2018-08-31

旅(Viaggio)・シチリア / 南イタリア(Sicilia / Italia)Ⅰ <メッシーナ Messina>






<シチリアへ>















シチリア島、カターニア空港へ降り立ち、ロストバゲージが発覚。 友人の皆様にご心配をかけた(笑いを取った?^^;)、
「ロストバゲージ事件」です。

パリからローマの乗継便が遅れたから、ローマの荷物コネクションが不安だったのだけれど。 イヤな予感的中。
アリタリアやめれば良かった。仕方ない。

カウンターのやる気のない係員に伝えて、とりあえずはバスへ乗り込みます。 予定より1時間遅れ。


カターニア空港からバスで1時間半、北東の海峡の町Messina メッシーナへ到着。 傷心?のまま、旅の始まり。



メッシーナはシチリアの玄関口。 メッシーナ海峡を隔てて、イタリア本土の町レッジョ・ディ・カラブリアまで
フェリーで30分。 本土とシチリアを結ぶ鉄道も通っています、列車がそのままフェリーに乗るのです。
鉄道ファン、経験する価値あり。(私は結局、外から見ただけ。)


特に観光地ではありませんが、何となく来てみたかったのでした。 そしてもちろん、フェリー体験も♡

駅まで車で迎えに来てくれたB&B "Crystal" の人達は、ロストバゲージで手ぶらの私を心配して優しくしてくれました(笑)
このB&B、部屋毎にテーマカラーが決まっていてチャーミングでフレンドリー。 なかなか人気のようです。
(私はTripadvisorで見つけました。)
スーパーやデパートCOINでとりあえずの必需品だけ買って、旅の始まり。


すっかりやる気を無くしていた私は、それでもがんばって町を散策。

トラムに乗って町を回り、鉄道の乗るフェリーを眺めたり(1日に数本しかないはずなので、見られてラッキー)♡
写真は禁止らしく(なぜ?)、係員(鉄道警察?)に強く制止されてしまいましたが。。


港ではシチリアビール「メッシーナ」を。 港町の風情、いいなぁ。


そして夕方。 フェリーでイタリア本土へ往復。 レッジョの国立考古学博物館を訪問し、古代ギリシャのブロンズ像
も鑑賞。



翌日は町外れの州立美術館へ。 この街にはなんとカラヴァッジョがあるのです。

中世のバロック画家、カラヴァッジョ。 殺人を犯して逃避行を続けた彼が、しばらく滞在した町。 ここでは
「羊飼いの礼拝」「ラザロの復活」を観る事が出来ます。 観客は私だけ、大作を独り占め。 やっぱり迫力あり
ます。

(シチリア島にあるカラヴァッジョは3点。 もう一枚はシラクサ。これで3枚とも観た事になります。)


 
さて、いよいよ旅も本番。9月のシチリアはまだ真夏。 荷物もなく身軽なまま、エオリエ諸島へ渡る拠点の港町、
Milazzo ミラッツォへ。









<メッシーナの大聖堂 Duomo> 





















































<鉄道車両がそのままフェリーへ> 
係員が睨んでいる。。。。
この後、別の人に「写真撮るな」と追い払われた。。。なぜ?













<車両が乗っているフェリー>














<そしてイタリア本土へ> 























<カラバッジョ@州立美術館> 












<トラムの停留所>

































<デパートCOINの壁> 














<レッジョ・ディ・カラーブリア> 












<国立考古学博物館>
ギリシャ時代のブロンズ像 

































































<レッジョからシチリア島を臨む> 













<B&B Crystal> 
























2018-08-24

作品 / WORKS・南スイス・ロカルノ / Locarno, Ticino (Sud-Svizzera)






<ロカルノ/ Locarno> Santuario della Madonna del Sasso












マッジョーレ湖畔の町、ロカルノ。

この絵は、丘の上から眺めたマドンナ・デル・サッソ教会とマッジョーレ湖の風景を描いたもの。
2017年の個展「色彩の旅2017〜軌跡」に描き下ろした作品です。


南スイス、イタリアとの国境に近いティチーノTicino地方はイタリア語圏。 まるでイタリアのような
ところ。 アルプスの麓、たくさんの湖が点在する、美しく風光明媚な心地よい土地。

ロカルノは映画祭が毎年開かれる、南国ムード溢れる素敵なリゾート地。 マッジョーレ湖畔に広がる
旧市街と瀟洒な街並。 山の中腹に建つ美しい聖地、マドンナ・デル・サッソ教会はとても魅力的です。

この教会は、岩壁に造られた聖所を基に建てられたもので、15世紀以降、人々が訪れる巡礼地となって
います。 内部は美しいフレスコ画で彩られています。


この絵は、湖畔の町からケーブルカーで上り、終点から眺めた風景。
美しく広々とした透明な空気感、南欧的スイスの明るさと華やかさを描いたものです。

ここから更にロープウェイで山頂まで上ると、そこから続くハイキングコースもあり、アルプスは
すぐそこ。

暑い夏の日。 山頂は、ひんやりと風が気持ちよく。 眼下にひろがる美しい湖と町をいつまでも眺めて
いました。








2018-08-17

展示情報 / EXHIBITION (「5つの軌跡」・神保町「檜画廊」)






<「5つの軌跡」展@神保町>












久々に展示情報です。 グループ展に出品します。 8月27日(月)から神保町すずらん通りの「檜画廊」にて。

今回は5人展。 個性溢れる様々な作品が並ぶ予定です。
モチーフもテーマも作風も、全く違う5人の展示。 この5人でやるのは初めてです。

メンバーのうち、2人は絵を始めた頃からの友人。 かなり以前(10年以上前)に何度か「3人展」は開催して
いるのですが、一緒に発表するのは久々の機会。 三人三様、まったく別方向で興味深い展示と言われていました。

私は、油絵を数点出品予定です。今回は以前の作品が中心ですが、どの作品になるかはまだ決まっていません。
新作を発表するかもまだ未知数。

初日の夕方18時より、オープニングパーティーとミニライブ(サックスとチェロの即興演奏)もあります。
私の在廊予定はまだわかりませんが、毎日夕方18時以降と、最終日(土)~14時頃までになると思います。

8月最終週、夏の終わりに、ぜひお立ち寄りください。皆様のお越しをお待ちしております。


「5つの軌跡」展 @神保町すずらん通り「檜画廊」
http://hinokigarou.jp/web/

8月27日(月)~9月1日(土)11時~18時30分(最終日16時30分まで)
都営地下鉄三田線/新宿線・東京メトロ半蔵門線「神保町」駅A5,A7出口より徒歩数分




<Group Exhibition "5 tracks">

Aug.27(Mon) – Sep.1(Sat) 11:00-18:30 (Sep.1 -16:30)
Opening Party : Aug.27 18:00- (with mini-concert Jazz)

"Gallery Hinoki" http://hinokigarou.jp/web/
@ Jimbo-cho (Suzuran Street)
1-17, Kanda-Jimbocho,Chiyoda-ku, Tokyo Tel 03-3291-9364





<Exposition en groupe " 5 chemins”>

27 août (lun) – 1 septembre (sam) 2018 (11:00-18:30, le 1 septembre -16:30)
Vernissage: le 27 août 18:00- (avec mini-concert Jazz)

"Galerie Hinoki" http://hinokigarou.jp/web/
@ Jimbo-cho (r.Suzuran)
1-17, Kanda-Jimbocho,Chiyoda-ku, Tokio Tel 03-3291-9364









2018-08-10

旅 & 作品(Viaggio & Works)・シチリア / 南イタリア(Sicilia / Italia)序章







<シチリア、再び>








<Taormina タオルミーナ> 





今年も盛夏を迎えています。

夏になると、シチリアの事を想います。
いや、シチリアはいつも心のどこかにあります。 いつも戻りたい場所として。

このブログでも、過去に何度も書いています。 時々気持ちが溢れ出てしまうのです。


そろそろまた、シチリアの旅行記も少しずつ綴っていきたいと思います。



シチリアへは、今まで4回の旅をしましたが、まずは期近の2016年の旅について。 エオリエ諸島や遺跡、
北東部~南西部へ縦断の旅。


大好きなシチリアの記事は、気の向いた時に少ーしずつ。 ずっとシチリア気分でいられるように。








2018-08-03

徒然なるまま、絵を描くという事 & その他もろもろ。








<夜中の戯言>












夜の制作中です。 次の展示に向けて。

音楽を聴きながら久々の赤ワインで、ちょっとセンチメンタル・モードに入ってます。ご容赦を(笑)

元気を出そうと、サザンの「葡萄」を久々に聞いてるところ。夏だし、何といっても地元の湘南。

音楽はどちらかと言うと、メロディーラインと耳に響く楽器の音、それと好きな外国語の響きを追う
私ですが。
サザンは歌詞も良いね、やっぱり。 心に響き、とても沁みます。 そしていろいろな事を考えます。




いろんな事がある毎日。 こんな私でも、たまに凹んだり、やり場のない気持ちになったりもします。 
まあ、人間だから^^;

人といるのは大好きだけれど、言葉で表現するのは苦手だし。 話すよりは書く方がまだ良いかな。
子供なんですよね、いくつになっても。
凹んでる顔も見せたくないという体育系(笑)  というか、楽しくないから。



そんな時、絵はやっぱり友達。

キャンパスに向かうまでに要するパワーは半端ないけれど、いったん頑張ればそこからは、別の世界が
待っています。

うわの空で塗りながら、いろーんな事をとりとめなく考えたり。 時々我に返って次の色を選んだり。
きれいな色を使うと、とにかく嬉しい。 ペインティングナイフを使っているだけでも、気持ちが
落ち着いて来る。

好きな音楽を聴きながら。

そこは他者のいない、自分だけの世界。 誰も入って来ないし、誰にも迷惑をかけない。 ある意味、
自己完結出来る。


なーんて事に、数年前に気づきました。


自分なりにいろんな想いがあって。 切なかったり辛かったり、楽しかったり幸せだったり。

それを全部塗り込めて出来上がった絵を観てもらって。 そして一人だけでも、ちょっとでも幸せな
気持ちになってくれたり、元気になってくれたりすれば、それって最高に幸せなのかも。

(なんて、つい周りの人達のことを想っちゃうのは、やっぱり自己完結って出来ないんですよね。。)



人はみんな、それぞれいろいろな事情と思いがあります。

つい自分の事しか見えなくなってしまうけれど。 
こんな事考えてると「人間ってそんなに大差ないんだろうな」って思います。 みんな同じなんだから、
頑張らなくっちゃ。


こうやって文章を書くのも、自分の表現の一つかな。
もともと文章は苦手だったけれど、いつか勉強して文筆業もやってみたい。


口下手だけれど、好きな人達に囲まれて、みんなの幸せそうな笑顔を見ながら話を聞きながら、
黙ってワインとか飲んでるのも幸せ。 気持ちをなーんとなく共有しながら、時々写真を撮ったりね。
それも元気の源。


「センチメンタル過ぎる」と時々言われて、申し訳ない気分にもなるけれど。 そう簡単に性格は
変えられないから。
「敏感くらいじゃないと、絵なんて描けない!」と開き直りつつ。 そして子供のように全開。。。。



以上、とりとめなく。 単なる酔っ払いの戯言で失礼しました(笑)
こんな事は滅多にないので(笑)、宜しければこれに懲りずにお付き合い下さいm(__)m