<アヴィニョン Avignon>
<教皇庁宮殿> 隣町、ヴィルヌーヴ・レ・ザヴィニヨンからの景観 |
次の目的地は、Avignonアヴィニヨン。 14世紀にはローマ教皇庁が置かれ繁栄を極めた、城壁に囲まれた街。
巨大な教皇庁宮殿は、今も歴史を彷彿とさせます。 大司教館は現在「プティ・パレ美術館」となり、中世当時の絵画
(フラ・アンジェリコやボッティチェリ、アヴィニョン派等々)を観る事が出来ます。 小さいながら見応えあり。
教皇庁のそばのノートルダム・デ・ドン大聖堂は、12世紀建造のロマネスク様式。
<教皇庁宮殿> |
ローヌ川沿い、宮殿裏の岩壁Rocher des domsは、見晴らしの良い公園となっています。
川に架かるサン・ベネゼ橋は、童謡「アヴィニョンの橋の上で」で有名。 「輪になって踊ろう」と歌われる橋の上は、
実際には輪になって踊れるほど広くも安全でもなく。 しかも、度重なるローヌ川の氾濫で何度も崩壊し、17世紀に
とうとう修復を断念した為、今は川半ばで途絶えています。。。
<サン・ベネゼ橋> |
<サン・ベネゼ橋はローヌ川の半ばで途切れています> |
<橋の上> |
駅から城門をくぐって教皇庁宮殿Palais des Papesまで続くレピュブリック通りは目抜き通り。 教皇庁の手前、時計台
広場にはカフェ・レストランのテラスが並びます。
前回訪れた時には、教皇庁宮殿で「プリミティヴ・パッションPRIMITIVE PASSON」というアート展をやっていたのを
覚えています。 そのタイトルを噛みしめながら「絵・アートは人間の本質の部分・原点から出る原始的なパッション
なんだなー」と、つくづく思ったのでした。 ちょうど絵の世界にはまり始めた頃。
<レピュブリック通り> |
ソルグ川の運河沿いにのびる石畳のタンテュリエ通りrue des teinturiersの散策も楽しみ。 風情あるこの界隈では、
17-19世紀にはプロヴァンス・プリント生地の生産が行われていました。 水車と共に個性的なカフェなども点在する
お洒落な雰囲気。 アーティストが集う場所とのこと、確かに。
このアヴィニョン歴史地区は世界遺産にも登録されています。 芸術面でも名高く、夏の演劇祭は、半世紀以上も続く
世界的な催し。 旧市街そのものが文化遺産のような、活気ある楽しい街です。
<タンチュリエ通り界隈> |
<タンチュリエ通り界隈・ソルグ川の水車> |
<プティ・パレ美術館> |
<マルシェの出店。絵も売っています。> |