<京都、夏の旅>
8月の盛夏の中、京都へ短い旅をしました。
この街を歩くのは1年半ぶり。 暑い。 前回は、まだ肌寒さの残る3月でした。夏に訪れるのは初めてです。 ちょうどお盆の季節、京都は熱く燃えていました。
五山送り火と鴨川の川床(納涼床)も楽しめます、夏の風物詩。 街歩きをするにはやはり暑いですが。
京都は、誰かと一緒でも一人で歩いても楽しい、風情と雰囲気のある街。 そしてとてもアーティスティックなところ。 大好きです。
パリと京都は姉妹都市。
街の中心を流れる鴨川とセーヌ川、歴史と伝統、工芸の街、そしてアートの地。 共通点は数え切れず。
こじんまりとしていて徒歩で歩ける、街歩きをするのにちょうどいい大きさでもあります。
日本国内はあまり旅していないので、これから訪れたいと思っているのですが。
その中でも京都は特別で、「そうだ、京都行こう」と思い立って^^; すぐに行きたい街、毎回違う楽しみ方が出来る場所です。
<二条城にて。飛行機雲。> |
今回は、友人の作家の個展を観がてら、アートを味わい街歩きをするという計画。
京都らしさと美味しいものを味わい、建築・工芸など美しいものに触れ、感性に刺激を受ける旅です。 合流する友人達と一緒に、気ままにぶらぶらするという楽しみも。
京都には独自のカフェ文化があり、それを味わうのも目的の一つ。
イノダコーヒー、前田珈琲等々の老舗や個性的なカフェがたくさんあり、濃い文化です。美味しいコーヒーと独特の雰囲気が味わえます。
朝から開いているお店ではモーニングサービスも充実。
三条通りは大好きな通り。 京都の中心を東西に走っています。 烏丸界隈から河原町方面までの散策も楽しい。
古い建物や洋館が点在する、文化的で雰囲気ある街並。ギャラリーやブティック、カフェも並んでいます。
寺町通りを北に上って行くと、古書や工芸店の点在する風情ある通りになります。
芸艸堂は明治からある木版画・美術書出版社。ギャラリーのような店内では、素敵な画集や絵葉書、木版画等々が楽しめます。
鴨川沿いにはお店の川床が並んでいます。夏の夜の楽しみ。
川のそばまで張り出した川床(テラス)で食事やお酒が楽しめるというゴキゲンなしくみ、夜風が心地よい。水を感じながら夜は
更けて行きます。
水の近くはやっぱり涼しいですね、雰囲気も満点。暑い京都の生活の知恵から生まれた文化。
古都、京都。 平安時代からの長い年月、日本の文化・雅の中心として君臨し、建築・美術や工芸、そして様式と食。
無数のアートが街中に点在しています。
繊細で鋭利な美意識、感性、過去と現代、新しさ、そしてゆったりとした時間。 日本の美というものの一つのかたちが、ここに
集約されています。
長い月日の間に培われ、土地と人々に自然としみ込んでいる独自の美意識。 それがこの街を、より美しくしているのでしょうか。
<東福寺>
<寺町通り>
<河原町の喫茶店「ソワレ」> |
<三条通り> |