2015-09-25

旅(Viaggio)・プーリア / 南イタリア(Puglia / Italia)Ⅶ <マンフレドニア Manfredonia>




<マンフレドニア Manredonia>



 



 




バルレッタからフォッジア経由、バスでモンテ・サンタンジェロへ。 途中の乗換地、マンフレドニアで一休みの風景をちょっとだけ(^-^)

青空の下、海沿いの遊歩道と人々の生活感。そして整然とした旧市街の街並が素敵な、超普段着の南イタリア♡






 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


<海岸沿い・魚介類を売るスタンド> 








 

<旧市街・大聖堂はプーリアロマネスク> 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 


 
 
 
 
 
 
 
 
 













 
 
 
 
 
 
 



 

 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

<国鉄の車両、鮮やかな黄色。> 
 
 
 
 
 
 
 
 


<車窓から> 









<街角に立つ地図> 

 







 


 

 







 
 
 
 
 
 
 
 


<アイスクリーム屋のスタンド> 










<バスのチケットはこのバルで買えます。> 










 
 
 
 
 
 
 
 




 

 
 
 
 
 
 
 


2015-09-18

旅(Viaggio)・プーリア / 南イタリア(Puglia / Italia)Ⅵ <モンテ・サンタンジェロ Monte Sant’Angelo>


 

 

 <モンテ・サンタンジェロ Monte Sant’Angelo>











ガルガーノ地方。 豊かな自然と美味しい海の幸で名高い風光明媚なところ。 アドリア海に突き出たガルガーノ半島は、
海に囲まれた山岳地帯です。

その山頂にある聖地、モンテ・サンタンジェロ。 このあまりに美しい白い巡礼地を一目みたいと、バルレッタからの日帰り
を決意。 片道2時間以上かけて。


モンテ・サンタンジェロは、カトリック世界でも名高い聖地の一つであり、大天使聖ミカエル(サン・ミケーレSan Michele)
が祀られています。この地に大天使ミカエルが出現したと伝えられており、古くからの巡礼地となっています。 聖ミカエル
信仰は、中世の早い時期に、ヨーロッパ中に広く浸透しました(フランスのモン・サン・ミッシェルも同様。)。

この聖地は自然の洞窟を利用して創り出され、信仰の原初的な形態を思わせる聖なる場所。 15世紀の城とその周りの
家並も魅力的な、神秘的で人里離れた巡礼地。 「ロンゴバルド族権勢の足跡(6-8世紀)を構成する物件」の一つとして、
2011年に世界遺産にも登録されています。


まずはBarlettaからFS(国鉄)で30分の都会、Foggiaへ。 そこからバスに乗り換えます。 直通は少ないので、海沿いの町
Manfredonia経由で行く事にしました。 せっかくなら経由地も楽しみましょう♪という事で。

Manfredoniaまで約1時間。 ここで往復とも時間をつぶします。  ここの旧市街も美しい建物の並ぶ素敵なところ。
海辺の長閑な町、市場や教会、そして遊歩道。

乗り換えたバスはManfredoniaを後にし、背後に美しいガルガーノ湾を観ながらどんどん山を登って行きます。
そうして上ること30分。 到着した山頂のモンテ・サンタンジェロMonte Sant’Angeloの町は、真っ白な美しい町。
バスを降り、更に上って、目的の聖所へ。

この聖所の起源は5世紀末に溯ります。 その後、様々な時代に「聖なるグロッタ(洞窟)Grotta」のまわりに空間を拡張し、
複雑に入り組んだ複合的建築となり、現在の姿へ。

 聖所には、メインストリートの一番高い入口から入ります。 86段の大階段を地中深く下がり、中庭を通り、聖なるグロッタ
の空間へ。 天然の岩場の中のこの洞窟は、その独特の空間が自然の神秘的な力を感じさせます。 ここで奇跡が何回も
起こったという言い伝えもあり。 奥にある祭壇では、大理石の"Michele"の像を観ることができます。
小さいけれどとても美しい像。

洞窟には大勢の巡礼者が集まり、祈りを捧げていました。 神秘的な空間。 観光客はその隅っこでそーっと見学。

聖所を出てさらに行くと城があり、ここからは切妻屋根が連なる独特な家並が見渡せます。
青空に白い壁が眩しい家並、坂や階段の多い街、山頂から見渡すガルガーノの自然、海。 そして、聖所や街に点在する
St.Micheleの像。 まさに「聖天使の山」の名前の通り。

入り組んだ真っ白な街には、お土産物屋なども並んでいて、なかなか楽しい散策も出来ます。 私は名物のお菓子、
「オスティア・リピエーナ」を買い食い^^; (聖体のような平たいおせんべい最中のような生地にロースト・アーモンド
の飴がけを挟んだもの)

こんな場所でしばらく過ごせたら良いな。

と、後ろ髪をひかれながら、再びバスに乗り、眼下にアドリア海をみながら、Manfredoniaに向かって山を下りて行った
のでした。














 
 








 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

<聖ミケーレの聖所> 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

<聖所の入口> 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

<グロッタへ降りる階段> 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

<聖なるグロッタ(洞窟)> 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

<モンテ・サンタンジェロ城> 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 

 
 
 
 
 

 














 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 










 
 
 
 
 
 
 
 












 







2015-09-11

旅(Viaggio)・プーリア / 南イタリア(Puglia / Italia)Ⅴ<トラーニ Trani>


  
 

<トラーニ TRANI>

 







Trani。  バルレッタの隣町、列車で10分程度。
アドリア海に面する由緒ある町トラーニは、中世にはアドリア海の南部交易の拠点として栄えた町の一つです。

この町の見どころは何と言ってもプーリア・ロマネスクの大聖堂。  海辺に建ち、海に突き出たような景観を持つ
美しい教会。
その姿を一目だけでも見ようと、ここまで来ました。  夕暮れ時、ピンクがかった白い石の聖堂が、夕陽に照らされて
黄金色に染まる時間。 アドリア海を背にそびえる、海と一体になったその姿は圧巻。

11-12世紀建造。 上下二層の教会が重なったかたちで建てられています。
訪れた時はちょうど結婚式が終わったところで、華やかで幸せそうな姿と教会内部を同時に楽しめました。

周りではみんな、釣りをしたり散策したり、のんびり過ごしています。 潮風の心地よい、黄金色の夕方。
無理をしてでも来て良かった。

旧港を隔てて反対側からも大聖堂を眺めたかったのですが、日没&力尽きて断念。 残念。

日が暮れて来ると、旧港のカフェや広場が賑わい始め、南イタリアの夜の始まり。 とっても楽しげ。ここは宿泊して
のんびりしても良い雰囲気。  とても気持の良い場所。いつかまた訪れたいものです。

Bariの近郊、北プーリアには、珠玉の旧市街や聖堂をいただく、文明的で生活感あふれる普通の町々が点在します。
人々はそこでも、明るく、現代的に、そして人懐こく暮らしています。