2016-06-24

作品 / Works・レストラン「サン・ファソン」&「サンマルタン」 / Restaurant “Sans Façon & St.Martin”




<Sans Façon / St.Martin >







 
 
 
 
 
 
 
 
 
 






神楽坂レストラン「サン・ファソンSans Façon」。

神楽坂フレンチの草分けとして街の発展を見守って来たこの店は、昨年の11月に22年の歴史の幕を閉じました。
姉妹店の「サン・マルタン St.Martin」と共に、人々に見送られながら。


この2点の作品は、長い間の感謝と愛を込めて昨年11月の個展の前に描いたもの。 神楽坂の個展で展示し、そのまま
レストランの人々の元へと嫁いで行きました。

そして青い方の絵は、今は新しい居場所にきちんと収まっています。

雑司ヶ谷「Au Bon Coin オー・ボン・コワン」。 サン・マルタンの以前のシェフが数年前に開いたお店です。その場所は、
絵達と共に、私の新しい居場所にもなりつつあり^^;


そうやって月日は流れ、人も物事も移り変わって行くけれど。 何となーく変わらずそこにある、そんなものもあるんだと
思っています。 かたちは変わっても、ずっとそのままで。

全ての事は、自分の、そして人の気持ち次第なのかもしれません。 そして、流れに無理に逆らわずあるがままを受け入れた
上で動いて行くのも大事なのかも。 うまく言えないけれど。

そうやって生きて行けば、大切な部分はちゃんと残って行くと共に、新しい素敵な出会いもあり。 そしてそこからまた夢が
拡がって行くのだから。


















2016-06-17

旅(Voyage)・南仏コートダジュール / グラース(Grasse/Côte d'Azur)




<GRASSE ・南仏グラース>









Grasse グラース。フランスの香水産業の中心。

前回の記事で、EXPO ROSE 2016の写真をアップしたので、町の風景も少し。

香水の都として名高いこの小さな街は、カンヌからバスで約1時間の山の上にあり、遠くに地中海が臨めます。 町中に、
良い香りが漂っているようです。

町は香水店で溢れ、老舗の香水工場も多くあります。 世界に名だたるメゾンFragonardフラゴナール、Molinard モリナール、
Galimard ガリマール等々。 ギャラリーや工場の見学も出来ます。

町の近郊では、南仏らしい、香り高い花々が栽培されています。 ラベンダー、ジャスミン、ローズ、ミモザ、そしてネロリ
(オレンジの花)。 花摘みや香水づくり体験も出来るとの事。
18世紀のフランスの画家、ジャン・オノレ・フラゴナールJean Honore Fragonardの出身地。 美術館もあります。
(香水メゾンはその名を取ったとの事、直接の関係はないようですが?)

18世紀までは革なめし業で繁栄していたこの街、貴婦人が皮革手袋を身につける際に臭いが気になる、という事から
香水が発展していき、町の主要産業となって行ったそうです。

香水の聖地。 Chanel No.5をはじめ、数々の名香がここで誕生して来ました。 素晴らしい景色と中世の面影濃い旧市街。
明るく華やかで南仏らしい町です。




 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

<国際香水歴史博物館>
香水の歴史、香水瓶や様々な展示が楽しめます。マリー・アントワネットの旅行仕度セットとか!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


<EXPO仕様のロゼワイン>
 
 
 
 
 
 
 
 
 

翌日からのEXPO準備をしていた食料品店で、店のおじさんにもらった薔薇。
EXPO仕様のロゼワインに興味を示していたら。。。(^^;)
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 


<Molinard モリナールのショールームの庭> 









 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 


<Fragonard フラゴナール> 
 
 
 
 
 
 
 
 












 
 
 
 
 
 
 
 
 





















 
 
 
 
 
 
 
 
 


 町はEXPO ROSE仕様。
EXPOにちなんだ特別企画や商品等、町中が薔薇に染まっています。
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 


 











 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 























 










<博物館の部屋>
邸宅の再現

 








夕食はホテルのオススメ「Les 3 Garçons」にて。
ビーフ・タルタル、美味しかったです!軽く火を通してあって食べ易かった。

 

 

 

 

 

 

 

2016-06-10

旅(Voyage)・南仏コートダジュール / グラースのバラ博覧会(Expo Rose @Grasse/Côte d'Azur)




 <EXPO ROSE @ 南仏コートダジュール、グラース Grasse / Côte d'Azur>

 


 



 南仏コート・ダジュールの香水の都、Grasse グラース。

フランスの香水産業の中心地。 カンヌ近郊の山の斜面に発展した坂の多い町です。

香水の聖地として名高いこの小さな町は、ずっと私の憧れでした。 そして、ラルチザン・パフュームのお仕事で
「香り」というものにより愛着と親近感を覚えてからは、いつか訪問しようとずっと思っていました。


2016年5月初旬。 ようやく訪れたその日は、たまたまバラ博Expo Rose 2016の初日。

この旅の記憶と一連の旅行記については後ほど書くとして、記憶に染み込んでいる薔薇の香りと残像が鮮やかな&
フレッシュなうちに、EXPO ROSE 2016の薔薇の写真をアップします。

今も見るだけで、むせ返るほどの薔薇の香りが戻って来そう。