<コートヴェルメイユ (コリウール / ポート・ヴァンドル / バニュルス・シュル・メール)>
<コリウールCollioure、シャトーからの眺め La Vue> |
コートヴェルメイユCôte Vermeille。 画家の好きな場所です。
「紺碧海岸」(コートダジュール)に対し、「緋色海岸」と呼ばれるその海岸線は、スペインに程近いルシヨン、カタローニュ地方
コリウールCollioure辺りからスペイン国境に向かって続きます。
VERMEILLEは、ヴァ―ミリオン(緋色)を意味します。 その名の通り、眩い光が溢れ、青い海に鮮やかな赤と黄色の映える、
スペインの香りのCatalogne(カタルーニャ)地方。 溢れる眩い光と風、コントラストの強い色彩。 その美しさは、マティスや
ドラン等の画家を惹きつけ、そうしてフォーヴィズムはこの地コリウールで生まれました。
ピカソらの画家が滞在したホテル、LES TEMPLIERSのBARには、今も人が集っています。
当時はみな、宿代の代わりに絵を置いて行ったとか。 信じられない話です。
ノートルダム・デザンジュ教会Notre-Dame-des-Angesと鐘楼、その起源は7世紀にまで遡る城Chateau Royalからの眺め、
カラフルな小舟の停泊する小さな港。 パステルカラーの家並、名産のアンチョビ工場。
小道にはレストランやギャラリーが立ち並びます。 アートに馴染みの深いこの小さな町には、何十件ものギャラリーがあるとか。
この地方名産のエスパドリーユやカタルーニャのテキスタイルのお店を回るのも楽しい。 今は日本でも人気のあるストライプ
の布地、L’ETOILE DU SOLEILに初めて出会ったのもここ。 近郊の小さな町で作られています。
この地方はワインも名産。 LANGUEDOC-ROUSSIONの美味しいワイン。
AOC COLLIOUREの赤もなかなか美味。 隣町PORT VENDREポートヴァンドルへ行く途中には、ワインのCAVEもあり、
試飲も楽しめます。
更にスペイン寄りのBANYULS-SUR-MERは、デザートの赤ワイン、バニュルスの生まれ故郷。
干しブドウの味のする濃い甘口ワイン、チョコレートと合う大好きな食後酒です。
コートヴェルメイユ。 バルセロナから北上したり、ペルピニャンから南下したり。何度も訪れています。
いつも夢見ている、戻りたい場所、帰る地方のひとつ。 こんな街でギャラリーを開くのも素敵だなぁ、などと思いながら。
海岸線を南下し、国境の町CERBEREを越えると、そこはスペイン。
コスタ・ブラバCOSTA BRAVAと名前を変え、バルセロナ近くまで続きます。
<チュイールThuir> |
<コリウール、夏祭り la fête de St.Vincent> |
<バニュルス Banyuls sur Mer> |
<バニュルス Banyuls sur Mer> |
<デザートワイン・バニュルス Banyuls のCave酒蔵> |
<SNCF(フランス国鉄)の駅(バニュルス Banyuls sur Mer)> |
<ポート・ヴァンドル Port Vendre> |
<コリウール、丘の上の家並> |
<コリウール、マジョリク焼きの店。 赤と黄色はカタローニュのシンボルカラー> |
<COLLIOURE> |
<コリウールの街並、名産のアンチョビ店もあります> |
<COLLIOURE> |
<カタローニュの小舟> |
<テキスタイルやエスパドリ―ユの店> |