2015-01-16

旅(VOYAGE)・ブリュッセル / ベルギー(Bruxelles / Belgique) 2


<ブリュッセル / Bruxelles 2>









ベルギーは、美術・芸術面も独特で興味深い国です。

ブリュッセルの王立美術館ではフランドルの古典美術(ブリューゲルやボッシュ、メムリンク、ルーベンス等々)が
楽しめます。 ドイツルネッサンスの画家クラナッハCranachの「アダムとイヴ」やら。 この重厚な世界も見応えが
あって好き。
ベルギー美術のもう一つの側面は幻想美術。 デルヴォーやマグリット、アンソール等々。 ルネ・マグリット美術館
も必見。

グランプラスGrand Placeはフランスの文豪ヴィクトル・ユゴーが絶賛した事でも知られる大広場。
市庁舎やギルトハウスで囲まれた世界で最も美しい広場の一つで、世界遺産にも登録されています。 2年に一度
フラワーカーペットの祭典が催され、大きく壮麗な広場が花の絨毯で埋め尽くされるとの事。 一度その時期に訪れ
たいと思っています。

アールヌーボーの建築も街中に点在。 アールヌーボーの傑作と言われるヴィクトル・オルタ邸は、家具やステンド
グラス、装飾の素晴らしい繊細な建築。 こちらも世界遺産に登録されています。 郊外のMalbeck周辺の住宅地には
アールヌーボーの家屋が並びます。

更に、TinTinタンタンを始めとする漫画でも有名。 漫画博物館はアールヌーボー建築。 本当に幅広い街です。
美食と芸術、歴史、中世から現代へと、クラシックさと新しさの融合している独自の都会。

グランプラスから美術館・王宮方面を経て丘を上がったサブロン広場周辺は、広々とした優雅な雰囲気。
おしゃれなギャラリーや骨董店、カフェやショコラティエが点在します。 週末に立つ骨董市は有名。 冷やかして
歩くのも楽しく、じっくり見たらキリがありません。

街中にベルギービールの看板が林立する、ビールの都でもあります。 ピンクの象がシンボルの「デリリウム・
トレメンス」Delirium Tremensはグラスも可愛くて好きです。(でもピンクの象ってアルコール中毒を意味してる
らしいですが。。。)

ベルギービール醸造所も見学。 「Cantillonカンティヨン」は、ブリュッセルの町中にある醸造所。  自然発酵ビール
Lambicのカンティヨン・グースが有名、モルトの甘みと酸味の強い複雑な味です。 日本は有数の得意先との事、
飲んだことのあるビールもあります。 日本人ってすごい。。

そうやってブリュッセルを満喫した後、お楽しみの地方(+地ビール)巡りを始めるのでした。




 

<王宮方面の丘からグランプラス・旧市街を臨む風景> 







 
 
 
 
 
 
 
 


<クラナッハの作品@王立美術館>
印象的な画家。
 
 
 
 


<王宮方面へ上がっていく道> 
 
 
 
  
 
 
 

<アールヌーヴォー地区、Malbeckの住宅地> 
 
 
 
 
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

<タンタンTINTIN 博物館>
 
 
 
  
 
 

<Cantillonの醸造所> 
 
  
 
  


<ビールを発酵させる桶> 



  
 

<上の街(官庁街・王宮)と下の街とを
行き来するエレベーター>