2015-08-21

旅(Viaggio)・プーリア / 南イタリア(Puglia / Italia) Ⅲ <南イタリア的旅について>





<南イタリア的な旅>

 





<Bitontoのバル> 





プーリアに着く早々、おおらかな?南イタリアならではの出来事に直面しました。

ビトントの大聖堂での事。
「地下礼拝堂は19時半まで入れるから後で見学に来てね」と案内の女性に言われ、素直に先に他を観てから
間に合うように戻ったのに、既に閉まっていて入れず。 時間内なのに帰ってしまったらしく、事務所も固く
鍵がかかっていました。 貼ってある電話番号にかけても応答もない。

愕然としたけれど諦め切れず、虚しくドアを押したり叩いたりしていたら、そこを通りかかった女性が、
みるに見かねて知り合い(教会関係者)を電話で呼び寄せてくれました。
おじさんがカギを持って車で駆けつけてくれた時には、二人とも後光が差して天使に見えた(笑) 
彼は内部を心行くまで案内してくれ、「満足出来た?」と笑って帰って行きました。

とても心温まる良い思い出です。
ですが、冷静に考えると、あまりに南イタリア的な出来事。 時間内なのに閉めて帰ってしまうとか、通りがかり
の人が教会の人を呼び出してくれるとか。。。
ルールというものがユルい(無い?)というのか。 臨機応変と言えばそうなのだけれど??

そして、そんな出来事は、この先々で起こります。 これが南イタリアの旅の醍醐味ではあるのだけれど。
心温まると同時にあきれてしまい、なんだかなーというかんじではあります。



大聖堂前の広場ではサッカー少年達が夢中でボールを蹴っています。 ボールが飛んで来そうでちょっとコワい。
写真を撮るのも命がけ(笑)
そもそもこんな歴史的建造物の壁にボールなんて当てちゃっていいんでしょうか??そういうところも大らか
過ぎる。。。

明るく素朴で陽気な南イタリア人。 カメラを向けるとすかさずポーズを取るあたりもやっぱり南イタリアならでは。
カメラを持ってるだけで「自分を撮ってくれ」と言われる事も^^; 子供だけじゃなくて大人もなんです、特にオジサン(-_-)


イタリア、特に南を旅していると、小さな事にこだわっている自分がだんだん場違いに思えて来て、気づくと
何かから解放されている気がします。 感覚と時間の流れが、忙しい日本での生活とは完璧に違う。

カンベンしてよー、でも仕方ないな^^ と、気づくとすっかりそのペースに染まっているのでした^^;

のびのびと深呼吸しながら青空を見上げ、そのままその空気に溶けてしまいそうな。
本当に必要なもの、大切なものって?幸せって何??などと考えながら、めいっぱい解放されて限りなく自由に漂って
います。



 
 
 

<Bitontoの大聖堂前でサッカーをする子供達> 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


<大聖堂のクリプタ(地下礼拝堂)の床モザイク> 
 
 
 
 
 
 
 



<クリプタの壁画(中世のフレスコ画)> 
 
 
 
 
 
 
 


<大聖堂、大理石の階段の彫刻> 
 
 
 
 
 
 
 


<大理石の説教壇> 
 
 
 
 
 
 
 
 


<大聖堂の天井> 
木に鮮やかな文様が描かれています。









<駆けつけて来て鍵を開けてくれた男性>
とっても親切な方でした♡
 
 
 
 
 
 
 


<大聖堂のバラ窓> 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 








<さすが女の子はポーズも決まってます> 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

<Bitontoの路地。こんな普通の町です。> 
 
 
 
 
 
 
 


<番外編:この人達は別の町(Locorotondo)で撮影
自分達を撮ってくれとせがまれた(笑)