌朝、街をもう一回りした後、いよいよフランスへ向かいます。 リールへは鉄道で30分程度。




<ノートルダム大聖堂。鐘楼よりの眺め>
 
 
 
 
 
  


<Grand Place>
ここも広場が噴水になっています。初夏の日差しの中、瑞々しく気持ち良いひと時。
 













 
 

<ホテル・ユーロップ L'Europe>
宿泊したホテル。 グランプラスに面した絶好のロケーション。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 




 

 

 
 
 
 
 

 

 
 
 
 
 
 


<鉄道駅>
そしてフランスへ。
 
 
 
 
 
 


2015-02-06

旅(VOYAGE)・モンス / ベルギー(Mons / Belgique)




<モンス Mons/Bergen>






<市庁舎前の広場、グランプラスGrand Place>





モンスMons(フラマン語ではBergen)。 Leuvenより列車で南へ1時間半。

車窓から見る景色はどんどんフランス的に柔らかくなって行く気がします。

フランスに程近い南ベルギーに位置するモンスは、緑豊かなワロン地方の街。 フランス語圏です、なんか安心。
のどかで柔らかい印象のある、小さくて素敵な街。 長い歴史の中では様々な事があったようですが、今はそんな
事を全く感じさせない、平和で美しく穏やかなところです。

町の象徴・市庁舎前の大広場グラン・プラスでは噴水が上がり、子供たちが遊んでいます。

陽光の下、とても寛いでとても幸せな気分。 カフェLe Royalのパラソルの下で地ビール(ここはサン・フイヤン
St.Feuillien)
をいただきながら、幸せなモンスを満喫。

Monsを始め、この地方のBeffroi(鐘楼)群は世界遺産となっています。 壮麗な市庁舎の入口には小さなサルの像が。
ご多分に漏れず、頭をなでると幸せが来るとの事。 やっぱりピカピカになってます(^^)


ここでのんびりと午後を過ごし、次の目的地、国境の街トゥルネーTournaiへ列車で向かいます。

 
 
 
 
 

<Grand Placeのカフェ>
ハート♡がキュート。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

<噴水が心地よい。瑞々しい空気と幸せな空間。> 

 
 
 
 
 
 
 


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 <南ベルギーの鐘楼群は世界遺産にも指定されています。>
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

<市庁舎前のサル。頭がピカピカになっています> 
 
 
 
 
 
 
 
 

<地ビールはSt.Feuillienサンフイヤン> 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

<手前は理容室の看板>
「お洒落な」イメージのヨーロッパ、意外に垢抜けていない部分も多いです(失礼^^;)。
この看板や宣伝とか、ちょっと笑いました。