2020-03-06

旅(Viaje)・北スペイン~ポルトガルへ(desde Norte Espana hasta Portugal) Ⅱ ポンテヴェドラ / Pontevedora





<ポンテヴェドラ>















ポンテヴェトラは、北西スペイン・ガリシア地方の大西洋岸、リアス・バイシャスに位置する古い町。

ローマの頃からの古くからの歴史を持つこの町は、中世には貿易港としても栄え、当時の古い教会や貴族の館等、
紋章の飾られた華麗な建築を今も観る事が出来ます。

その後衰退したものの、近世~現代には文化の中心として発展をみせ、現代のポンテベドラはガリシア県都として、
政治の中心ともなっています。
中世と近代の建築が独自の様式の建物・高床式倉庫(オレオ・穀物貯蔵庫)と共に共存する、独特の地方です。

ガリシアは、緑深く魅力的な地方。しっとりと雨が多くてどちらかと言えば暗く、神秘的な感じ。
「光と影のスペイン」とは全く違う国のようです。

そして、ケルトの文化の香りも残っています。ガリシアの民族音楽はバグパイプを使うケルト系のもの。どこか
スコットランドを思わせます。

魚介と辛口白ワイン「リベイロ」、シードル等々を楽しみながらの旅。
(ちなみに、リアスとは、中学校で習ったあの「リアス式海岸」です。岩が入り組んだ魚介の宝庫の海岸。)




さて、ポンテベドラはサンティアゴ・コンポステーラから列車で1時間弱。旧市街は駅から遠く、タクシーで。
途中に新市街の現代的な建物を横目に見ながら、川を渡って移動。

ガリシア的で壮麗な建物の立ち並ぶ旧市街。そこには町の人々の日常があります。

この町へ来た目的のひとつは、国営ホテル「パラドール」での宿泊。歴史的城館や修道院を改装している
パラドールは、スペイン観光のハイライトのひとつ。美味しい地方料理も楽しめるのです。

旧市街は小規模で、すぐに一回り出来ます。パラドールにチェックインしてすぐに散策。
アーケードのある建物はとてもガリシア的。点在する十字架は心なしかケルトの香りも。

しっとりとした風景の写真をアップします。


































<パラドール>











<パラドール内部> 












































































































<郊外にあるオレオ> 













<北スペインにはこういう感じの彫刻が多いです。> 


























































































<サンチアゴ巡礼街道のマーク>