<プーリアPugliaの旅 ・ オトラントOtranto>
Atsuko K.の旅の記憶。
バカンスの季節。 夏の南イタリア、プーリアへ旅をしました。
海はどこまでも碧く。 アクアブルーとターコイズ、コバルトブルー。 様々な青の色彩が、鮮やかに模様を作っています。
空も水も空気も、すべてが一体となって、旧い街並を包み込んでいました。
遠くには、白い家並が一本の線となって続き、セルリアンブルーの空とウルトラマリンの海の境界線となっているのが
見えます。
このあたりは、遠い昔から東方との交流も盛ん。 種々の文明の痕跡が混在しています。 真っ白な小さい街々が、
他のイタリアとは違う独特の雰囲気を醸し出しています。 美味しい食材でも有名な地方。
Otrantoオートラント。
11世紀のプーリアロマネスク様式の大聖堂と、イタリアでも有数の美しい海で名高い南イタリアの町。 イタリア半島
南東端、長靴の.踵の先っぽにある、ギリシャの植民地からの旧い歴史を持つ小さな町です。
夏はのどかなリゾート地でもあります。
旧市街を取り囲む城壁は、海を見渡せる心地よく静かな遊歩道となっており、レストランも点在。
ぶらぶらと散策し、美味しいロゼワインと海の幸などいただきながら、ただひたすら海の美しさを堪能するのは、
至福のひととき。 波の音にゆられ、半分海の中を漂っている気分。
素晴しい大聖堂と旧い街並、美味しいワインと食べ物、そして美しい景色。 幸せな幸せな南イタリア。
数々の旅の欠片を、また少しずつ拾い集めています。