2017-06-30

徒然なるまま、旅について Ⅱ





<旅について>








<シチリア・タオルミーナ Sicilia/Taormina> 








旅は、その場にいるときには、割と淡々としていて日常です。

日本にいる時と違うのは、用事は片付けられないので、帰ってからと後回しに出来る事。
周りに誰も知っている人がいないので、善かれ悪しかれ、とても解放されて自由。 人目も気にせず。

あまりやる気なく、何もしなかったり途中で止めちゃったり。 気が向くとまっしぐら。
なすすべなく、ただひたすらブラブラしています。

そうして、限りなく自由で、この上なく幸せを感じる瞬間が時々訪れます。
あ、私は実は、とても幸せなんだ。 と。

それは、美しい景色を観たりする時よりも、どちらかと言うとふとした瞬間。
バスや列車の移動中だったり、駅でボーッとしてる時だったり。

どんな時?たぶん、いろんな条件が重なった時なんだろうけど。 わかりません。 突然じわーっと来ます。


でも、そんな気持ちがいつも降りて来る訳ではなく、そうね、何回かの旅行に一回くらい?
大抵の場合、フラフラしながら、「私って、いったい何やってるんだろうなー」なんて思う事の方が多く。

なので最近は、たまにあるそんな時間を求めて旅に出る事も多いです。
いろいろと試行錯誤しながら、より幸せな瞬間を求めています。


旅の間は、結構、淡々としていて、正直、そんなに100%明るい気分でなかったりもするし。
何をするのも面倒くさかったり。 気の向くままにふらふらしてます。

時々考えます。 これって、人生を賭けるほどの事ではないよなー
とか。 大げさだけど(笑)


でも、帰って来て数日経つと。

何故か、全てが少しずつ輝き始め、どんどん膨らんでいくような気持ちになって来ます。
どんな出来事も。 特に、ここ数年かな。



その場にいるよりも、
その時に感じる幸せよりも、

帰って来て数日経ったある日から、その旅の日々を想い出す。
それは、珠玉のメモリーとして、蓄積されて行く。


ビクビクとキョロキョロとしながら長かったバンコクの数日間。
言葉も通じず無口になり、粛々と旅したポルトガル。

実はかなり疲れたし、早く次の旅に行きたいと思う事もあったけれど。

もう既に、戻りたい。 と思います。 もう一度、あの時に、あの場所に。

そうやって、私は旅を続けて行くのかも。









<タイ・バンコク中央駅> 
Bangkok Central Station












<バンコク。宿泊したカボション・ホテルのレストラン、タイ・ラオ・エーにて>
Bangkok, Hotel Cabochon 









<ポルトガル、ポルト旧市街>
Porto, Portugal 










 
<ポルトガル、リスボン>
Lisboa, Portugal 









 
<ポルトガル、リスボン>
Lisboa, Portugal 










<スペインとポルトガルの国境の町、トゥイ(スペイン)>
Tui, Spain









<南仏の村、ムージャン>
Mougins, France









<フランス・ノルマンディー地方のリゾート地、トルーヴィル。サヴィニャックの街>
Trouville-sur-Mer, Normandie, France











 
<スペイン、マヨルカ島。パルマの大聖堂。>
Palma de Mallorca, Spain









 
<トルコの古都、ブルサ。温泉の町。>
Bursa, Turkey








<南イタリア・プーリア地方の巡礼地、モンテ・サンタンジェロの街角にて>
Monte St.Angelo, Puglia, South Italy









<南イタリア・プーリア地方、ポリニャーノ・ア・マーレ>
Polignano a Mare, Puglia, South Italy










<南イタリア・シチリア、カルタジローネの階段>
Caltagirone, Sicilia
 










 
<南イタリア・シチリア、バロックの町・シクリ>
Scicli, Sicilia









<南イタリア・シチリア、シャッカ>
Sciacca, Sicilia










<クロアチアの南端、ドブロブニク>
Dubrovnik, Croatia













2017-06-23

旅(Journey)・イスタンブル、又はコンスタンチノープル(トルコ)/ Istanbul(Constantinopolis) (TurkeyⅢ)







<イスタンブル>












イスタンブール。東洋と西洋の出会う場所。

遠い昔にはビザンチン、東ローマ帝国の首都コンスタンチノープルとして栄華を極め、15世紀のオスマントルコ以降は
イスラムの都として繁栄し続けている大都会。
ミナレットのそびえるモスク群とビザンツモザイクの美しい永遠の都。

イスタンブールは常に、私の憧れの異国の街でした。

いつか行こうと憧れて描き続けたコンスタンティノープル、実際に肌で感じ、ひたすら撮ったイスタンブル。

そして今、少し時間が経ち、この街は再び、私にとって「夢見る異国、イスタンブル」のイメージとなりつつあります。
実際に観たもの、感じたイメージを熟成させ、これからもずっと追いかけていくモチーフのひとつとして。

この街については、書き出したらキリがないので、いつの日かまたゆっくり書くとして、簡単に写真をアップします。




































































































































































































































2017-06-16

旅(Journey)・トルコ、カッパドキア / Cappadocia (TurkeyⅡ)






<カッパドキア Cappadocia>














カッパドキア。 トルコ中央部、アナトリアの地。 その歴史は紀元前のヒッタイトの時代にまで遡る奇岩の地です。

イスタンブル経由、奇岩の地カッパドキアの中心地カイセリKayseriへ到着したのは夜22時。 長年の想いを経て、
とうとうトルコの地を踏みました。

シャトルに乗り込み、暗い中に浮かび上がる奇岩達に圧倒されながら30分。 目的の町ギョレメのカッパドキア・
カーヴ・スイーツホテルへ到着。 奇岩の洞窟ホテルに宿泊です♪

ギョレメはカッパドキア観光の拠点となる街のひとつで、ここから様々なツアーが出ています。

たった2日の滞在。 個人で車無しで回るのは厳しいので、融通(ワガママ)の利くプライベートツアーに申し込み
ました。



世界中でここにしかない、特別な地カッパドキア。

百聞は一見にしかず。奇岩はやっぱり楽しく、景観は素晴しく美しいです。  思ったより更に田舎で、カボチャ等々
の畑の中を車で走ったり、普通の町のモスクを眺めたり。

ギョレメ洞窟教会、数々の奇岩達。 カイマクル地下都市、ローズバレーの夕陽の風景。

そして絶景とビザンツ教会跡の残るウフララ渓谷。 水音を聞きながらせせらぎに沿ってのハイキングは、身も心も
リフレッシュします。 カッパドキアは埃っぽい土地で、奇岩めぐりは砂埃まみれになるので、緑と水の多いところは
それだけで心洗われる気分。

ギョレメ屋外博物館は、奇岩の中に、住居やビザンツ教会や素晴らしい壁画が残っていて、建築・美術愛好家必見!

郊外のアヴァノスの街は陶器で有名。散策も楽しく、川沿いのレストランでのんびりランチ。

ガイドは日本語の超流暢なトルコ人男性。 普段はイスタンブル在勤で、日本にも来ているそうです。 とても紳士的で
説明も非常に興味深く解り易く、感謝です。

ちなみに彼曰く、「カッパドキアのピンクの石は柔らかいから掘り易いので住居になる」そうですが。 そんなに崩れ
やすい住居って大丈夫なの?あまり住みたくないなぁ。 と思うのは私だけ?
(でも、同行の友人も同じ事を言っていた。我々は地震国日本の住人だから。)


そんな感じで、楽しい旅は続きます^^










































<トルコのお守り・ナザール・ボンジュゥ>
この目玉、あちこちで見かけます^^



















<ウフララ渓谷> 




























 
































<アヴァノス> 













<住居跡>
岩は柔らかく、掘り易いとの事 (-_-)





















<ローズヴァレーの夕陽>










<ギョレメ屋外博物館> 










<洞窟ホテル、カッパドキア・ケーヴ・スイーツ>