2014-04-25

作品 / WORKS (ブルターニュの浜辺)

 
 
 

 <作品 "CONCARNEAU" 「ブルターニュの浜辺」>

 
 




 

 

この作品は、2013年夏のラルチザン・パフュームとのコラボ「le retour à la mer ~海のある風景」の際に制作したうちの1点です。

"le retour à la mer"、 海への回帰。 原点であるフランスに戻り、2つの香りに寄せて、地中海と大西洋、2つの海を描きました。

http://atsuko-k.blogspot.jp/2013/07/exhibition_25.html


この絵は、そのうちの一方の香り"COTE D'AMOUR"に寄せて、大西洋岸COTE ATLANTIQUEの静かで透明な海辺をイメージして描いたもの。


私の作品は、どちらかというと地中海寄り?(VIVIDで光と色彩溢れるイメージ)で、淡く静かな透き通った大西洋岸のイメージを
描く事はあまりなかったのですが、この時のコラボでは、敢えてその両面を描く事にしました。

それは、自分の奥底に潜在しているフランスへのイメージを呼び起こして表現する作業でもありました。
白いキャンバスに向かい、潮の香りと音、淡いブルーの記憶と共に、イメージ・かたちが出て来るのをじっと待ち。
そして、いつの間にか心が彼の地へと浮遊していて、そこから一気に描き上げました。


流れ着く流木、松、潮の香り。永遠の優しさと人の中にある普遍的な愛情。
流木は、バイヨンヌ、ラ・ロシェルを過ぎ、ブルターニュのコンカルノーConcarneau に漂着しました。

そうやって想いを込めたこの作品は、私の手元から幸せに旅立って行きました。 フランスと海を想う、素敵な方の元へ。


人から人の心の中へ、イメージは継がれていきます。 絵という媒体を通して。 解釈・想いはそれぞれであっても、気持ちはどこか
繋がれて行く気がします。 そんな時、ちょっと幸せを感じたり。

http://atsuko-k.blogspot.jp/2013/08/voyage-atlantique.html







2014-04-13

作品 / WORKS (薔薇色のトゥールーズ "Toulouse, la ville en rose")

 

 

<Eglise St.Etienne サン・テチエンヌ教会>

 
 




 
 
 
 


"Toulouse, la ville en rose"  薔薇色のトゥールーズ。 

大好きな南西フランスに想いを馳せ、街角の教会 St.Etienne サン・テチエンヌを描いた一枚。 今、LE PETIT BEDON に展示しています。

この赤が、その時トゥールーズの為に選んだバラの色。
バラには様々な色があります。 赤と言っても、表現するのはなかなか難しく。 この時は微妙にピンクがかった紅色を選びました。

それと同時に、「la ville des violettesスミレの街」の別名に寄せて、紫を使っています。

描き始めた時は紫寄りの絵でした。 すんなりと気持ちが入っていけるように、まず下地を紫で塗っています。
そのままスミレで行くか、それとも薔薇でまとめるか、なかなか決まらなかった作品。

この街を次に描く時は、別の色のバラでまとめてみようかな。 一体どんな色になるのでしょう?それも楽しみ♡








2014-04-06

作品 / WORKS (カルカッソンヌ "Carcassonne”) @ "LE PETIT BEDON"





<カルカッソンヌ Carcassonne, mon rêve toujours>





 








カルカッソンヌ。 初めての一人旅で真っ先に訪れた、憧れの土地。

"Voir Carcassonne et mourir" 「カルカッソンヌを見ずして死ぬな」という格言もある景勝地です。 美しく幻想的な城塞都市。
丘の上にそびえたつ中世の城壁に囲まれた旧市街CITÉは圧巻。 夜の闇に浮かび上がるライトアップされたその姿は、
幻想的で夢のような景観です。


カルカッソンヌ、トゥールーズ、そしてアルビ。

初めてその地を訪れてから、私の中で “le Sud-ouest” 南西フランスは特別なものとなりました。 常に戻りたい、憧れの土地。
そしてそれから何回訪れたことでしょう。 スペインの香りのするフランス。
大好きなピレネー。 地中海沿いのコリウールやカタローニュもとても魅力的です。


日本に於ける南西フランス料理の名店「パッション」を最初に訪れたのはもう十数年以上も前でした。
暖炉のあるクラシックで優雅な店内、そして大好きな地方の香り。 常に憧れのお店でした。

あれから長い年月が経ち、でもお店はずっと変わらずそこにあります。
そして、LE PETIT BEDON、LE COMPTOR OCCITANという2件の姉妹店と共に、私達を温かく迎えてくれます。


今回ご縁があって、その姉妹店2件に絵を飾っていただく事となりました。 カルカッソンヌや南仏への想いを込めた作品達です。

フランスへの長い間の想い、変わらない愛情。そんなものを少しでも分かち合える幸せと感謝を込めて。