<時間展@カロカロハウス>
「時間」というと、やっぱり時計を思い浮かべます。
ヨーロッパの街角で必ず見かける古い時計。
大好きです。 文字盤やフォルムが特に気になります。
市庁舎や塔、駅舎、又は時計台として存在していたり。(たまに日時計だったりもしますが。)
ちゃんと動いている事もあるけれど、正確でなかったり全然違う時間を指していたり。
時には止まったままだったり。(いつから止まっているんでしょう?)
かつては人々はそれで時刻を知りました。 生活に必要だったもの。
その頃って、今より時間がゆっくり流れていたんだろうな。
各々が自分の時計を持つようになり、世の中には時計が溢れかえり、そして今では携帯電話も普及して、
時刻はいつでもどこでもわかるようになり。
そして、人々はそれに追われながら動くようになりました。
でも、古い時計は昔のままそこに存在し、人々の生活を見下ろしています。
正確でなくても、たとえ止まっていても、長い年月そこに存在し、人々の時を見つめています。
現代の忙しく動く「時間」と、悠久に刻まれ続ける「時」、どちらも「時間」の概念。
そして、街角の時計はそれを象徴している気がします。
動いてこそ機能するものでありながら、止まっていても「時間」を想わせる不思議な機械。
私は古い時計のある街の風景が大好きです。 今回は、そんな風景を切り取って作品にしてみました。
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写真はヨーロッパの街角の時計達、今回の制作のイメージに使ったものが中心。 (「時間展」の出展作品は
写真ではありません。)
油絵でもまた描きたいモチーフです。 大好きな「時計」モチーフは、インスピレーションが尽きません。
<北イタリア ・ ブレーシャBRESCIA> |
<ブレーシャBRESCIA> |
<ヴェネツィアVENEZIA、サン・ジャコメットSan Giacometto教会> ヴェネツィア本島最古の教会のひとつ。好きな風景です。 教会のファサードに大きな時計があるのは珍しいですが、 目の前が市場の為、ビジネス上のニーズから設置されたらしいです。 |
<ヴェネツィアVENEZIA・サンマルコ広場> ヴェネツィアの象徴の獅子像 |
<中部イタリア・オルビエートORVIETO> |
<南仏エクス・アン・プロヴァンスAix-en-Provence> |
<南仏・ソスペルSOSPELの日時計> ニースからローカル線(TENDE線)で北上した山中の街 |