2013-05-30

展示情報 / EXHIBITION (m-act美術展・目黒)



<m-act展 @目黒区美術館区民ギャラリー>



6月に、目黒区美術館・区民ギャラリーにて展示します。

仲間とのユニット「m-act」で毎年開催するグループ展です。 昨年までは世田谷美術館でしたが、今年は趣向を変えて目黒区美術館にて開催。

14人のアーティストが、それぞれの独自の世界を繰り広げます。
共通テーマで制作した作品やコラボも展示。 メンバーのうち数人は、冬のお祭り企画「フラスコ展」も一緒にやっているアーティストです。

私は今回、かなり広いスペースを使わせていただく事となりました。
10mほどの壁面に、20点以上の油絵その他の作品を展示する予定です。 グループ展でありながら、個展と同様の規模となります。


お時間がおありでしたらぜひお立ち寄りください。よろしくお願いします。
夏のm-act展は、冬のフラスコ展とはまた一味違います。 皆様のお越しをお待ちしております。

m-act美術展 @目黒区美術館区民ギャラリーA
http://mmat.jp/public/exhibition/
6月11(火)~16日(日)12~18時(初日は12時~、最終日16時まで)
目黒駅より徒歩10分・バス約5分、中目黒・渋谷からもバスあり(HPご参照)


以下のDMは、仲間が描いたイラストです。(By Naoko Hirata)
メンバー各々の作品をイメージして制作。 m-actのDMを担当する彼女のハガキは毎回ご好評いただいています。 これ自体がひとつの作品!
ユーモアとウィットに富んでいて、可愛くて大好き♡




 






 

<Exposition “m-act” @Musée des Beaux-Arts de Meguro>


Je vais participer à l’exposition “m-act” au mois du juin, à Musée des Beaux-Arts de Meguro (galerie publique).

C’est l’exposition annuelle de notre groupe “m-act”. Cet année nous allons l’organiser à Meguro, au lieu de Setagaya.


14 artistes exposeront ses oeuvres originelles qui expriment le monde de soi-meme.
(Quelques membres toujours participent à l’expo à Kagurazaka/Frasco).
Nous allons aussi montrer des pièces sur la base du theme commun., et aussi les collaborations.


Quant à moi, je vais exposer plus de 20 peintures/creations en l’espace très grand, comme une exposition personnelle,

grâce au membres.
J’espére que des spectateurs peuvent passer le temps agréable, en appréciant nos creations. Nous attendons vos visites.


“m-act Exposition” à "Musée des Beaux-Arts de Meguro , Galerie publique A"

http://mmat.jp/about/index.html
11 juin (Ma)-16 juin (Di) , 2013 10:00-18:00 (le 11 juin depuis 12:00, le 16 jusqu’a 16:00)
(de la gare de Meguro, 10 minutes à pied. Renseignement à la page HP)



Cette carte a été illustrée par une amie-artiste et participant (Naoko HIRATA).  Elle l’a fait d’aprés des

styles de la creation de chacun.
Elle est toujours chargé des affiches et cartes de notre groupe “m-act”, et ses travails sont très bien appréciés.

C’est déjà une pièce d’art !



 



<Exhibition “m-act” @Meguro Museum of Art / Public gallery>

 

I will participate in the exhibition “m-act” in June, at Meguro Museum of Art.

 (It is an exhibition in a group “m-act”, which I organize with my friends-artists every year. Until last year, we gave it
at Setagaya Museum, but this year we’ve changed its place to Meguro.)

14 artists will express their own worlds and visions by various creations. Some of them are always joining the exhibition at “FRASCO/Kagurazaka”.
Also this time, we are making some works on a common theme, and also some collaborations.
As for my part, I will exhibit more than 20 paintings/works in a very large space this time (just like a personal exhibition),
thanks to the members.
Please come to appreciate our works. We are awaiting your visit !


“m-act Exhibition” at "Meguro Museum of Art, Public Gallery A"
http://mmat.jp/about/index.html
Jun.11(Tue)-16(Sun), 2013 10:00-18:00 (Jun.11 from 12:00, Jun.16 until 16:00)


This postcard is designed and illustrated by a member who is always in charge of DMs of “m-act” (Naoko Hirata).
This time she represented the styles of works of each participant.
Every time her postcard is charming and very much appreciated. This is an art piece itself !


 


 
 
 
 

2013-05-25

神楽坂、 アンスティテュ・フランセ / L'INSTITUT FRANÇAIS (KAGURAZAKA)




<アンスティテュ・フランセ(日仏学院)/ L’INSTITUT FRANÇAIS>









ランスティテュ・フランセ、飯田橋。 日本の中のフランス。 

天気の良い日の、神楽坂ランチ後の私のお散歩コース。
ほっこりと一人で寛ぎたい時、日常のフランスやアートに浸りたい時、ボーっとしたい時、等々。 いつも行きます。
たまに講義も聞いたり、イベントに参加したりも。

長い年月の間、ずっと通っている場所。 いろいろな想い出があちこちにしみ込んでいます。


ロビーでカフェを楽しみながらフランスのTV(TV5 MONDE)を見たり、書店や図書室をブラブラしたり。 アートの展示を鑑賞したり。
掲示板を見たり、フランス映画やイベントのチラシが無数にある中から、面白そうなものを掘り出してみたり。

授業が無い時には、フランスのアーティストが教室に描いた絵を楽しんだり。 「教室の中のアート Art en Cours」。
庭とレストランは、のんびりと気持ち良い空間。


この日は レストランはお休みでした。 誰もいないテラス。 風が気持ちいい。

薔薇の花と、壁を覆う蔦の葉。
静かに広がる空間。 午後の光の中で緑が映える風景。 金属のテーブルや椅子、パラソルの台。 ウッドデッキに映る影。
全てが妙にアーティスティックにみえます。 まるでアンティークのオブジェのインスタレーションのよう。
ゆったりとした幸せな時間。 

神楽坂、飯田橋界隈は、生活にアートがしみ込んでいます。いろいろなものに刺激を受け、写真を撮りまくった一日。

「教室の中のアート」
http://www.institut.jp/ja/institut-virtuel/artencours

レストラン「ラ・ブラッスリー」La Brasserie de l’Institut
http://www.institutfrancais.jp/tokyo/services/brasserie/





 



















 
 
 
 
 
 
 
 


























  






















 
 
 
 

 
 
































 
 
 
 
 
 




















2013-05-21

展示情報 / EXHIBITION (FRENCH-DINING)



<展覧会 @フレンチ・ダイニング / EXPOSITION “Vers le sud” (@French-Dining)




フレンチダイニングでの展示の様子です。

Ce sont des photos de mon exposition à French-Dining.




 


 


とても気持ちの良い季節になって来ました。

お天気の良い日には、窓も半分開き、ちょっとオープンカフェっぽくなる素敵なシーズン。
Il faut profiter !(この季節を満喫しなくっちゃ!)とはスタッフのOlivierの言葉。

パリ祭の日、714日までを予定しています。引き続きよろしくお願いします。

 
La saison très agréable maintenant, et on peut sentir le vent et lumière en buvant un verre du vin blanc.
Il faut profiter cette saison!
L’exposition continuera jusqu’au 14 juillet. Nous attendons vos visites !



 
 
 
 
 
 




 


<フレンチ・ダイニング外観、大久保通りから。>




 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

<天気の良い日は窓を開放。
気持良い風が入ります。>
  
 






 
<田舎風パテ>








<特別メニュー、
仔羊のローストも美味>

 



 
 
 
 
 
 
 

2013-05-16

作品 / WORKS 「南へ。」



<展覧会ポスター (フレンチダイニング) /

L'AFFICHE DE L'EXPOSITION @FRENCH-DINING>



フレンチ・ダイニング用にもう一枚作成したポスターです。

南へ向かう気持ち満載の、光と空気、風が感じられる作品のシリーズ。 レストランに展示してあります。

レッド・ブルー:チンクェテッレ(イタリア・リヴィエラ)
イエロー: アルゲーロ(イタリア・サルデーニャ)
グリーン: カルヴィ(コルシカ・フランス)







C'est l'autre affiche pour l'exposition à French-Dining.  Ces oeuvres peuvent faire sentir la lumière, l'air et le vent qui tentent vers le sud. 

Rouge / Bleu : Cinqueterre (Riviere, Italie)
Jaune : Alghero (Sardegne, Italie)
Vert  : Calvi (la Corse, France)



This is the other poster for my exhibition at French-Dining.  These works, with full of light and color of the Mediterranean Sea, are exhibited now.  

Red / Blue : Cinqueterre (Riviera, Italy)
Yellow : Alghero (Sardegna, Italy)
Green :  Calvi (la Corse, France)





2013-05-15

旅(TRAVEL)・スロヴェニア(Slovenia) ・コーペル(KOPER)


<コーペル KOPER>




 
 
 
 
 


ロヴィニRovinjから朝に一本しかないバスに無事乗り込み、イタリア・トリエステへ。

数日前にいた街なのに、クロアチア滞在の後だとどこか違って見えました。

トリエステからも、次の目的地・スロヴェニアのPiranまでの直通バスは少ないので、途中のコーペルKoperで乗り換え。
Koperには鉄道駅があり、バスターミナルはその隣。大きな町のようです。

ところが。 荷物を預けて街をちょっと観光しようとしたところ、「地球の歩き方」が見つからず(紛失!?)。

急遽この街に立ち寄る事にしたので全然調べていなくて、地図はおろか、街がどこにあるのか何があるのかも全くわからず。。。
ちょっと心細い状態。
仕方ない、まあ歩いてみるか。と街と思われる方向へ10分程度。
道行く人に聞きながら何とか旧市街へ辿り着き。 書店に飛び込み、簡単な地図をもらって観光案内所の場所を教えてもらい一安心。
ここは英語よりイタリア語の方が通じます。

もらったパンフレットを参考に、無事に街を散策すること1時間。 気づくといつの間にかすっかり心細さも消え。
広場のカフェでスロヴェニアビール「LASKO」を飲みながら、建築と雰囲気を満喫して寛いでいたのでした。

ヴェネツィア様式の壮麗な建築物に囲まれたティトフ広場Titov trgは、人々がのどかに集う普段着の広場。

それにしても、ガイドブックも予備知識もなく街に流れ着き、自分の感覚で手探りで街を探し当てていくという楽しみを
偶然久しぶりに味わいました。

情報の溢れている今、DESTINATION(行く先)を見つけるのは以前よりずっと簡単になりましたが、あまりに予習し過ぎると
行く前にわかってしまい、新鮮な発見よりも「情報の確認」作業になってしまう事もあり。
時々こんなアクシデントがあると、やっぱりワクワクして別の楽しみもあります。 たまにこんなサプライズ入ると良いのかも。




KOPERはスロヴェニア唯一の貿易港で、海に面しています。 あまり「港町」という印象ではないですが。
旧市街全体が良い雰囲気で歩いて回れる感じ。

古代ギリシャからの歴史を持ち、ヴェネツィア共和国を経てオーストリア帝国の支配下としてトリエステの一部に。
ヴェネツイア様式の建築が多く、シンボルのライオンも見かけます。 町並はイタリア風建築にパステルカラーの要素を加えた感じ。
イタリア語もよく使われます。 かつてはイタリア系住人が多数でしたが、第二次大戦でユーゴスラヴィアとなってからは、
スロヴェニア人が多数派となったそうです。
クロアチア・スロヴェニアでは、チェコと同じようにビールもよく飲まれます。 ピルスナータイプ。 やはり中欧文化圏?

スロヴェニアの通貨はユーロ。 2004年にEUに加盟。 「慣れた場所に戻って来た」感がありました。







<独特の装飾を施した噴水> 










<生活感のある旧市街> 
 
 
 
 
 


<Titov広場。聖母被昇天大聖堂の鐘楼。> 
 
 
 
 
 
 

<旧市街の家並> 
 
 
 
 
 
 
 


<ロッジア。15世紀のヴェネツィア・ゴシック様式。
現在は一階はカフェになっています。> 










<港に向かう道> 




 
 
 




<ヴェネツィアのライオン>




 
 
 

<港の横にある、時代を感じさせる屋根付の市場(?)。
魚市場とかに使われる模様。>

  
 
 
 

<市場横の水道。ここにもライオンが>

 
 
 
 



 
 


<市場の建築の横にある広場> 



 
 
 
 
 



<Titov trgティトフ広場へ向かう道。正面はロッジア。> 











<ティトフ広場。執政官の宮殿。> 
 
  
 
 
 
 
 



<旧市街の広場> 


 










<ビールを飲みながら寛ぐ人々をあちこちで見かけました。> 











<旧市街の家並> 
 
 
 
 
 
  
 

 

<執政官の宮殿の下はアーケードの道になっています。
正面はTitov広場。> 
 








<SLOVENIAビールの看板(LASKO)> 







 

<SLOVENIAビールの看板(UNION)> 






2013-05-10

徒然なるままに / Vers le sud 南へ。



<南へ。 /  l’heriotropisme (Vers le sud)>




<シチリア・エリチェ、山頂の街。 ノルマン城塞からの眺望>
Erice, Sicilia.


なぜ、人は南へ向かうのでしょう?


南へ向かう習性の事を、フランス語で「レリオトロピスム l'heriotropisme」と言う人もいます。

フランス語の先生が以前教えてくれました。 哲学的な彼なりの解釈かも知れないけど。

本来の意味は「向日性」。 植物が太陽の方を向く習性。 向日葵とか。

フランス人は、夏のバカンスになると一斉に南へ向かって移動します、地中海方面へ。 民族大移動です。
彼はその説明にその言葉を使ったのですが。


南欧はヨーロッパ人の憧れ。 今も昔も。
ゲーテのイタリア紀行 "Italianische Reise"。 「君よ知るや南の国」。 渋澤龍彦もシチリアへ。
画家はみんな光と色彩を求めて地中海へ。 ゴッホやマチス、ドラン、ニコラ・ド・スタール等々。
そうしてフォーヴィズムはスペイン国境に程近い港町コリウールで生まれました。

みんな南へ向かいました。 とても印象的です。


以前読んだ小説の中に、「なぜ人は、悲しい事があると北へ向うのかしら」というフレーズがあり。
その作中人物たちは、何故か北へ向かったんですね、北海道とか。

そこで考えました、人はどこへ向かうのか。
それはきっと、夫々の精神と魂、そして、その時々の気持ちによるものなのでしょう。


なーんて、思いつくままのちょっとした戯言、言葉遊びの一種のようなものですが。


私は、気づくといつも南を目指しています。 どんなに悲しくても、幸せでも、どんな時でも。




今回のフレンチ・ダイニングの展示のタイトルも「VERS LE SUD 南へ」にしました。
でも、これには別に深い意味はありません。 ただ単に、自分の中で「南へ向かいたい」という欲求が
どんどん強くなって来る、気持ち良い季節なので。
そして、私の「南」とは、基本的に南欧、地中海方面です。 それと湘南かな、今のところ。

と書いていて、視点の基準がフランスになっている事に気づきました。 あれ?





 

<コルシカ、カルヴィの城塞とハーバー(フランス)>
Calvi, la Corse  






 

<コルシカ、カルヴィの港にて(フランス)>
Calvi, la Corse 









<シチリア、シクリ(イタリア)。大好きなバロックの街。>
Scicli, Sicilia
  








<シチリア、シラクーザ/ Siracusa, Sicilia>





< l’heriotropisme (Vers le sud)>





Pourquoi on se dirige ver le sud ?

D’après un professeur de français, on peut appeler ce tendance “l’heriotropisme”.
(Peut-etre c’est sa interpretation personnelle et philosophique.)
Le sens authentique est “le tendance des plants de se tourner vers le soleil”, comme les tournesols.

Dès que la saison des vacances commence après le 14 juillet, la majorité des français se déplace vers le sud, vers la Meditérrannée.
 (On dit ce phenomene aussi “Les Grandes Invasions”…?)

Le Sud de l’Europe est la distination des rêves des nord européens. Ils aspirent le Sud de l’Europe dans le passé et aussi aujourd’hui.

“Italianische Reise (un voyage en Italie)” ou bien "Kennst du das Land, wo die Zitronen blühn (Connais-tu le Pays?)" de Goethe.

Tatsuhiko SHIBUSAWA a adoré l’Italie et a visité Sicile aussi.

Beaucoup des Artistes et des peintres sont allés rester à la côte Méditerrannée pour chercher la lumière et des couleurs.
Van Gogh, Matisse, Derain, Nicolas de Stael etc. Ensuite, le fauvisme est née à Collioure, un petit cité portuaire près de la frontière de l’Espagne.

Tous sont allés vers le Sud, c’est très impressionant.


Dans un roman japonais j’ai trouvé une phrase : “Pourquoi on se dirige vers le nord quand on est triste ?”
Les heros/heroines dans ce oeuvre progressent vers le nord, Hokkaido par example.

En le lisant, je me suis interrogée ver quelle direction on se dirige.
C’est peut-être d’après d l’esprit, l’âme et les sentiments de chaque moment de chacun. 
Je me dirige toujours vers le sud, inconsciemment.
Toujours, quand je suis triste ou heureuse, dans n’import quelle moment.



J’ai nommé mon exposition “Vers le sud” cette fois.
Mais, ça n’a aucun sens profond. Tout simplement, c’est la saison très agreable, ou mon envie vers le sud se renforce de plus en plus.
Puis, mon “Sud” signifie “le sud de l’Europe” ou la Méditerrrannée (en plus, un peu de Shonan) .