les Voyages des Couleurs: 旅（VOYAGE) ・フランスの海について（地中海 la Méditerranée）

2013-08-04

旅（VOYAGE) ・フランスの海について（地中海 la Méditerranée）

＜フランスの海について・地中海＞

＜マントン　Menton＞

地中海、コート・ダジュールCôte d'Azur は、イタリアへと続く海岸線。

文化も空気もイタリアに近く、開放的で明るく楽しいところ。「紺碧海岸」の名の通り、真っ青な色とりどりの青が
主役の地です。

ニースNiceやカンヌCannes、モナコMonaco。アンティーヴAntibes、ヴィルフランシュVille-Franche-sur-Mer、
そしてマントンMenton。
煌めく地中海と人々の暮らし。エズEzeやサンポールSt.Paul等々「鷲の巣村」と呼ばれる山頂の素朴で古い村々。

華やかでありながら素朴な面を持ったこの地方に、ピカソやマティス、コクトー等々アーティストはみな惹きつけられ、
制作の拠点としました。アートの香る土地です。

＜Menton＞

＜ヴィルフランシュ・シュル・メール Villefranche-sur-Mer＞

＜アンティーヴ旧市街　Antibes＞

＜Antibes＞

＜ニースNiceのトラム。
駅から海まで頻繁に走ってます。すごい便利になりました！＞

＜ニース旧市街　Vieille ville de Nice＞

＜ニース旧市街・市場 la marche de Nice＞

そこからプロヴァンス方面へ行くと、マルセイユ、トゥーロン等の大きな港も続きます。

マルセイユMarseilleの近郊、カシCassisの港は小さくて素敵なリゾート。この地方の名所カランク（断崖絶壁の海岸線）の
景観を楽しむ拠点ともなります。

＜マルセイユMarseille・クルーズ船から＞

＜マルセイユMarseille＞

さらに西へ。カマルグCamargueの湿地帯でフラミンゴや白い馬と出会い、ジプシーの聖地サントマリー・ド・ラ・メール
Ste-Marie de la Merへ。教会には黒いマリア像が祭られています。
城壁に囲まれた中世の村エーグモルトAigues Mortesは、十字軍の軍港でした。

＜サント・マリー・ド・ラ・メール Ste-Marie-de-la-Mer＞

＜エーグ・モルト Aigues-Mortes＞

＜Aigues-Mortes＞

そこから海岸線を西へ向かうと、少しずつスペインの香りが漂い始めます。

ワインの美味しいラングドック・ルシヨン地方、ポールヴァレリーの墓地のあるセートSeteから、潟の続く海岸線沿いに
ナルボンヌNarbonneを越えると、コートヴェルメイユ（Côte Vermeille 緋色海岸）と呼ばれる海岸線が、スペインへと続きます。

＜セート Sete＞

コートヴェルメイユ（Côte Vermeille 緋色海岸）、カタルーニャの文化圏。空気も色もすっかりスペインの眩さ、鮮やかさ、
強烈さを感じます。
その名の通り、溢れる光と風、コントラストの強い色彩。青い海に鮮やかな赤と黄色の映える、スペインの香りのする地。
画家の好きな場所。
ピレネーの麓、スペインの光と影がここまで届いているかのように眩く、そして素朴な地方です。

コリウールCollioure、ポートヴァンドルPort-Vendre、バニュルス・シュル・メールBanyls-sur-Mer、太陽の似合う、生活感
溢れる漁港とリゾート。
その強烈な光に魅せられ、フォーヴィスムはコリウールで生まれました。アーティストの集う地。

海岸線は国境を越えてスペインへ。 Costa Bravaコスタ・ブラバとなり、バルセロナへ続いて行きます。