2024-07-14

旅(Voyage)2024 / Umbria- Perugia - 初夏のイタリア・南仏へ (Italy & Southern France)



<ペルージャ Perugia>











ペルージャは中部イタリア、ウンブリア地方の古都。重厚な歴史を感じる魅力的な町です。

外国人大学もある国際都市。イタリアで一番美しいエトルリアの町の古都の一つでもあります。
(エトルリアとはローマ時代の前、紀元前8〜1世紀くらいに中部イタリアに存在した都市国家群。)


丘がそのまま都市になっているような佇まいの街は坂が多く、アルキ(アーチ)のある路地が迷路のようです。
網の目のように無数にある路地には、たくさんのアルキが交錯。 (描くとしたら、キュビズム的なイメージ?)


何十年も前の旅で印象に残っている風景は、階段から水道橋につながる風景と、アルキのある路地の坂道。
階段の風景は、20年くらい前に描きました。絵を始めてしばらくした頃、2枚目の大作(F50)でした。 
その佇まいをもう一度この目で観る為に、ペルージャへ。 













































































エトルリアの城壁に囲まれた街は、中世の建築が林立。

大聖堂やプリオーリ宮&美術館、サン・ベルナルディーノやサン・ピエトロ教会等々、数々の教会をまわり、
ルネサンス美術も堪能しました。 



音楽の祭典「ウンブリア・ジャズ・フェスティバル」、毎年夏はペルージャで開催されます(今年は7月14〜21日)。 
きっと町中が音楽一色に染まる事でしょう✨ 
オルヴィエートでの冬バージョンは数年前に訪問。大聖堂でのゴスペルを含め、素敵な年末年始を過ごしました。


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実際的な情報も少し、写真の後(記事の最後)に記載してあります。
ご興味あれば&必要に応じてご一読下さい。

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<大聖堂広場とマジョーレ噴水>
























<プリオーリ宮>










<プリオーリ宮>









<サン・セヴェーロ教会のラファエロ>





















<サン・ピエトロ教会>
上はカラヴァッジョの小品








<サン・ベルナルディーノ教会>

















国立ウンブリア考古学博物館では、エトルリアの石棺等々が見られます。






































【近郊の町々】 

近郊の素敵な町々へも、バスや鉄道でアクセス出来ます。 
ここを拠点に回るのもオススメ。アッシジをはじめ、グッビオやトーディ、デルータ等々、珠玉の町々が点在します。




【町へのアクセス】

・ローマより 
バス:ローマFCO空港、Tiburtina駅ターミナルより2〜3時間程度(一日4〜5本程度)
鉄道:直通は2時間半程度(一日5〜6本程度)。

・フィレンツェより
バスは少ない。鉄道が便利、直行で約1.5〜2時間(一日4〜5本程度)

・その他、各地からのバス便もあるようです。

(ご利用の際は、必ずご自身で最新の情報をご確認下さい。)

(フランス・イタリア等ヨーロッパの町ではどこでも言える事ですが、 
鉄道駅もバス駅もいくつかある可能性がある為、利用の際には確認が必要。)


P.S.
坂の街なので、大きなスーツケースでの移動は不安だったのですが、結果的に全く問題はありませんでした。
ローマからバスで到着。町の麓にあるバスターミナルから丘の上の旧市街までは、中世の建造物・パオリーナ要塞
の中の長いエスカレーターで簡単にアクセス出来ます。

また、鉄道の場合、町外れの駅と旧市街の間は「ミニメトロ」で3駅、所要時間も10分程度。 
簡単にアクセス出来ます。 
ケーブルカーかモノレール?というようなチャーミングなミニメトロは、数分おきに走っています。





<ミニメトロ>






2024-07-08

徒然なるまま、暑さと制作について。



<夏と、描くことについて>






<南仏コートダジュール・ニースの風景>





東京は毎日暑いですね。

炎天下の中、真っ白なキャンバスがまた20枚以上届きました。。。。

次の展示に向けて、覚悟を決めて自分でオーダーしたのだけれど。いよいよ居住空間を圧迫しています。
なんとかしなければ。





真っ白なキャンバスは単なる物体。
圧迫感もあってちょっと怖いので、何らかの地塗りを施して保管するようにしてます。 

地塗りをしたキャンバスに白の絵の具で輪郭を描き、色を加え始めると、どんどん楽しくなって来るけれど。 
描きたいモチーフにぴったり来る大きさの地塗り済みキャンバスが無いと、一気にテンションが下がります。。。 
まずは地塗りしなければ。



日本での生活は楽しいけれど、常に理性と感性&衝動の鬩ぎ合いです。
旅先だと出来る事は限られるので、逆に冷静にリラックス出来るけれど。 日本にいると、仕事や活動のスイッチを
切るのが難しい。なので、気分転換に外に出る事も多いのです。。 

でも、これだけ暑いと外に出るのも難しいところ。



という事で、暑さをぼやいても仕方ないので、暑さや悪天候は、制作のチャンスと考えるようにしています。前向きに。
出来るだけ涼しくなるように、青い風景を中心に。


次回の個展は9月末、鎌倉「水平線ギャラリー」にて。夏の終わりに地元・鎌倉にて開催します。
(詳細は近日ご紹介します。)

久々の鎌倉での個展。今回のテーマは「海へ」“Le retour à la mer”。

海の近くの風景を中心に、久々に海に戻る気持ちで。地元感満載のゆるーい感じで、楽しくやりたいと考えています。


いつも大好きな鎌倉・湘南。滞在率を増やすべく、鋭意活動しています。
湘南・東京の方々も、その他の皆様も、引き続きよろしくお願いします☺️




こちらのブログは旅の写真を中心に掲載する「写真ブログ」なのですが。思いつくまま不定期に駄文を綴る、
プライベートページにもなっています。。。

よろしければ引き続き、お付き合い下さいませ。







<地塗りの状態>
気ままに楽しく。その時々で全く違います。


































2024-07-05

旅(Voyage)2024 / Roma-Tiburtina - 初夏のイタリア・南仏へ (Italy & Southern France)



<Roma・Tiburtina界隈>






<サン・ロレンツォ・フオーリ・レ・ムーラ聖堂>







2024年5月30日午後、ローマへ着地。

今回は、翌日からのウンブリア地方の旅に向け、バスターミナル近くのティブルティーナTiburtina界隈へ宿泊する事にしました。

南回りのフライトの後、アクセスの良いとは言えないペルージャへ直行するのは体力的にキツイと、急遽決定したもの。

出発前に慌てて探したホテルは、到着してみたら居心地の良いB&Bでした。

観光客のひしめくローマの中心部と違い、日常生活の垣間見られるエリア。大学もある地域で、ゆったりと落ち着ける場所でした。

中心部にもメトロですぐに行ける為、繰り出そうかとも思ったのですが。
せっかくなので、その日はゆっくりとフライトの疲れをとる事にし、近所の散歩のみ。

一つくらいは見所を訪問したいと調べたところ、以前から気になっていた、ローマの五大バジリカの一つである大聖堂が近くに。
思いがけず、訪問が叶いました。
「サン・ロレンツォ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂 Basilica di San Lorenzo fuori le Mura」。
3世紀に殉教した聖ラウレンティウス(ロレンツォ)の墓の上に建設されたのが起源。荘厳なバジリカです。

そしてイタリア最初の夕食は、B&B “Jadore Monic” オススメのトラットリア「ストラーダ・ロマーナ」STRADA ROMANAで。
カチョ・エ・ぺぺとアーチチョークのフリットを。お手頃で美味しい、日常のローマらしいお店です。

こうやって、今回の旅も始まりました。


【参考情報】

ちなみに、イタリア国鉄Tiburtina駅はテルミニと違い、落ち着いた近代的な駅。

たくさんの列車が停まる駅で、空港からも直行出来ます。乗り換えも楽ちん。
イタリア各地へのバスの発着する長距離バスターミナルもあり、地方へ旅立つ人の前泊には最適。

中心部テルミニ駅までメトロでわずか4駅というアクセスの良さと落ち着いた環境は、滞在するエリアとして一つの選択肢と、
個人的には思っています。
徒歩圏内にはメインのモニュメントもショッピング街もなさそうですが。

(テルミニ駅は混雑していて乗り換えも疲れるので、私は出来るだけTiburtinaを使うようにしています。
また、テルミ二駅周辺は雑然としていて落ち着かず、治安も良いとは言えないようなので、宿泊するのも極力避けています。
好みの問題もありますが。)






























<サン・ロレンツォ・フオーリ・レ・ムーラ聖堂>







































































































<この界隈のカフェ。学生っぽい人が多い?>














<長距離バスターミナル>














<朝食は近くのバルで>
B&Bで朝食券をもらうパターン













<宿泊したB&B ”Jadore Monic” の建物のエントランス>
https://www.booking.com/Share-D7ib4h









<旧式のエレベーター>