<MENTON / VILLEFRANCHE-SUR-MER>
<マントン MENTON> |
ある夏の終わり。
イタリア・Rivieraリヴィエラ海岸からジェノヴァGenovaを経由し、国境を越えてマントンMentonへ。
早春のレモン祭りとジャン・コクトーJean Cocteauで有名な海辺の街です。
マントンは二度目の訪問。 昔、ハーバーの景観の写真に魅せられてからずっと大好きな、永遠の憧れの街です。
海沿いの遊歩道を散歩し、地中海の風に吹かれ。
海辺の城塞にある小さなコクトー美術館は、コクトー自身が手掛けたこの地にぴったりの場所です。
もう一つのコクトー美術館も近くにオープンしたとのこと。 また行かなければ。
市庁舎の結婚の間。 内装はコクトーの絵で彩られています。 あんな場所で結婚式を挙げるのは素敵ですね。
毎年2月頃に開催されるレモン祭りは、街中がレモンとオレンジで彩られ、山車やオブジェ、人形も作られます。
いつか、その時期に訪れたいと思っています。
旧市街。 海の近くのサン・ミッシェルSt.Michel教会とモザイクの敷石のある広場は、マントンで一番好きな場所。
旧市街の色、温かみあるシャーベットオレンジは、私にとってのマントンのイメージカラーです。
山上の村ロックブリュヌRoquebruneヘもバスで行くつもりだったのですが。 忙しくなってしまうので今回はあきらめ、
次回の楽しみに♡ 大好きな中世の村。
そうして、ただひたすら海辺や旧市街をブラブラし、大好きなマントンの空気をおなか一杯に吸い込んでいました。
一日の終わりは、旧市街のワイン・ビストロでまったりと夕食。 そうやって南仏の夜は更けていきます。
そして翌日。朝の散歩の後、バスで海沿いをヴィルフランシュ・シュル・メールへと向かいます。
<コクトー美術館 Musee Jean-Cocteau> |
<コクトー美術館入り口 Entrance> |
<市庁舎、結婚の間 Salle des Mariages> |
<結婚の間、内部の壁画。 壁も天井もコクトーの絵で埋め尽くされています。> |
<サン・ミッシェルSt.Michel教会と モザイクの敷石のある広場。好きな場所です。> |
<旧市街の高台からサン・ミッシェル教会を臨む風景。 空と海、オレンジの建物のコントラストが印象的。> |
Jean Cocteauが手掛けたチャペルがある、小さくて瀟洒なリゾート地。
サン・ピエールSt.Pierre礼拝堂は、海沿いに佇む小さなチャペルです。コクトーが、この地の漁民の為に手掛けたもので、
いたるところに魚や海のモチーフがみられます。
チャペルの内部は一面に壁画で埋め尽くされています。もとは漁師だった聖ペテロをこの地の風景の中に描いた作品。
まるで海の中を漂っているかのような気分。チャペルの隅にずっと座って、海の世界に浸っていました。
チャペルのはす向かい、WELCOMEホテルは、コクトーが戯曲「オルフェ」を執筆した事で知られるホテル。
趣ある可愛らしい旧市街は、海に向かう斜面に広がっています。細い路地、坂道や階段の散策も楽しいです。
到着後すぐ、雷雨に見舞われて飛び込んだビストロの雰囲気も満点。 雨宿りしながらムール貝とワインで腹ごしらえ。
私の泊まったホテルLE PROVENÇALは、本当に南仏らしい、気軽でナチュラルでのびのびとしたところでした。
海沿いを散歩しては、コクトーのチャペルへ戻り海の中を味わい。旧市街を歩いては、想いを馳せる。
チャペルの女性に「本当に好きなのね」と感心されてしまいました(あれは、特別に何回も入れてくれたのかな?)。
翌日は、朝のバスでニース空港へ。この旅の最終目的地・パリに戻ります。
<旧市街> |
<雨に降られて飛び込んだ旧市街のビストロ> |
<良い雰囲気。ムール貝とロゼワインも美味♪> |
<ヴィルフランシュ・シュル・メール VILLEFRANCHE-SUR-MER> |
<コクトーの手がけたサン・ピエール礼拝堂 Chapelle de St.Pierre> |
<礼拝堂側面。手前にはコクトーの彫像。> |
<港に佇むコクトーの彫像> |
<宿泊したホテル「ル・プロヴァンサル」 LE PROVENÇAL>