2021-01-29

旅(Voyage)・ モロッコ(Maroc)ⅩⅢ / カサブランカ Ⅰ(Casablanca Ⅰ)



<Casablanca カサブランカ>








<ハッサン二世モスク>






エル・ジャディーダから車で1時間。いよいよこの旅の終点、モロッコ最大の都市、カサブランカへ。
モロッコの商業の中心であり、高級ビーチリゾートもある、色鮮やかな国際都市です。


その歴史は紀元前10世紀にも遡りますが、様々な時代を経て16世紀にポルトガル人に再建され、
「カサブランカ」という名前になったとの事。 
その後はモロッコ王国としてヨーロッパ列強との関係を続け、20世紀にフランスの保護領となります。
第二次大戦後、モロッコはフランスから独立、その後カサブランカはモロッコ最大の都市として繁栄し、
世界各国から観光客が訪れる街となりました。


ハンフリー・ボガードとイングリッド・バーグマンの主演映画『カサブランカ』(1942年アメリカ)は不朽の名作。
第二次大戦のドイツ占領下でのフランス保護領という設定です。ロケは全てアメリカでされたそうですが、
街には舞台となった店を模した「Rick’s Cafe」があります。


カサブランカ最大の観光スポット、ハッサン2世モスクは、1986~94年にかけて建造された巨大なモスク。
全土から数多くの職人を集めて建設。


大西洋に面した湾岸都市。高いビルが建ち並ぶ大都会でありながら、旧市街「メディナ」には昔ながらの
暮らしが息づき、食料や金銀、香辛料などが並ぶ市場「スーク」も散策すると楽しいです。

そんなカサブランカの写真を、少しずつアップして行きます。


モロッコきっての国際都市、カサブランカ。 それでもやはり、そこはヨーロッパではなく、アフリカでした。 

活気に満ちたスークやマルシェ、商店や食堂の呼び込み等々、油断が出来ない雰囲気。

フランス植民地時代の名残を残すハッバース街は、買い物も楽しい地区と聞いて行ったけれど。
市の中心から離れていて公共交通機関も無く。タクシーで行きましたが、運転も勧誘も強引で怖かったし、
帰りのタクシーも全く捕まらず。

日は暮れて来るし、ちゃんとした地図も入手出来ずどこにいるのかわからないし。かなり真剣に焦りました。

「アフリカを甘く見るな」とは、アフリカ駐在だった友人から言われた言葉。それを身に染みて感じる経験。

最後まで気を引き締めつつ、初めてのモロッコをそーっと体験した旅でした。 

それを活かして、本当はすぐに再訪するつもりでしたが、いつの日になる事か。今度こそジブラルタル海峡を
渡るつもりだったのだけれど。

次回行く時には、もっと上手く旅も出来るに違いないと信じて、旅を続けて行きます。 









<ハッサン二世モスクの塔>

















































<Rick’s Cafe>




































































<カトリック教会、ノートルダム寺院>
イスラム建築の中で目を引く白亜の教会 




































<メディナにて>





































<ハッブース街界隈>



















<中央市場内部>










<やっぱり猫だらけ>























<鉄道駅(カサ・ポール駅)>
近代的で、なかなかカッコイイ駅です。