<フランスの海について・大西洋岸>
<コンカルノーConcarneau、ブルターニュBretagne> |
地中海の鮮やかで光溢れる雰囲気と比べて、アトランティック(大西洋岸)はまったく異なります。
北はベルギーから続くノールの海。 カレー(ドーバー)海峡の対岸はイギリス。
印象派の愛したシックなノルマンディーNormandie。 オンフルールHonfleurやル・アーブルLe Havreはモネの世界です。
りんご酒カルバドスやシードルとクレープ。 フランス映画とサヴィニャックSavignacの地。 Cherbourgシェルブールの雨傘。
Savignac は20世紀のフランスの画家。 鮮やかな色彩とユーモア溢れる素敵なポスター。 昔から大好きです。
エールフランスや森永のチョコレート等々、名前を知らなくてもファンは多いはず。
オンフルールの程近く、パリから列車で2時間ほどのトルーヴィル(Trouville)はサヴィニャックの町。
街中にポスターが溢れ、原画が展示されている美術館もあるそう。 実はまだ行った事がありません。。。 なぜ?いつか必ず。
そして、モン・サン・ミッシェルMont St.Michelを境にブルターニュBretagne地方へと続きます。 城壁に囲まれた町、
サンマロSt.MaloやディナンDinan。
<モン・サン・ミッシェル Mt.St.Michel> |
荒々しい岩と、石造りの建築。 歴史的にもイギリスの支配下にあり、先史時代やケルトの遺跡や文化の残る、
素朴で神秘的な地方。 ケルトの音楽、バグパイプ。 教会、十字架。 独自の言語ブルトン語。
<ケルトの石像(十字架)、ブルターニュBretagne> |
ヴァンヌVannesや先史時代の遺跡ドルメン(巨石)が残るカルナックCarnac 等々。
地中海沿岸のラテンなフランスとは全く異なります。
<コンカルノーConcarneau、ブルターニュ Bretagne> |
<コンカルノーConcarneau、ブルターニュBretagne 「ブルターニュの浜辺」> |
<コンカルノーConcarneau> |
<カルナックCarnacの古代遺跡(巨石)> |
<カルナックの遺跡、ドルメンやメニール達> |
<ヴァンヌVannes、ブルターニュ公の城> |
南下して、ナントNantesや塩の町ゲランドGuerandeを経て、シャラント地方の瀟洒な港町、ラ・ロシェルLa Rochelleへ。
少しずつ華やかさ、優美さが加わって来ます。
<ラ・ロシェル La Rochelle> |
更に、世界のワインの都Bordeauxボルドー、牡蠣の美味しいアルカッションArcachonを経て、スペインに程近い
バスクBasque地方へ。
優雅なリゾート地ビアリッツBiarritz、生ハムの美味しいバイヨンヌBayonne、サン・ジャン・ド・リュズSt.Jean de Luzを
越えれば、そこはスペイン、美食の都サン・セバスティアンSan Sebastianまで。 優雅な避暑地は続きます。
地中海が色彩と光の溢れる心躍る海、ワクワクする予感を感じるとすれば、大西洋岸は白く優雅な佇まい。
広々としていて、海が荒く、静かな印象です。 鮮やかな青ではなく、深く透明な青。 青と白だけの世界。
<バイヨンヌ Bayonne、バスク Basque> |
<サン・ジャン・ド・リュズSt.Jean-de Luz> |