2024-12-15

旅(Voyage)2024 / サントロペと画家達(St.Tropez, Provence, Côte d'Azur / France)



<サントロペと画家達>






<中央は Paul SIGNAC シニャックの作品>







サントロペに憧れたのは、城砦から臨む風景の写真に魅せられ、シニャックやマルケの絵を知ってからでした。

この町ではやはりここへ、という事で、ラノンシアード美術館 Musée de l'Annonciade へ。

20世紀初頭、単なる漁村だったサントロペの素朴さと陽光に魅せられたシニャックを始め、
マティス、ドラン、
ボナール、マルケなど、サントロペを愛した画家達の作品を展示。素晴らしいコレクションです。










画家達に愛された、名もない素朴な漁村だったサントロペ。

その後、ブリジット・バルドーにより世界にその名が知れ渡り、現代のサントロペはセレブの集うシックなリゾート地
となりました。

ポール・シニャックやアルベール・マルケ、画家達の描いた昔のサントロペ。 町が今のように華やかになる以前の、
漁村の佇まいを描いた作品は、心に響きます。

大好きなマルケの描いた風景。一瞬でもタイムスリップして、その時代のサントロペに戻ってみたい。

今は巨大なクルーズ船がたくさん停泊している旧港。それはそれで華やかで良いけれど、全く別のもの。
絵のような面影はどこにもありません。夏期のせいか、これがいつもの風景なのか。




「画家達がみたような昔の風景に想いを馳せて心に描き、クルーズ船のないイメージで、現代のサントロペを
描いてみるのも面白いかもしれない。」
と、ふと思いつきました。 

うん、そのうちやってみよう。
無くなってしまった風景も、心の中の景色も、自由に表現出来るのが絵なのだから。





<Albert MARQUET マルケの作品>







































<Albert MARQUET マルケの作品>















<PICABIAの作品>